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2006年10月25日

プロテルとアルティウム

アンビルコンサルティングではWeb サイトのアクセス解析により、ブランドの浸透の具合や市場の動向を調査しています。

最近の検索エンジンからのアクセス件数をキーワードごとに数えてみると、依然として " Protel" "プロテル"でのアクセスが多いものの、"Altium" "アルティウム"でのアクセスが増えてきており、少しずつ新しいブランドが浸透してきていることがわかります。しかしその一方、"プロテルとアルティウムの関係"というようなフレーズでのアクセスもあり、いまひとつ Aitium /アルティウムと Protel /プロテルとの関係の周知が不充分な様子がうかがえます。

・ ユーザが検索エンジンに打ち込んだフレーズ。プロテルとアルティウムの関係が知りたい?
altium_protel2.JPG
そこで今日は、この Aitium /アルティウムと Protel /プロテルの関係を Q & A 形式でおさらいしてみることにします。

Q1. Protel(プロテル)は Altium (アルティウム)という会社に買収されたのですか?
A1. Altium Limted は Protel International から社名変更されたものですので、
   Protel が Altium に買収されたわけではありません。

Q2. 以前 P-CAD を買ったとき開発元は Altium という名前でしたが、
   この Altium と同じ会社ですか?
A2. 以前 P-CAD は IBM の電子系CADを販売する Altium という子会社で
   販売されていました。しかしこの Altium 社は Protel が P-CAD を買収する前に
   消滅していますので、現在のAltium と名前は同じですが組織的には
   全く別の会社です。
  
Q3. なぜ社名が Altium に変更されたのですか?
A3. 企業買収により製品ラインナップが増えて、従来のProtel の名前では
   矛盾が生じてきたからです。
   例えば、P-CAD は Protel の最大の競争相手でした。しかしアクセル社の買収後は
   Protel の製品ラインナップに加えられ、Protel の P-CAD ということになってしまい
   大きな違和感が生まれました。
   そこでこのような矛盾を回避するために、社名が Altium に変更されました。

Q4. 今でも Protel を手に入れることができますか?
A4. 今では、社名だけでなく製品名にも Protel は使われておらず
   製品ラインナップは Altium Designer という名前に変更されています。
   このため Protel という名前の製品を手に入れることはできませんが、
   Altium Desigbner をご購入いただくことによりアップデートされた
   Protel の機能をご利用いただくことができます。

Q5. 古いProtel を使っていますが新しいものにバージョンアップすることはできますか?
A5. 現在のところ、Protel 2004、Protel DXP、Protel 99 SE については
   アップグレードが可能です。
   http://altium.store-web.net/altium_designer_6upgrade.html
   これらよりも古い Protel 98、Protel Ver.3/2/1 のユーザ様については、
   アップグレードはできませんがレガシーカスタマーとして優待割引が可能です。
   http://www.altium.co.jp/Community/LegacyCustomers/

上記 Q & A は代理店として入手した限られた情報に基づいて作成されています。また独自の解釈が含まれている場合があります。このため、より正確で詳細な情報が必要な場合には、アルティウム ジャパンにお問い合わせいただくようお願いいたします。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

アルティウムと近江商人

アンビルコンサルティングは滋賀県東近江市でアルティウム専門店を営んでおります。

「なんで滋賀県やねん?」というところはさておき、今日はかつてわが滋賀県が輩出した、近江商人の経営理念を取り上げてみたいと思います。

近江商人が語られる時しばしば「三方良し」という理念が紹介されます。この「三方良し」は「売り手良し、買い手良し、世間良し」ということであり、商売は売り手が儲かり、買い手が喜び、社会に貢献するものでなくてはならないということです。

これは皆が幸せになれるような取引をしなくてはならない、ということですので異論を唱える人はいないと思います。しかし当たり前すぎてこの理念の本質を会得するのはなかなか難しいことなのではないかと思います。

そこで、あるひとつのビデオを紹介させていただきたいと思います。有名なものですのですでにご存知かもしれませんが「てんびんの詩http://www.tenbinnouta.co.jp/ というビデオで、巧みなストーリーを通じて近江商人の理念が熱く語られています。

まずこのビデオの第1部「原点編」をご覧になることをお奨めします。このビデオはトイレ掃除で有名なイエローハットの鍵山秀三郎さんが教育ビデオとして製作されたもので、メッセージ性を抜きにしても見ごたえのある名作だと思います。ただ、ちょっと時代がかっていますので単なる昔話として素通りさせてしまわないように注意することが必要です。ちなみにこのお話は、弊社アンビルコンサルティングのすぐ近くの東近江市五個荘町の商家が舞台になっており、時々見覚えのある風景が出てきますので特別な思い入れもあります。

そこで話をアルティウムに移します。

アルティウムでは Your success is our success というフレーズを使っています。これは「あなた方の成功は私たちの成功」ということすので、近江商人の「三方良し」の理念に通じるものではないかと思います。そして一つ付け加えて、「あなた方の成功は私たちの成功そしてそれは社会への貢献」とすれば「三方良し」の理念と完全に一致します。

おそらくこのことの重要性は万国共通で、どこの国でもこれを忘れて事業を成功させることはできないでしょう。

アルティウムはいま、Altium Designer 6 によってアクセル全開の状態です。しかこの成功をより強固にするために私たちは、いま一度「三方良し」の理念に立ち返ることが必要なのではないかと考えています。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

2006年10月12日

既存データの再利用

Altium Designer では PADS などの他機種の CAD データを読み込むことができますがその範囲は限られており、国内で多用されている国産 CAD システムの CAD データの読み込みはできません。

しかし、CAD データが読み込めなくても、DXF やガーバー(Gerber)を介してデータを読込んで再利用することができます。

ただし、DXF やガーバーは電気的な属性を持たないグラフィカルデータですので、これらを再利用する場合には手作業を加える必要や、多くの制限があることを知っておかなくてはなりません。特に DXF データは機械系CAD用のフォーマットですので PCB オブジェクトと完全な相関を得ることができません。例えば配線パターンがポリライン(PCBのベタに相当)で表現されていたりします。このためデータをそのまま使用することは困難ですので、DXF データについては再設計のためのテンプレートとしての利用に留めるのが無難です。

一方ガーバーについては、絵柄としてはPCB オブジェクトと完全な相関がとれていますので、読み込んだデータをそのままPCB オブジェクトに置き換えて再利用することが容易です。

そこでガーバーを介して行う、データの再利用の例をいくつか紹介します。

(1) CAMtastic 経由でガーバーとNCファイルを読み込み、基板の全データを再利用

これはCAMtastic の持つ、ガーバーから Altium Designer の PCB データへ変換機能を利用するものです。以下に手順が紹介されていますのでご覧ください。
http://eda.ac/yota/archives/2005/07/_camtastic.html

これが成功するか否かは、CAMtastic が他機種で作成されたガーバーとNCデータを正しく読めるかどうかにかかっています。しかし現実にはガーバーとNCデータには多くのバリエーションがありますので正しく読めない場合もあります。この場合には多少の手直しが必要になります。

先日ユーザ様からいただいたガーバーでは D03 コマンドが正しく処理されず、CAMtastic ではうまく読むことができませんでした。もしガーバーが正しく再現されない場合には一度この部分も確認してください。

CAMtastic で正しく処理できないガーバーデータ
---------------------------------------------
G17*
G90*
D02*
D99*
G01X-02720000Y01040000*
D03*
G01X-01570000Y00000000*
D03*
D02*
M00*
M02*
M30*
---------------------------------------------

上記のように、"D03" (フラッシュコマンド)が座標値と分離して記述されている場合に"DO1"(ドロウコマンド)が無くてもシャッターが開いた状態で線が引かれます。これを以下のように書き換えると、正常に再現されます。

CAMtastic で正しく処理できるガーバーデータ
---------------------------------------------
G17*
G90*
D02*
D99*
G01X-02720000Y01040000D03*
G01X-01570000Y00000000D03*
D02*
M00*
M02*
M30*
---------------------------------------------
*この問題についてはアルティウムに対策を依頼済み

(2) 直接 Altium Designer の PCB にガーバーを読み込み基板データの一部を再利用

CAMtastic で PCB データに変換する場合は、PCB を構成する全データを読み込んで処理することが必要になりますので、一部のデータだけを再利用したい場合は少し不便です。例えば、他機種で設計した配線パターンだけを再利用し、部品はAltium Designer でマニュアル配置するという場合です。

このような場合には、直接 Altium Designer の PCB エディタにガーバーを読み込みます。
しかし、PCB エディタでは他機種の PCB データを直接読み込むことができず、以下のようなヘッダーの追加が必要になります。

Altium Designer PCB エデイタで読めないデータ
---------------------------------------------
D10*
X57173Y87824D02*
X57096Y88031D01*
X56963Y88206*
X56786Y88336*
M02*
---------------------------------------------

ヘッダー2行を追加することにより読み込みが可能になります。このヘッダは、Altium Designer PCB エディタから出力したガーバデータのヘッダーを切り取って貼り付けましたが、データの単位系と桁数によって記述内容を修正する必要があります。

Altium Designer PCB エデイタで読めるデータ
---------------------------------------------
%FSLAX43Y43*%
%MOIN*%
D10*
X57173Y87824D02*
X57096Y88031D01*
X56963Y88206*
X56786Y88336*
M02*
---------------------------------------------

またこの場合には自動的にアパーチャが参照されるため、アパーチャファイルを事前に用意しておくこと、およびガーバーとアパーチャファイルの双方ともにPCB エディタのルールに沿った拡張子をつけておくことが必要です。

(3) ライブラリエディタでガーバーデータを再利用

複雑な形状のフットプリントを作成する場合、他のCADで作成された既存のフットプリントをガーバー出力して再利用することにより作成時間を短縮することができます。

しかし、Altium Designer PCB ライブラリエデイタではガーバーのインポートができません。このため、一旦PCB エディタにガーバーデータを読み込んだ後、Copy & Paste でライブラリエデイタに貼り付けます。

ガーバーファイルを用いると短時間で PCB の絵柄を完全に再現することができますが、 PCB 属性を与える作業には多くの時間を要します。このためガーバーデータを利用する場合には、完全なPCBデータへの変換にはこだわらず、目的にあわせてある程度のところで妥協することが必要であると思います。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

アルティウムの勢い

Altium Designer 6 のリリース以来、アルティウムの勢いが急に加速したように見えます。

弊社においても年初来、アルティウムの魅力的な新機能の提供と販促キャンペーンにより、短期間に多くの新しいAltium Designer ユーザをお迎えすることができました。ところが弊社では本年後半に入ってからは、お客様からの引き合い件数が一息ついた状況になり、現在その回復を待っているところです。

一方アルティウム全体に目を向けると、その勢いは後半に入ってからもさらに加速しているようです。

10月10日にアルティウムの web サイトで公開された、2006年7-9月期の売り上げに関するレポートでは前年同期比で、34 % も売り上げが増加したことが報告されています。特にアジア地域では 118% 増と売り上げが倍増しています。なおこの詳細については以下をご覧ください。
http://www.altium.com/files/corp/media/pdfs/101006AltiumQ1SalesAndRevenueUpdate.pdf

アルティウム ジャパンでも活発なプロモーションが展開されています。
直近の活動としてはFPGAカンファレンス2006へ出展し、全国を巡回してAltium Designer の紹介が行われています。スケジュールは次のとおりです。

・仙台FPGAカンファレンス 10月13日(金) 
 仙台市情報産業プラザ
・札幌FPGAカンファレンス 10月20日(金)
 札幌ASTY45
・なにわFPGAカンファレンス 11月22日(水)
 梅田センタービル
・名古屋FPGAカンファレンス 12月1日(金) 
 名古屋市中小企業振興会館 
・博多FPGAカンファレンス 12月8日(金) 
 アクロス福岡

詳細はアルティウム ジャパン http://www.altium.co.jp/ のお知らせ、または FPGA コンソーシアム http://www.fpga.or.jp/ をご覧ください。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト


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