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2007年12月25日

アルティウムブランドの確立

今年も残すところあと7日となり、一年のしめくくりになりそうなテーマとして、Altium Designer 6 がリリースされたあとの変化を振り返ってみました。

Altium Designer 6 がリリースされたのは 2006年の1月ですので、今年の年末でちょうど丸2年を迎えます。いま振り返ると、このリリースを機にアルティウムの将来にかかわる大きな変革が行なわれたことがわかります。

まず、このAltium Designer 6 から、商品名やそのオプション名から 「Protel」が消え、商品名が全て Altium Deignser 6 に統一されたことです。そしてデザインエントリーや PCB などの個々ツールには「Foundation」や 「Board Implementation」という新しいオプション名が与えられました。当時この変更には大変唐突な印象を受けましたが、驚いたのはデザインエントリーツールである Foundation の値付けでした。

この Foundation には、従来の CircuitStudio のおおよそ 2.5倍にあたる 598,000円の値札が付けられました。当初はこの急激な値上げが、売上げに対して深刻な打撃を与えるのではないかと心配しました。しかし実際にふたをあけてみるとこの高価な Foundation は市場に受け入れられ、売上げの減少は単なる懸念で終わりました。

Altium Designer 6 で行なわれたブランドと価格体系の変更の目的として「コストパフォーマンスのプロテル」から「高性能なアルティウム」へのイメージチェンジが意図されたことは明らかです。そしてこの目論みは首尾よく成功したといえます。

Altium Designer 6 のリリース以降すぐに、WEBの検索エンジンに打ち込まれるキーワードがProtel/プロテルから Altium/アルティウムに変化し始めました。そして現在ではすでに Altium/アルティウムよりも Protel/プロテルでの検索件数が多くなっており、新しいブランドの浸透がスムーズに進んでいることがわかります。

また、Foundation は回路図エディタに加えてPCB機能の一部やシミュレータなど、豊富な周辺機能を統合/一体化した多機能なツールとしてリリースされました。しかしユーザの皆様にFoundation を選択された理由を尋ねると、それは多くの機能が統合されていることより、むしろ「グラフィカルな回路図と言語/IP ベースの回路データを混在させることができる」という、デザインエントリツールとしての基本機能の高さでした。

このような機能に対する高い評価は、Altium Designer 6 の他のツールでも同様に定着しつつあり、すでにアルティウム製品が「コストパフォーマンスの良さ」よりもむしろ「他では得られない優れた能力を持つ製品」として評価されている事を意味しています。

アルティウム製品はこの2年間で生まれ変わり新しい道を歩んでいます。しかしながら、その進化は速く少し気を抜くと引き離されてしまいそうです。アンビルコンサルティングでは自らその進化に歩調を合わせ、来年も変わらず「ユーザの皆様とアルティウムとの橋渡し」に努力したいと考えています。

Altium Designer 新機能など
 http://altium-info.jp/cadlog/2006/01/altium_designer.html
時代はProtelからAltiumへ
 http://altium-info.jp/cadlog/2007/09/protel_altium_1.html
Protel から Altium Designer へ
 http://jono.jp/story/altium_designer.html

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer 評価版

2007年12月17日

年末年始のスケジュール

今年もだいぶ押し迫ってまいりました。

気候は順調に、年の瀬を感じさせる雰囲気になってきましたが、「何が何でも年内にカタをつける」という気迫が、年々薄れてきているように感じる今日この頃です。 皆さんはいかがでしょうか?

さて、アンビルコンサルティングではこの年末年始、以下のスケジュールで営業いたします。

・12月 17日(月)~ 12月 28日(金) - カレンダーどおりに営業いたします。
・12月 29日(土)~ 1月 6日(日) - 休業いたします。
・1月 7日(月)以降 - カレンダーどおりに営業いたします。

年内最終日の 12月 28日まで受注をお受けいたします。また 1月 4日には、休業中に受信 e-mail の確認をいたしますので、お急ぎの用件がございましたら info@anvil.co.jp までご連絡ください。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

PCMCIAカードでLPTを追加

10年前はプリンタとの接続はLPTポートと相場は決まっていたのですが、いまではUSB の普及によってLPTポートを使う周辺機器は見かけなくなりました。そしてレガシーフリーの名のもとに、ノートPCからはLPTポートがすっかり姿を消してしまいました。

もっともこれは正常な進化であり、一般的な用途では困ることはないのですが、エンジニアリングの分野ではすこし事情が違います。

今でもまだ、ドングルと呼ばれる LPT を使ったセュリティーデバイスがけっこう利用されています。また、デバッグ用のボードやターゲットボードとPCとの接続に LPT がよく使われます。そしてアルティウム製品でも、最新の Desktop Nanoboard 以外の開発用ボードや JTAG インターフェイスに LPT が用いられています。

そこで、弊社でもノートPCでLPTインタフェイスを利用できる環境が必要になり、いろいろと調べてみたところ企業向けのノートPC ではまだ LPT 付のものが販売されていることがわかりました。また、既存のPCにLPTポートを追加するための PCMCIA カードが数社から販売されており、実際にテストした結果なども紹介されていました。

弊社でもこの PCMCIA カードを入手して試してみる予定ですが、とりあえずこれらの情報源をご紹介します。

・ 情報ページ
有限会社ヒューマンデータ
トップページ: http://www.hdl.co.jp/ 
解説ページ: http://www.hdl.co.jp/SPP-100/index.html

(有) ミオソフトウェア研究所
トップページ: http://www.miolab.com/
掲示板: http://www.miolab.com/board/read.cgi?bbs=OTHER&key=1080641446

・ 販売元
Quatech日本
トップページ: http://www.quatech.jp/
商品ページ: http://www.quatech.jp/Catalog/PCMCIA_Products/Parallel%20PCMCIA%20Card/?filename=SPP-100.html

株式会社グリッド
トップページ: http://www.grid.co.jp/
商品ページ: http://www.grid.co.jp/prod/prod193.htm

株式会社 コンパス・ラブ
トップページ: http://www.compass-lab.com/
商品ページ: http://www.compass-lab.com/STK_CAN/ParaCard.htm 

ラトックシステム株式会社
トップページ: http://www.ratocsystems.com/
商品ページ: http://www.ratocsystems.com/products/subpage/5053.html

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer 評価版

2007年12月14日

Altium Designer 6.8 続編 2

もう一つ PCB の実用的な新機能をご紹介します。
今まで手間取っていた抜き文字を簡単に入れられるようになりました。

invtext1.jpg
手順は通常のストリングの配置と同じです。ストリング設定のダイアログボックスに、Inverted (ネガ文字)のチェックボタンがあり、これにチェックを入れるだけで反転文字が現れます。ただし抜き文字に使えるフォントは TrueType に限定されています。

invtext3.jpg
文字枠は自動的に発生し、この文字枠の大きさは文字に対するオフセット値または、四角形の縦横の寸法入力により指定することができます。

invtext2.jpg
従来は、別のレーヤに文字を配置して CAMプロセスで反転合成していましたが、このような処理が不要になります。ただ一つ残念なのは、文字枠にネットを付けられないことです。このためグランドベタに抜き文字を入れる場合にはひと工夫が必要です。

私の希望的観測ですが、おそらくこの文字枠へのネットの付加については、アルティウムの R&D でも開発テーマの一つにあがっているのではないかと思います。

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer 評価版

2007年12月01日

Altium Designer 6.8 の続編

Altium Designer 6.8 の配布が始まり、アルティム ジャパンのサイトでも正式にリリースの案内が行なわれています。

すでにお伝えしたように、この新版では 3D 表示機能が大幅に拡張されており、これが最大の改良点であることは言うまでもありません。しかしこれだけではなく、今まで要望の多かったプリミティブな PCB 機能にも拡張が行なわれています。

これらは 3D 機能ほど華やかではありませんが、実用的な機能が多く含まれていますので、その中からいくつか代表的なものをご紹介します。

(1) グラフィックデータの貼り付け
グラフィックデータを PCB 上に直接貼り付けられるようになりました。コマンドが見当たらなかったので、ペイントの画面から Copy & Past したところ、うまく貼り付けることができました。

(2) バーコードの自動生成と貼り付け
バーコードを PCB 上に簡単に挿入できるようになりました。コマンド操作は、従来のフリーテキストの挿入と同じですが、ダイアログボックス上のバーコード設定ボタンが追加されています。これにチェックを入れると、テキストが自動的にバーコードに変換されテキストと同じように PCB 上に配置することができます。
アルティウムのデモビデオ
http://www.altium.com/VideoPlayer/FLVplayer.html?lib=ad68_flv&flid=1

(3) 任意に選択したオブジェクトを Polygon Pour に変換
従来 Polygon Pour の外形は Plece Polygon Pour コマンドでのみ作成が可能でしたが、Altium Designer 6.8 では任意に選択したオブジェクトを Polygon Pour に変換できるようになりました。これにより、2D Line や Arc を使って作成した複雑な絵柄を Polygon Pour の外形として使用することができます。また、DXF 経由で読み込んだ絵柄を Polygon Pour の外形として使用できますので、複雑な形状のベタエリアを作る場合には大変便利です。
アルティウムのデモビデオ
http://www.altium.com/VideoPlayer/FLVplayer.html?lib=ad68_flv&flid=4

(4) 基板の切り抜き
基板の切り抜きが定義できるようになりました。切り抜き部分の定義は Solid Region の配置によって行います。この Solid Region の属性に Board Cutout の属性が追加され、これにチェックを入れると基板の切り抜きになります。 当然この切り抜きを CAM データとして出力することができます。
アルティウムのデモビデオ
http://www.altium.com/VideoPlayer/FLVplayer.html?lib=ad68_flv&flid=2

68new.jpg
今まで、外国製の PCB CAD はインテリジェントな機能は充実しているが絵柄の入力が不便、という一般的な評価がありました。しかし今回のアップデートではこの点もずいぶん改良されたように思います。

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer 評価版


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