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PC-CADの進化

1981 年のIBM-PCの出現により、ビジネス用途としてのパーソナルコンピューティング環境が誕生して以来、すでに四半世紀を経過しています。

この間の PC プラットフォームの進化はめざましく、PC-CAD もこれに歩調を合わせ劇的に進化しました。そしてこの間 CAD ベンダーによる覇権争いが繰り広げられ、栄枯盛衰の習しを世に伝えるかのごとく多くのブランドが生まれ、また姿を消しました。

DOS 版回路図エディタの草分け DASH(FutureNet)は消滅して久しく、同時期に出現した DOS 版 PCB-CAD の老舗 P-CAD も幾多の変遷の末、今はもう消滅しています。

今あらためてまわりを見渡してみても、1980年代に出現したブランドの中で今もなお生き残っているのは OrCAD と PADS くらいしか見当たりません。それとて大手ハイエンドCADベンダーである CADENCE と Mentor に買収されており決して無傷というわけではありません。また、Windows の追い風を受けて快進撃を遂げた Protel も、今は Altium(アルティウム) に名を変えています。

結局のところは、弱肉強食により弱いところは淘汰され、強いところはより強くなったということが言えます。そしてその結果、開発のリソースの集約が可能になり、このことがさらにCAD の進化を加速させました。

このような状況を背景に、現在の PC-CAD はどれも非常に高性能なものに進化しています。このこと自体は大変ありがたいことなのですが、使いこなしが難しくなったことに加え価格が上昇するなど、かつての PC-CADの手軽さが失われてきたのも事実です。

結果として過去四半世紀の年月は、簡単明瞭で手軽な PC-CAD を重厚長大・複雑怪奇なものに変化させてしまいました。私共は日々ユーザの皆様にAltium Designer の能力のすばらしさ訴え続けていますが、その一方で手軽さを失った今の PC-CAD への懸念を拭い切れないでいる、というのが正直なところではあります。

OrCAD は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。PADS は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。

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