Home > アルティウム Altium Designer | アンビルコンサルティング > 使用許諾契約書を読む - 前編

使用許諾契約書を読む - 前編

このブログではよく、アルティウムの日本語ドキュメントを紹介していますが、その重要度においてはこれから説明する「Altium Limied 使用許諾契約書」に勝るものはありません。なぜならこれは契約書であり、Altium Designer を使用する上で「行なって良い事と行なってはならない事」が明示されているからです。 加えてこれには、この契約条項に同意しなければソフトウェアを使用してはならないと書かれています。

この文書はその重要性ゆえに、「 重要 - 注意してお読み下さい 」 という書き出しで始まっています。しかし、現実にはこれが注意深く読まれることはあまり無いように思います。

この使用許諾契約書は 「使用の制限」「譲渡および共有の禁止」「開示の制限」などの表現で、許されていない行為の説明で満たされています。しかし、よく読むと使用者にとって不都合な制限ばかりではなく、むしろ制限を緩めて使用者に便宜と提供している部分もあります。

そこで、今回は利便性に大きく影響する、ノードロックライセンスの複製使用の制限に関する部分に焦点を絞り、この使用許諾契約書を読み解いてみたいと思います。

通常ノードロックライセンスは複製使用が認められておらず、1台の PC にしかインストールすることができません。しかしこの使用許諾契約書をよく読むと、特定の条件を満たせば、例外的に 2 台目の PC にインストールインストールして使用することが認められていることがわかります。

まず、以下をお読み下さい。赤いアンダーラインの部分がそのくだりです。 

eula_232.JPG

※ 上記条項はアルティウムから PDF で提供されている使用許諾契約書から引用しましたが、印刷されて提供されているものとの間には、一部表現の違いがあります。

ここには、同時に使用しない場合に限り、自宅のPCに2部目をインストールすることができると書かれています。エンジニアは、自宅に宿題を持ち帰ることは稀ではありません。このような場合には、自宅のPC にインストールされた2台目の Altium Designer を使用できますので大変便利です。まさに1台で2 度おいしい使い方なのではないかと思います。

今まで、1つのノードロックライセンスを会社と自宅の両方で使用したいが可能か?というお問合せをいただくことが良くありました。これに対して曖昧なお返事をすることが多かったのですが、この使用許諾契約書により アルティウムは会社と自宅の 2 台の PC にプログラムをインストールすることを認めており同時に使用しない限り会社と自宅の両方でプログラムを使用することが合法的に可能 」であることがはっきりしました。これはまさに朗報!これで一つ難問が解決しました。

一方、フローティングライセンスの許諾条件には上記に相当する条項がありませんので、自宅の PC にインストールして使用することはできないものと判断されます。

また、普段は会社のデスクトップ環境で使用し、時々ノート PC で外部に持ち出したいがどうすれば良いか?というお問合せをいただくことがあります。これに対しては、フローティングライセンスの使用をお奨めしておりましたが、ノードロックライセンスで何とかする方法が見つかるかも知れません。

そこで次回は、この使用許諾契約書をさらに深読みして、これを実現する方法を探ってみていと思います。

注: このページの内容は使用許諾契約書を弊社の解釈に基づいて解説したものです。運用への適応においては、お客さま自ら使用許諾契約をお読みいただき、ご自身で行為の可否をご判断いただくようお願いします。

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://jono.jp/mt/mt-tb.cgi/207
Listed below are links to weblogs that reference
使用許諾契約書を読む - 前編 from アルティウムの情報箱

Home > アルティウム Altium Designer | アンビルコンサルティング > 使用許諾契約書を読む - 前編

使用許諾契約書を読む - 前編
Links
Search
Feeds

Return to page top