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ビューワの利用

(アルティウムの知恵袋からの転載/加筆)

CAD ツールによるデザインデータを社内の全域で有効に利用するためには、関係者がデータの閲覧を行なうためのビューワが必要になってきます。プリントアウトや PDF でも情報の共通は可能ですが、デザインデータに含まれる電気的な属性にアクセスできませんので、CAD のメリットを充分に生かすことができません。

アルティウムではこのような用途のために、Altium Designer のビューワーバージョンを無償で提供しており、Altium Designer で設計されたデータの閲覧にご利用いただけます。
Altium Designer Viewer Edition ライセンス
Altium Designer Viewer Edition FAQ 

このビューワは、Altium Designer が使用されている事業所に対して、関係部署でのデータの閲覧を容易にするという目的で提供されています。このため、Altium Designer の登録ユーザを対象に無償で配布されておりますが、場合によってはユーザ以外の方々も入手が可能なようです。

このビューワは、以下のページから申し込むことができます。
http://jp.altium.com/community/support/downloads/viewer/

また、Altium Designer は OrCAD Capture で作成された回路図を読み込んだり、OrCAD Capture のフォーマットで回路図を書き出すことができます。このためOrCAD 回路図に関して、つぎのようなお問合せをいただくことがよくあります。

(1) Altium Designer に読み込んだOrCAD 回路図が正しく再現されているかどうかを、オリジナルと見比べたい。
(2) Altium Designer からOrCAD フォーマットで出力した回路図が、正しく生成されているかどうか確認したい。

このような場合には、OrCAD Capture の正規ライセンスを購入するのが一番よいわけですが、編集機能は不要ですので、もしビューワがあればそれで事足ります。このような用途に OrCAD Capture のデモ版が使用でいるという話を聞いたことがありますが、これにはライセンス規約上の問題がありそうです。

そこで調べてみたところ、OrCAD Capture のビューワについては、CADENCE 社および代理店のホームページから"MYRIAD OrCAD Capture Viewer"というツールが無償配布されています。またサードパーティから、AutoVue という製品も販売されています。
http://www.cimmetry.com/_products/viewers/orcad.html

そしてこの 2 種類のビューワを試してみたところ、両方とも Altium Designer から出力した OrCAD 回路図を読み込むことができました。ところがそれぞれの読込み結果は一致しませんでした。MYRIAD OrCAD Capture Viewer については、TrueType フォントが再現されず、AutoVue では特定のページで絵柄が乱れていました。

しかしこのどちらが 本物OrCAD に近い読込み結果を示しているのか判断できません。特にOrCAD への変換精度の確認に使う場合、ビューワ の読込み能力が本物の OrCAD と全く同じでなくてはなりません。OrCAD より良くても悪くでも困りますので、ビューワとしての実用性を正しく評価をするためには本物のOrCADとの比較が必要になります。 ...ということで、ここではこの 2 つの ビューワの評価は控えます。

以下は元の回路図と、AutoVue による表示との比較です。うまく再現されているように見えますが、上記のような課題があることも忘れずにご利用ください。

Altium Designer で作成した回路図
altium_sch.jpg

 OrCAD Capture DSN フォーマットで保存し、AutoVue に読み込んで表示
autovue.jpg

(OrCAD、OrCAD CaptureはCadence Design Systems, Inc.の登録商標です)

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