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OrCAD と PADS ファイルの読込み

Altium Designer は アルティウム旧製品や他社製品で作成した回路図ファイルや PCB ファイルの読み込み機能が豊富ですので、既存のデータを容易に再利用することができます。

この読込み機能のうち特に、OrCAD 回路図と PADS PCB ファイルの読込みに関する問い合わせが多く、OrCAD と PADS が幅広く普及していることがわかります。また、いまだに「OrCAD で回路図を描きPADS で PCB を設計する」 というように、OrCAD と PADS がセットで使われる場合が多いようです。

このような場合、Altium Designer ではOrCAD 回路図と PADS PCB ファイルを、相互の関連を保ったまま、一括して読み込む事ができるので大変便利です。

この便利な機能は、Altium Designer のバージョン 6.3 で実現され、6.3 の新機能の目玉として以下ようにアナウンスされています。
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Altium Designer 6.3 では、従来のポイントツールである製品から Altium Designer への移行を、シームレスに実現するための多くの新機能が搭載されている。

それには、PADS のフットプリント(パターン)ライブラリをシームレスに Altium Designer のライブラリへと変換できる新装備の PADS ライブラリ・インポーター、PADS PowerPCB バージョン 2005 (SP0)  までの ASCII ライブラリ・ファイルのインポート機能などがある。
また、以前から装備されていた OrCAD Layout、 OrCAD Capture と OrCAD PCB 用の回路図ライブラリ・ファイルを扱える OrCAD インポーターでは、6.3 から新たにシミュレーション用データを含んだ OrCAD デザイン・コンポーネントにも対応し、シミュレーション可能な回路図や回路図ライブラリが取り扱えるようになった。

Altium Designer 6.3 ではさらに、PADS/OrCAD を統一化したインポーターにより、OrCAD の回路図シンボルと PADS のフットプリント(パターン)を、インポートして統合ライブラリを作成できる機能も追加された。この機能はさらに、ウィザードによる簡単な一度だけの操作で、OrCAD の回路図とPADS PCB のドキュメントを、単一のAltium Designer のプロジェクトへと変換することもできる。
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さらにこの機能については、以下で詳しく説明されています。
Moving to Altium Designer from PADS Layout ® and OrCAD Capture.

また、読込みが可能な OrCAD と PADS のバージョンは以下のとおりです。

読み込み可能なOrCAD Capture のバージョン
OrCAD Capture v9.x までが正式にサポートされています。Capture v10.x 以降のバージョンで描かれた回路図も、条件によっては読むことができますが保証の範囲ではありません。

OrCAD Capture v10.x の場合、ピンから、ピン名、ピン番号を独立して移動できる機能が追加されており、この機能を使うと読込むことができません。しかしCapture v10.x の場合でも、この機能を無効にしてファイルを保存しなおすことにより、読込みが可能になります。その手順は、

(1) OrCAD Capture v10.x のアプリケーションでファイルを開き、
  ファイル>>名前を付けて保存(File>>Save As)を選択する。
(2) ピン名、ピン番号が移動している場合、ピン名とピン番号を削除するチェック
  ボックス(Remove Pin Name and Number Movement)が表示されるので、
  これにチェックを入れファイルを保存する。
(3) .保存したファイルを Altium Designer で開く。

追記: 2009年9月10日
Altium Designer Summer 09 では上記の制限が取り払われ、通常の読み込み手順で OrCAD Capture v10.x ファイルの読み込みが可能になりました。 Summer 09 の新機能と改良点

また、OrCAD DOS 版の読み込みについても、時々問い合わせをいただくことがありますが、Protel 2004 以降この機能が無くなりましたので、OrCAD DOS 版で作成された回路図を読み込む場合には、Protel 99 SE (またはそれ以前の回路図エディタ)を経由しなくてはなりません。

読み込みが可能な PADS PCB のバージョン
PADS PowerPCB V1, V1.1, V1.5, V2, V3.0, V3.5, V4.0, V5.0

さらに Altium Designer では PADS 回路図エディタ Pads Logic の、Version 2005.0、2005.2、および Power Logic Version 5.2 の読込みが可能です。

回路図エディタの分野では PADS はあまりメジャーな存在ではなく、回路図を描くことを目的に PADS 製品を購入されたというケースは稀なのではないかと思います。しかし PADS PCB や PADS Power PCB のためのデザインエントリーツールとして、PADS PCB ツールとのバンドルで販売されていましたので、案外ユーザ数は多いのではないでしょうか?

この PADS Ligic 回路図は PADS PCB ファイルと同時に、相互の関連を保ったまま一括して読み込む事ができます。この機能ついては、以下でも紹介されています。
Moving to Altium Designer from PADS Logic ® and PADS Layout.
新しいPADSインポート機能の自動デモ

OrCAD、OrCAD SDT、OrCAD Capture は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。PADS、PADS Logic、PADS PowerPCB、PADS PowerLogic は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。

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