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ロゴデータの貼り付け - 続編

先月末の「ロゴデータの貼り付け」の記事で、Copy and Paste によって、PCB 上にロゴデータを貼りつける方法を紹介しましたが、今回はこのCopy and Paste 以外の方法のご紹介です。

前回も少し触れましたが、Altium Designer ではロゴを貼りつけるために、Copy and Paste 以外に次の 3 つの方法が提供されています。

(1) DXF/DWG ファイルの読み込み
(2) Gerber (ガーバー)データの読み込み
(3) スクリプトによる BMP ファイルの読込み

ロゴデータのやりとりには、AutoCAD のDXF/DWG、Gerber、BMP などのフォーマットがよく用いられますが、Altium Designer では上記の方法により これらの 3 種類のフォーマットで用意されたロゴデータを読み込むことができます。

では、その手順と要点について簡単に説明します。

(1)  DXF/DWG ファイルの読み込み
ロゴデータをDXF/DWG ファイルで受け取った場合

PCB エディタの [ ファイル ] >> インポートコマンドの起動によって File Import ダイアログボックスが表示されます。このこの中の、ファイルの種類のリストから AutoCAD (*.DXF; *.DWG)フォーマットを選んだのち、DXF/DWG フォーマットで提供されたロゴファイルを読み込みます。

dxf_in.gif

多くの場合はこの方法で、DXF/DWG ファイルを読み込むことができますが、DXF/DWG ファイルの中に Altium Designer でサポートされていないデータが含まれていると読み込めない場合があります。

このような場合には、一旦 CAM エディタに DXF/DWG ファイルを読み込み DXF/DWG フォーマットで保存しなおすと、PCB エディタで読み込めるようになる場合があります。

現状では、PCB エディタより CAM エディタの方が、DXF/DWG フォーマットのバリエーションに対する対応範囲が広いようです。

またもしCAM エディタ でもDXF/DWG ファイルが読めない場合には、他のグラフィックソフトで DXF/DWG ファイルを表示し、前回説明したようにスクリーンショットを取って Copy and Paste で貼りつけると良いでしょう。

(2) Gerber (ガーバー)データの読み込み
ロゴデータを Gerber ファイルで受け取った場合

PCB エディタには、Gerber ファイルの読み込み機能がありますが、Altiun Designer から出力した Gerber データしか読み込めません。この場合には一旦、CAM エディタにGerber ファイル読み込みます。

import_gerber.gif

そしてDXF/DWG フォーマットで保存して、上記 (1) で説明した方法でこの DXF/DWG ファイルを読み込みます。要するに CAM エディタを、Gerber フォーマットから DXF/DWG フォーマットへの変換ツールとして使用するわけです。

また CAM エディタには 「PCBへエクスポート」というコマンドがあり、これを使ってCAM エディタに読み込まれた Gerber データを、PCB に再現することができます。しかしこのコマンドは単層の Gerber データ には使用できませんので、多少の小技(ダミーのGerber データを用意して合成する)が必要になります。

この「PCBへエクスポート(Export to PCB)」コマンドについては、Altium Designerでガーバ編集 にも説明があります。 また データのやり取り、小技いろいろ での説明も参考になると思います。

(3) スクリプトによる BMP ファイルの読込み
ロゴデータを BMP ファイルで受け取った場合

この手順については、アルティウムの Support Center に説明がありますので、それをそのまま転載します。

以下、アルティウムのサポートセンター(Support Center)からの転載
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PCBエディタでは、ビットマップなどのラスター形式のグラフィックデータをインポートする事はできません。

但し、Altium Designerでは、(モノクロの)ビットマップ形式のロゴをPCBドキュメントにインポートできるよう、細いトラック形式に変換するスクリプトが用意されています。

以下の手順を実行してください:

\Program Files\Altium Designer[6, Summer 08, Winter 09]\Examples\Scripts\Delphiscript Scripts\Pcb\PCB Logo Creator\ フォルダにあるPCB Logo Creatorプロジェクトをオープンします。

ファイルメニュー左横にあるDXPメニューから スクリプトの実行(Run Script)を実行し、ダイアログで、RunConverterScript を選び、OKボタンをクリックします。

PCB Logo Creatorダイアログが表示されますので、Loadボタンをクリックし、ビットマップファイルを指定します。ダイアログに画像が表示されますので、Convertボタンをクリックします。

新規PCBファイルが作成され、ロゴが変換されますので、この部分をコピーし、他のPCBにペーストしてください。
また、これとは別に同じ様なスクリプトが用意されています。こちらのスクリプトでは、トラックではなくカッパーエリアを使用してイメージを作成します。

元の画像にもよりますが、こちらの方が、より少ないプリミティブで正確なイメージを再現できます。このスクリプト PCBPictureCreator.PRJSCR は、\Program Files\Altium Designer[6, Summer 08, Winter 09]\Examples\Scripts\Delphiscript Scripts\Pcb\CreateRegionsFromBitmap フォルダに保存されています。

注:Winter 09 よりモノクロではない画像も変換できるように改良されました。
--------------------------------------------------------
アルティウムのサポートセンターからの転載終了

このスクリプトについては、アルティウムサイトの スクリプトを利用したAltium Designerでの設計手法 で詳細に説明されています。

当方で試した限りでは、Copy and Paste が一番簡単で良さそうなのですが、うまく行かない場合があるかも知れません。また後で手を加える場合にはオリジナルのファイルをそのまま読み込んだ方が良い場合もあると思います。このような場合には、ここで説明した方法が使えます。

まずは 前回紹介した Copy and Paste を試してみて、うまく行かない場合には上記の方法をお試しください。

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