Home > Altium Designerの機能/用法 > アセンブリーバリアント

アセンブリーバリアント

バリアントはバリエーションの意味であり、アセンブリーバリアントは、プリント基板の実装にバリエーションをつけるための機能です。

電子機器の生産に際して、コスト削減ののため、複数の機種でプリント基板を共通化したい場合があります。また、仕向地にあわせて仕様を変えたい場合もあると思います。このような場合には、同じプリント基板に対して実装する部品の数を変えたり、部品の定数を変更することにより、それぞれの仕様にあわせます。

例えば、高級品には全ての部品を実装し、普及品に対しては一部の部品を省いてグレードを下げるという方法を用いて、高級品と普及品のプリント基板を共通化することができます。

このような場合には一つの回路図やPCB デザインから、機種や仕向地ごとに異なった、回路図や部品表、その他の実装データを出力することが必要になります。

これを実現する機能が、アセンブリーバリアントです。なかなか便利な機能ですのでここで紹介いたします。

また、アセンブリーバリアントの機能を使うと、実装するかしないかだけでなく、実装する部品の定数にバリエーションをつけることができますが、ここでは部品を実装しない場合を取り上げて、その手順を説明します。

まず、[ プロジェクト ] > 部品実装バリアント を起動すると、バリアント管理のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの左下にある「バリアントの追加」ボタンを押すと、画面にバリアント設定のためのチェックボタンが現れ、それぞれの部品に対して実装するかしないかの設定ができます。デフォルトでは全てチェックが入っていますので、実装しない部品については、このチェックを外します。

また、もし定数を変更したい場合には、ダイアログボックス右下の「New Value」のところに数値を設定することによって可能です。

ここでは、全ての LED とそれに直列に繋がっている抵抗を非実装にするため、これらのチェックボタンのチェックを解除しました。

variant1.png

このダイアログボックスで設定したバリアントでのドキュメントの出力は、OutJob (出力ジョブ)を用いて行います。

 [ ファイル ] > 新規 > 出力ジョブ、を起動すると以下のダイアログボックスが表示されますので、ここで、出力するドキュメントの種類と形式、および適応するバリアントを設定します。

今回は、バリアントを適応した回路図を、PDF で出力するという設定を行いました。

 qutputjob.png

 この設定で「Publish to PDF File 」のボタンを押すと、以下のように実装しない部品に「X 」マークの入った回路図を出力することはできます。 もちろん同様の方法で、アセンブリーバリアントに基いた部品表や実装図を出力することができます。

variant2.png


以上が、アセンブリーバリアントの基本的な機能と操作手順です。この機能の詳細は、Assembly variants - さらなる機能強化をお届けします で説明されています。またこの機能は、Summer 09 でさらに強化されています。 部品実装バリアントの編集 と ボードレベル アノテーションについての詳細はこちら

以上、大変便利な機能ですので一度お試し下さい。 

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://jono.jp/mt/mt-tb.cgi/343
Listed below are links to weblogs that reference
アセンブリーバリアント from アルティウムの情報箱

Home > Altium Designerの機能/用法 > アセンブリーバリアント

アセンブリーバリアント
Links
Search
Feeds

Return to page top