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回路図シンボルとフットプリント

回路図の作成や PCB 設計を能率よく行うためには、必要な回路図シンボルとフットプリントを事前に用意しておくことが必要です。理想的には、専任のライブラリの管理担当者をおきたいところですが、なかなかそうはいかないのが現実だと思います。

そこで今回は、設計者自身が回路図シンボルやフットプリントを準備することを前提に、能率よく必要な部品をを取り揃えるための手段を紹介します。

(1) 標準ライブラリとライブラリエディタの利用
これは最も基本的な方法ですが、アルティウムサイトの併用やウィザードの利用により省力化が可能です。

現在、95,315 個の部品を含む統合ライブラリが標準添付されているほか、アルティウムのライブラリサイト からは新しいく用意されたライブラリがダウンロードできます。

さらに 検索ページ を利用すると、目的の部品をすばやく見つけることができます。

また、ライブラリエディタを使ってでは部品の新規作成や編集を能率よく行うことができます。特に、PCB のライブラリエディタには フットプリントウィザード が用意されており、必要なフットプリントをすばやく作成することができます。

(2) Altium Designer の変換機能を利用する
Altium D esigner では、Altium Designer 以外のツールさ作成されたさまざまなデザインファイルの読み込みができますので、他社フォーマットのライブラリファイルを読み込んで Altium Designer のライブラリとして使用することができます。

さらに、回路図やPCB のデザインデータから自動的に部品シンボルやフットプリントを抽出する機能がありますので、ライブラリファイルがなくても回路図やPCB ファイルさえあれば、手間取ることなく部品を手に入れることができます。なお、Altium Designerでは以下のデザインファイルの読み込みが可能です。

回路図
- Protel Schematic の全バージョン
- P-CAD Schematic ASCII(V15 & V16)
- Orcad Capture (V7, V9 & V10)
- PADS Logic
- DxDesigner

PCB
- Protel PCB の全バージョン
- P-CAD PCB ASCII(V15 & V16)
- P-CAD PDIF
- PADS PCB ASCII
- Orcad Layout(V7)
- CADENCE Allegro
- CADSTAR

詳細は http://altium-info.jp/ibox/2009/01/post-54.html

(3) サードパーティから調達する
Altium Designer の部品ライブラリを販売している会社があります。

すでにご存知だとは思いますが、オルグシステムズ では、国産部品を中心に多くの回路図シンボルを格納した、TechLIB-SCH を販売しています。

弊社でも OEM 供給を受け TechLIB-SCH ad の名称で販売しています。さらに、オルグシステムズではカスタムライブラリの作成を受託しておりますので、オルグシステムズに回路図シンボルの作成を依頼することもできます。

また、Altium Designer では他社の CAD フォーマットのライブラリの読み込みが可能ですので、国内外のサードパーティから提供されている OrCAD 用のライブラリなども、Altium Designer で利用することができます。また Altium のサイトでも サードパーティのライブラリ がいくつか配布されています。 

(4) サードパーティのライブラリ作成ツールを利用する
専用のツールを用いて、能率よくライブラリを作成することができます。

PCB Matrix  という会社がウィザード形式で簡単に部品を作成できる優れたツールを販売しています。回路図シンボル用の、Symbol Wizard と、PCB フットプリント用の IPC-7351B LP Wizard の 2 種類があります。30 日間のトライアルライセンスが無償で提供されていますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

(5) デバイスベンダーのサイトから入手する
デバイスベンダーからも、各社が販売する部品のシンボルやフットプリントライブラリが提供されています。

今確認したところでは、Analog Devices のサイトで Protel 99 SE フォーマットでシンボルとフットプリントがが配布されていました。

adevices.png

また、National Semiconductorのサイトでは、Altium Desiger のフォーマットで配布されていました。ただし、National Semiconductorの場合には、Ultra Librarian というツールを使いAltium Desiger などの各社のフォーマットに変換するような仕組みになっているようです。

また、National Semiconductor では、多くのリファレンスデザインが Altium Designer の回路図およびPCB フォーマットで提供されており、これらを読み込んで利用することもできます。

nsref.png

デバイスベベンダーがサポートするフォーマットは各社まちまちですが、Altium Designer フォーマットのものが見つから無くても OrCAD など Altium Designer で読み込み可能なフォーマットのものがあれば利用できます。

以上のような手段を用いることにより、かなりライブラリ作成の手間を省くことができるのではないでしょうか?

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