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Altium Designer は分業に最適

Altium Designer は一つ買えば何でもできる統合ツールとして人気があります。なかでも拡張セットは、PCBの実装設計まで自前で行うスーパーエンジニアに好評です。

一方で、ボードレベルの回路開発、FPGA 開発、PCB の実装設計などの工程が、それぞれの専門家によって分担されている場合には、多くのツールが一体化されている Altium Designer に対して、少々批判的なコメントをいただくこともあります。

よくおうかがいするのは、「うちでは FPGA 開発は行っていないので、FPGA ツールは要らない」という意見や、「回路と PCB の設計担当者が分れているので、回路図エディタと PCB エディタが一体化しているのは不都合」という意見です。

一見、これらの意見は合理的に思えます。しかし、よく考えるとこれは誤りであることがわかります。

仕事を分担すると、設計データの受け渡しを頻繁に行わなくてはなりません。単独のツール(ポイントツール)の場合にはこの作業に予想外の時間を費やし、データのフォーマットをあわせるために専用のツールが必要になる場合もあります。しかし Altium Designer のような統合環境であれば、設計工程のどの段階においても、フォーマットの互換性に関する問題が生じることはありませんので、工程間のデータの受け渡しを精密かつ迅速に行なうことができます。

そのうえ、各工程の担当者が前後の工程に立ち入ることも可能です。例えば PCB 設計者が回路図からネットを抽出したりPCB上の変更をバックアノテーションすることができます。また回路設計者が、PCB 上の主要部品の部品配置を行なうなどを行なうことができます。さらに FPGA ツールが統合されている場合、PCB レイアウトから FPGA のピンアサイメントをコマンドひとつで変更することもできます。

このようにツールの統合は、設計分担を行う場合のデータのやり取りに絶大な能力を発揮します。設計の分業が進んでいる日本において Altium Designer は、一人で何種類のも仕事をこなす人のための万能ツールとしてよりも、むしろ効率的な分業を実現できるツールとしてのメリットのほうが大きいのではないでしょうか?

ユーザやトライアル中の皆様はぜひとも、この Altium Designer の分業能力にご注目ください。

* 旧「アルティウムの知恵袋」からの転載/加筆

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