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Altium Designer で設計を分担

ちょっと大雑把ですがまず設計エンジニアを 3つに分類してみます。

(1) PCB 設計を他人に頼む人
(2) PCB 設計を他人から頼まれる人
(3) PCB 設計を自前で行う回路設計者

Altium Designer はこのうちの、(3) PCB 設計を自前で行う回路設計者の方々には数多くご利用いただいていますが、(1) と (2) のように設計を分担されている方々に対してはまだ、Altium Designer が充分に行き渡っていないように思います。

Altium Designer は決して、1 から 10 まですべて一人で設計する人だけのツールではなく、設計を分担する場合にも大変便利です。そこで今回は、Altium Designer を使った場合の回路設計と PCB 設計との分担について、簡単に紹介したいと思います。

まずは次の図をご覧ください。

altium_process.png

 
◇ 一般的な回路設計者とPCB設計の設計分担

回路設計者が回路図を描き終わった後、基板設計者にネットリストを渡して基板設計を依頼します。この場合、回路図作成に使ったツールとPCB 設計に使うツールとの間に互換性がある場合には、回路図ファイルをそのま渡して、PCB の設計を依頼することができます。

◇ Altium Designer 基本セットを使った場合の設計分担

Altium Designer の基本セットには、PCB の配線機能は含まれていませんが、PCB 外形の作成、PCB フットプリントの作成、部銀の配置(移動)、デザインルールの設定など、配線の前段階の作業に必要な機能が備えられています。このため、回路図データではなく、PCB 上に主要な部品の配置を終えた後、PCB データを渡して PCB 設計を依頼するという方法が可能です。

また基本セットでは、アルティウムの PCB データを読み込んで表示させることができます。このため、設計を終えた PCB データを受け取って精密にチェックすることができます。さらに基本セットには、ガーバービューワが含まれていますので、ガーバデータを受け取ってチェックすることもできます。

◇ Altium Designer 拡張セットを使った場合の設計分担

基本セットの場合と同様に回路図作成が終わった状態、またはPCB上 に部品を配置した状態で基板設計を依頼します。 加えて、Altium Designer 拡張セットには PCB 設計機能が含まれています。このため、簡単な基板であれば自分で基板を設計することができます。また、新規の設計ではなく改版を行う場合、外注先から PCB データやガーバーデータを受け取って自分で修正を行うことができます。

Altium Designer は上流から下流まで、設計に必要なツールをすべて備えています。そしてどの段階で分担する場合でも、データの互換性は保たれます。他社からも優れた CAD ツールは提供されていますが、この Altium Designer ほど設計を分担しやすいツールは他に無いと思います。

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