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Update PCB とコンポーネント ID

最近 Update PCB を実行したら「PCB 上に配置済みの部品の位置が移動してしまうがなぜ?」という問合せを良くいただきます。このような場合はたいてい、[ツール]>> コンバート >> コンポーネント ID のリセットを実行することにより、解決します。

reset_id.png


Altium Designer では、回路図とPCB のリンクに それぞれの部品に与えられた固有の ID を利用しています。なにかの拍子にこの ID が壊れると、回路図と PCB との間のデータの照合ができなくなります。そこでこの ID を再構築するための手段としてこの、「コンポーネント ID のリセット」コマンドが用意されています。

回路シミュレータや伝送線路シミュレータとのリンクにも、このコンポーネント ID を利用していますので、この ID が壊れるとシミュレーションも実行できません。また Protel 98 以前のツールで作成された回路図には、コンポーネント ID が含まれていませんので、古い回路図を再利用する場合には注意が必要です。

以下は旧「プロテル探検隊」の記事「古い回路図とUnique ID」の加筆/転載です。なお画像は 古い Protel 2004 の画面です。

設計に CAD が使われだいたころは、ボードレベルの設計を回路図エディタと PCBエディタの 2種類のツールだけで行っていました。しかしその後、アナログ/デジタル混在回路シミュレータや、伝送線路シミュレータなどのツールが使われるようになり、ひとつの CADツールにこれらの多くの機能が統合されるようになりました。

アルティムはこのような統合ツールの代表的なメーカーであり、Altium Designer では、現在ボードレベルの設計に必要とされるあらゆるツールが統合されています。そこでこれらのツール間の緊密かつ強固な連携が必要になり、 Protel 99 以降コンポーネントに Unique ID の属性が追加されました。

このID は、回路図作成時に自動的に付加されますので、新規に回路図を作成する場合には設計者がこの存在を意識する必要はありません。しかし、Protel 98 またはそれ以前の回路図エディタで作成された回路図読み込んで使用する場合には、この属性が含まれていませんのでリンクがうまくいきません。

例えば、伝送線路シミュレーションを行う場合には、[ Project ] - Component Links... コマンドを起動して、回路図とPCBとの間の部品データをリンクさせることが必要です。この際に Unique ID が利用されますが、このIDが無い古い Protel 回路図ではリンクを確立させることができません。

そこでこの場合、回路図エディタから[ Tools ] - Convert - Reset Conponent Unique IDs コマンドを起動して、 Unique ID を付加することが必要になります。

uid.jpg


この Conponent Unique IDは伝送線路シミュレーション以外にも利用されますので、古い回路図を読み込んだ場合には、必ずこのコマンドを起動するようにしましょう。

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