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Altium Designer の面付け機能 - Embedded Board Array

6月26日のキャンペーン終了日以降、 Protel 99 SE からAltium Designer へのアップグレードができなくなります。そこで、最後の決断を迫られている方や取り急ぎアップグレードを済ませたという方々のために、Altium Designer の持つ Protel 99 SE には無かった機能や、大きく変わった機能をご紹介したいと思います。

ということでまず、その第 1回目として「面付け機能」を取り上げたいと思います。なおこの記事は内容の大半を旧情報サイトから転載していますので、古い画像等が混在します。

今まで、海外製の CAD は CAM が弱いと言うことがいわれ続けてきました。確かに CAM ツールをルーツに持つ国産 CAD に敵いません。そしていつも、その弱点の引合いに出されるのが面付け機能であり、Protel 88 SE にもこの機能はありませんでした。

しかし Altium Designer では 2004 年あたりにこの機能が実現し同一基板の多面付けを行うだけでなく、異種基板を組み合わせた組み基板を簡単につくることができるようになりました。

embedded.png

  • 同一基板の単純な面付け
    基板を製造する時に、小さな基板を 1 枚づつ加工すると能率が悪いので何枚かを寄せ集め、ワークサイズと呼ばれる大きな基板にして一度に加工します。この寄せ集めは面付けと呼ばれる作業で、これをーバーエディタを用いることなくAltium Designer の PCB 機能だけで行うことができます。
  • 組み基板のための面付け
     ひとつのシステムを構成する、種類の異なる複数の基板を一枚の大きな基板に張り合わせ、一度に実装することにより実装工数を削減することができます。この手法は、大量生産を行う民生機器の分野で多用されます。この組基板では、面付け後の部品座標データを出力することができます。この機能によりAltium Designer 6 では、PCB 機能だけで組基板を作る事ができるようになりました。

この Embedded Board Array 機能は、単面のPCBレイアウトファイルへのリンクによって面付けを行うため、単面のPCBレイアウトを変更すると面付けされたレイアウトも自動的に更新されます。

embarray.jpg

この機能は、新機能としてさほど大きく取り上げられていないようですが、想像以上に大きな意味があるように思います。Altium Designer は、設計プロセス上流の設計者に高評価されているツールであることは事実ですが、基板加工/実装効率化のためのEmbedded Board Array 機能により、設計プロセス下流の設計技術者にも使い勝手の良いツールに生まれかわりました。

 日本製のCAD にこだわる設計者の多くは、面付け機能をはじめとする CAM 機能の非力な海外製のCAD を敬遠しがちです。しかし Altium Designer では Embedded Board Array 機能によってCAM 機能の非力さがずいぶん改善されています。

 海外の CAD は CAM がいまひとつという先入観を捨てて、一度この機能を試してみてください。

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