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Altium Designer 機能と用法 Archive

新情報サイト「Altium 情報局」への移行

アルティウムの日替り?情報局」は開設後すでに 3年半を経過しており、この間に Altium Designer のメジャーアップデートが 4回行われるなど、状況は大きく変化しました。
そしてこの間に多くの記事を投稿しましたが、新旧の情報が混在し分かりにくくなってきましたのでので、新旧の情報を分離する為に新しい情報サイト「Altium 情報局」を開設しました。そして今後、新しい記事の投稿はこちらの「Altium 情報局」に行います。
この Altium 情報局 では以下の 4つのカテゴリが用意されています。 
なお、今までの「アルティウムの日替り?情報局」については、今後新しい記事の投稿を行いませんが、しばらくの間は既存記事のメンテナンスを続け、新しい「Altium 情報局」と併用します。
以下、Altium 情報局 の最近の投稿です。 なおこのリンクは随時更新しますので、お見逃しなく!
では、「Altium 情報局」のご利用よろしくお願いします。
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Altium Designer 14、最初のアップデート

今月 12月5日 Altium Designer 14 の最初のアップデートである Version 14.1.5 (Build:30772) がリリースされました。

このアップデートのリリースノートには 41 項目の改良点がリストされておりその内容は Altium Desugner 14 のリリース直後のアップデートということもあり、新機能の提供よりも不具合の解消に重点は置かれたものになっています。

また、リリースノートには以下の改良点がリストされており、他社製品とのデーターのやり取りのための機能(インポータ・エクスポータ)にもだいぶ改良が加えられているようです。

  • OrCAD Captureのエクスポートがパワー、GND、テストポイントオブジェクトを正しく扱うようになりました。
  • P-CAD 及び PADSインポータが更新され、特定のファイルで発生するクラッシュやロックが修正されました。
  • ODB++ エクスポートは、内層に部品を配置したとき、クラッシュすることがなくなりました。
  • DXF/DWG エクスポートが更新され、アークに関するレイヤマッピングが修正されました。
  • Hyperlynxエクスポータが6桁の精度をサポートしました。

このアップデートの詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト の Altium Designer Version 14.1 リリースノート で紹介されています。 *  このページの閲覧には 利用者登録 が必要です。

EAGLE と Altium Designer の併用

Altium Designer は他社の CAD で作成されたデザインデータの読込機能が充実しており、さまざまな CAD ツールで作成された回路図や PCB データを読み込んで再利用することができます。そして Altium Designer 14 では新たに CadSoft EAGLE の読込機能が追加され、 EAGLE で作成した回路図や PCB を Altium Designer に読み込んで再利用することができるようになりました。

Altium ではこのような他社データの読込機能を、他社製品からの移行を促進することを目的に用意しています。そして私たちはデータが再利用できることを前提に、 Altium Designer は今お使いの CAD よりも安くて高性能であることを説明して、乗り換えをお奨めするわけです。

しかし、EAGLE については若干事情が異なります。EAGLE は Altium より安価であり、おいそれとは高価な CAD に切り替えることはできないという方々も多いと思います。そこで EAGLE ユーザー様には、Altium Designer への乗り換えではなく、併用をお奨めすることにしました。

Altium Designer では EAGLE の回路図と PCB およびこっらのライブラリファイルの読込が可能です。この機能を利用することにより、さまざまな併用方法が考えられますので、そのいくつかを紹介したいと思います。

eagleimporter_sch.png
  • EAGLE の回路図シンボルを共用
    EAGLE のシンボルライブイラリを読み込んで再利用できるので、Altium Designer で回路図を描く場合にも別途にライブラリを作成する必要はありません。
  • EAGLE で書き溜めた回路図を再利用
    EAGLE で作成した回路図を読み込んで再利用できるので、今までに書き溜めた回路図を利用してAltium Designer で新しい回路図を作成することができます。
  • EAGLE で完成させた回路図を Altium データに変換して利用
    EAGLE で完成させた回路図を Altium Designer に読込み Altium 統合環境を利用して PCB 設計やシミュレーション、ドキュメント出力などを行うことができます。また Altium Designer を使っている取引先との連携にも役立ちます。

eagleimporter_pcb.png
  • EAGLE の PCB フットプリントを共用
    EAGLE のフットプリントライブイラリを読み込んで再利用できるので、Altium Designer で PCB を設計する場合にも別途にライブラリを作成する必要はありません。
  • EAGLE で部品配置した後 Altium でその後の設計を行う
    手軽に使える EAGLE で部品配置までを行い、その後の配線や CAM 出力などの工程を Altium Designer で行うという設計分担が可能です。複雑な PCB の設計を行う場合に効果的な方法です。
  • 配線の終った PCB を Altium Designer で利用
    EAGLE で配線を終えた後の工程を Altium Designerで引き継ぐことができる他、以前にEAGLE で設計済の PCB データを新たな PCB の設計に再利用することができます。
  • EAGLE で完成させた PCB を Altium データに変換して利用
    EAGLE で完成させた PCB を Altium Designer に読込み Altium 統合環境を利用して シミュレーション、ドキュメント出力などを行うことができます。また Altium Designer を使っている取引先との連携にも役立ちます。
こちらでこの読込機能が 動画で紹介 されています。またアンビル コンサルティングでは日本語ドキュメント 用意していますのでご利用ください。

以上、いろいろ効果的な併用法があると思います。EAGLE をお使いの場合場合にはぜひとも Altium Designer 評価版を入手 してお試しください。

日本語ドキュメント|IBISモデル実装エディタ

Altium Designer 14 の新機能として登場した IBISモデル実装エディタの機能を解説した日本語ドキュメントを用意しました。

これは Altium 社から Altium Designer 14 の新機能の解説のために提供されている英文資料の翻訳です。単なる機能紹介だけでなく、使い方が具体的に説説明されていますので運用段階で役立つ資料としてご利用いただけます。

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Altium Designer に内蔵されている伝送線路シミュレータは回路図/PCB エディタと統合されており手軽に利用できますが、専用ツールとして販売されている伝送線路シミュレータと比較すると機能面で非力な点は否めません。このため Altium Designer は専用ツールとして販売されている他社ツールのインタフェイスを備えています。しかし Altium Designer のデザインファイルに含まれている、独自のモデルパラメータは外部のミュレータでは使用することができず、IBIS モデルへの置き換えが必要になります。これを能率よく行うための機能が Altium Designer 14 の新機能として登場したたこのIBISモデル実装エディタです。

このドキュメントは Altium Designerユーザー情報サイト アンビル コンサルティング保守ユーザー専用エリア の v14リリースノート キーハイライト からダウンロードすることができますので、アンビル コンサルティング保守ユーザー様はぜひともご利用ください。

日本語ドキュメント|CadSoft EAGLEインポータ

Altium Designer 14 の新機能として登場した CadSoft社製 EAGLE 読込機能を解説したの日本語ドキュメントを用意しました。

これは Altium 社から Altium Designer 14 の新機能の解説のために提供されている英文資料の翻訳です。単なる機能紹介だけでなく、使い方が具体的に説説明されえいますので、導入検討段階だけでなく運用段階で役立つ資料としてご利用いただけます。

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CadSoft EAGLE は手軽に利用できるため、多くの方がお使いになられていると思います。しかし、機能や用途が制限されており本格的な応用には不向きな面が多々出てくるはずです。もし EAGLE の機能に満足されていない場合には、ぜひとも Altiom Designer の評価版をご請求 いただき このドキュメントをご利用して Altium Designer の導入をご検討ください。 

このドキュメントは Altium Designerユーザー情報サイト アンビル コンサルティング保守ユーザー専用エリア の v14リリースノート キーハイライト からダウンロードすることができます

なおこのドキュメントはアンビル コンサルティングの保守ユーザー様以外はダウンロードできませんが、EAGLE からの移行を検討されている場合には別途お送りしますので、info@anvil.co.jp  までその旨ご連絡ください。

Altium Designer 14 の導入ガイド

Altium Designer 14 のリリースにあわせて Altium Designer 導入ガイドがアップデート されました。

Altium Designer 14 ででもインストールや認証の手順は変更されていませんが、インストール・認証画面やダウンロード先のアルティウムサイトのレイアウトが変更されていますのでこれにあわせて内容を更新しました。また、今月はじめに SUPPORTcenter が廃止されましたので、これについての説明が省かれています。

ad14guide.png

 以下の説明が行われています。

1. ライセンス オプション ..... 2
2. ライセンス タイプ ..... 2
3. AltiumLive Account(アルティウム ライブ アカウント) ..... 3
4. インストール プログラムの入手 ..... 3
5. インストール ..... 4
6. ライセンス取得(アクティベーション) ..... 7 
7. 追加機能のインストール ..... 13
8. アップデートモジュールのインストール ..... 16
9. 日本語環境への切り替え ..... 17
10. ライブラリ&サンプルファイル ..... 18
11. Altium Designerのアンインストール ..... 19
12. Altium Designer Viewer dition ..... 20

また Altium Designer では複数のバージョンを同時にインストールして、いつでも必要なバージョンを利用することができますので、導入ガイドについても旧バージョン用の作成したものもあわせて提供しています。もし、旧バージョンを併用される場合にはこちらのものも合わせてご利用ください。ただしこれらには SUPPORTcenter などすでに利用できなくなっているものの説明も吹く枯れていますのでご注意ください。

さらに、アンビル コンサルティングでは、以下のような PDF ドキュメントを独自に作成して提供させていただいておりますのであわせてご利用ください。

For Trial Users から提供されている PDF ドキュメント
このエリアにはアクセス制限がかけられていません。 Altium Designerユーザー情報サイトへのログインは不要ですので、ユーザー登録をしなくても利用できます。このエリアからは主にセットアップの際に役立つ情報が提供されています。
For Altium Designer Users から提供されている PDF ドキュメント
このエリアへのアクセスにはユーザー情報サイトへのログインが必要になりますが、それ以外の制限はは加えられていません。 製品版tライセンスを保有しているかどうかや、守契約の有無を問わず、このエリア内の全ての情報を利用することができます。このエリアからは主に、セットアップが完了た後、実際に使用を始めてた段階で必要になる能や操作方法に関する情報が提供されています。
  • Altium Designer の日本語ガイドブック
    回路図エディターとPCB エディターの機能と操作方法が説明されています。旧バージョンの Summer 09 荷効能を対象にして作成されたものですが、基本操作の習得には十の分役立つはずです。
For Anvil Customers から提供されている PDF ドキュメント
このエリアへは、保守期間中のアンビル コンサルティングのユーザー様しかアクセスできませんが、弊社の安心サポートプログラムにご加入いただいている場合にもご利用いただけなすます。 このエリアからは主に、さらに踏み込んで付加価値の高い利用を行う為に役立つ情報が提供されています。
以上、 Altium Designer 14 導入ガイドあわせて、これらのドキュメントもご利用ください。

ネットリストの読み込み手順

旧情報サイトからの転載/加筆

現在販売されている PCB CAD は回路図エディタと統合されたものが多く、PCB エディター単体で販売されているものは比較的高価なものに限られてきました。 しかし PCB 設計を専門に行う現場では、受け取る回路図データのフォーマットを指定できるケースはは稀であり、統合ツールでPCB 設計を行う場合でも、回路図エディタと PCB エディタ分離し、ネットリストでデータのやり取りをすることが必要になります。 

Altium Designer の場合も例外ではなく、Altium Designer でプリント基板のレイアウトを受託する場合にも依頼元に対して Altium Designer の回路図データを指定できる場合は稀であり、ネットリストから設計を開始しなくてはなりません。そこで、戸惑うのは Altium Designer にネットリストの読み込みコマンドが見当たらないことです。

Altium Designe を使い始めた段階では、ここで手間取ってしまうことが多い多いのですが、Altium Designer にはネットリストの読み込みを行うためのコマンドは存在せず、データの比較機能(omparator)を利用してネットチストを読み込みます。  そこで、この仕組みを説明すると、

Altium Designer は、2つのデータの 間の違いを比較することができる、強力なcomparator engine(コンパレータ・エンジン)を備えています。ネットの読み込みはこの機能を利用して入力ソース(ネットリスト)とターゲット(空の PCB レイアウト)の違いを探します。そしてもし両者に違いが見つかれば一方のデータを更新することにより、両者の違いを消滅させます。

例えば、作業を開始する時点で、ネットリストにはネットデータと部品データが含まれています。しかしPCB ファイルは何も無い空の状態ですので、PCB 上にネットと部品を発生させることにより両者のデータを一致させます。このような整合化の動作により、結果的に部品とネットが読み込まれるわけです。

この仕組みによる、ネットリストの読み込み手順は次のとおりです。

まず、新しい PCB プロジェクと空のPCB および ネットリストを用意します。これを Altium Designer に読み込んだ後以下の操作を行ないます。  * 画像は旧バージョンで作成してものをそのまま利用

(1) プロジェクト >> 相違点の表示 コマンドを起動する。

showdeff1a.jpg

(2) 表示された、比較ドキュメント選択画面の詳細モードにチェックを入れる。これにより ウィンドウが2つ表示されるので、左で PCB ファイルを選択し右でネットリストファイルを選択する。そしてOK ボタンを押し両者の違いを比較する。

showdeff2a.jpg

(3) 比較が終わると、Differences Between Netlist File and PCB Doc に両者の違いが表示される。この画面上でマウスの右ボタンを押すとポップアップメニューが現れるので、ここから Update All in PCB Document [New.Pcb.Doc] を選ぶ。

showdeff3a.jpg

(4) この後画面が以下のように切り替わり処理がはじまる。処理が終わった後 、 ECO 設計変更指示を作成  のボタンを押す。

showdeff4a.jpg

(5) さらに画面が以下のように切り替わるので、 変更の実行 ボタンを押す。

showdeff5a.jpg

これでようやく読み込みが始まり、基板上に部品とネットが現れます。

以上のように Altium Designer では、ネットリストの読み込みはインポートではなく、相違を整合化するためのデータ更新作業であるといえます。普通の人はすぐにはこの仕組みに気付きません。ここで門前払いを食らっった人も多いのではないでしょうか?

AltiumLive と Altium Designer 評価版ご利用のお奨め

AltiumLive アカウントは Altium Designer のユーザーはもちろん、導入検討の段階においても必要です。この AltiumLive アカウントが無ければライセンスの認証ができないだけでなく、AltiumLive サイト内の情報へのアクセスも制限され、まさにこれは Altium Designerへの入門証のようなものでもあるといえます。

そしてこの AltiumLive アカウントは Altium Designer の評価版を請求 した時やライセンスを購入した時に発行されます。しかし旧バージョンのユーザー様に対しては未発行の場合もありますので、まだお持ちでない場合にはすぐに入手されることをお奨めします。

この AltiumLive アカウントは請求すれば無料で発行されます。また評価版を請求した時にも発行されますので、まだ AltiumLive アカウントをお持ちでない旧バージョンのユーザー様には これを単独で請求するのではなく、評価版を請求されることをお奨めしております。評価版請求の手続きは、単に メール でのご連絡または フォーム に必要事項を入力していただくだけです。このように評価版は AltiumLive アカウントと同じ手間で請求することができ、30日間最新版を無料でご利用いただくことができますので、ぜひとも評価版をご請求ください。

さらに Altium Designer 14 のリリースにあわせて、ライセンス認証が AltiumLive に一本化されました。これにより SUPPORTcenter が廃止され Summer 09 を利用する場合にも AltiumLive が必要になりました。そこで Summer 09 のユーザー様はぜひとも評価版をご請求いたき、最良のコンディションで Summer 09 をお使いいただくと共に、進化した Altium Designer 14 の機能をお試しいただきたいと考えております。

また、AltiumLive アカウントは最新版プログラムを利用した Viewer を請求 した時にも発行され、多くの場合 AltiumLive アカウントを別途に請求する必要はありません。しかし次のような場合には、AltiumLive アカウントを取得することで、より有効に Altium Designer  をご利用いただけますので、AltiumLive アカウントを別途ご請求ください。
  1. 複数のユーザー様でライセンスをご利用になる場合
    製品版オンデマンドライセンスはもちろんの事、評価版や Vierer を複数のユーザー様でご利用になる場合AltiumLive アカウントを取得することにより、必要な時にいつでもどこからでも、これらのライセンスや、AltiumLive サイトから提供される情報にアクセスできます。
  2. ライセンス運用の為の情報の入手と管理のために
    AltiumLive サイトやユーザーアカウントからは多くの情報が提供されており、実際に Altium Designer を使って設計実務を行わない場合にも、これらの情報は役立ちます。特に AltiumLive Dashboard では豊富な管理機能が提供されており、ご使用中のライセンスや過去のご利用いただいたライセンスに関する詳細の確認と管理が可能です。設計実務を行わない管理者の方々もぜひとも AltiumLive を取得し、これらの豊富な情報と機能をご利用ください。
I以上、評価版ライセンスと AltiumLive アカウントのご請求は support@anvil.co.jp または AltiumLive請求フォーム で承っておりますので、お気軽のご請求ください。

Altium Designer の評価版とビユーワー

Altium Designer には PCB 機能付きの Altium Designer と PCB 機能無しの Altium Designer SE が販売されています。そしてこの 2つとは別に評価版と Viewer が無償で提供されています。

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この製品版 2種類と無償提供されている 2種類のライセンスは全く同じ Altium Designer のプログラムをインストールして使用します。このため、これらの 4種類のツールが持つ機能とデザインファイルは完全な互換性が保証されます。このことは、これらのツールを併用する上において何ものにも代えがたい大きなメリットです。しかも評価版と Viewer はだれでも無償で入手できるわけですから、これを使わない手はありません。そこでこのAltium Designer 評価版と Viewer の利用をここで改めてお奨めしたいと思います。

新規に Altium Designer の導入を検討する場合
Altium Designer 評価版は製品版の Altium Designer(PCB付)と全く同じ機能を備えています。すなわち製品版を 1ヶ月借りたのと同じですので、これを使って機能と使用方法、PC/IT 環境との整合性などをもれなく確認すれば、完璧な評価が完了します。Altium Designer は極めて多機能でですのでこの評価は大変骨の折れる仕事ですが、アンビル コンサルティンではこの評価段階でのサポートを無償で提供していますので、ぜひとも安心してご利用ください。

旧バージョンからのアップグレード、保守再契約、ライセンス追加の場合
Altium Designer 評価版は、すでに Altium Designer をお使いのユーザーの方々もも無償で入手することができます。既存ユーザー様がご利用になる場合には、新機能と互換性についての確認が主な作業になるので、30日間で評価を終えることにそれほど困難は無いように思います。この場合にも無償でサポートさせていただきますので、ぜひともご利用ください。

サブスクリプション契約期間中の場合
サブスクリプション契約期間中であり最新バージョンをお持ちの場合でも、必要な場合には評価版を利用することができます。たとえば、旧バージョンから新バージョンへのアップデートを行う前に、新バージョンの動作うぃ確認しなくてはなりません。この動作確認に、保有しているライセンスを使用すると本来の設計業務に使用するライセンスが不足してしまう、という場合があります。このような場合には、評価版ライセンスの利用が可能ですので、ご請求ください。

複数の担当者で分担して評価したい場合
複数の担当者がそれぞれの空き時間を利用して評価するという場合、AltiumLive アカウントを追加取得することにより 1つのライセンスを共用することができます。この追加アカウントの発行はライセンス発行前、または発行後のいずれでも可能ですので必要になった時点でお申込みください。

評価版のライセンスタイプの選択
評価版ライセンスはオンデマンドタイプで提供されていますが、実際に購入を予定しているものと同じライセンスタイプで試したい場合があります。このような場合にはタイプの選択もしくは切替は可能ですので、このような場合にはご連絡ください。

Viewer の用途
Altium Designer の Viewer は、製品版Altium Designer と全く同じプログラムで動作します。このため元データの再現性に関する問題は本質的に発生せず元の Altium データを 100% 完全に再現することができます。Altium Designer 導入後は、生産技術・製造部門との連携には欠かせないツールです。また設計・開発部門でのドキュメント作成にも利用できますので、これをうまく併用することにより、製品版ライセンスの有効利用が可能になります。

さらに Viewer は評価版による評価段階においても役立ちます。たとえばライセンス期間終了後、評価版で作成したデータを使ってレポートや購入申請書類を作成したいというような場合にも利用できます。

のように、製品版と同じプログラムで動作する評価版と Viewer はその完璧な再現性を生かし、さまざまな場面で使うことができますので、ぜひともご利用ください。

CAM エディタを使う

ltium Designer にはリバースエンジニアリング機能を備えており、Gerber や ODB++ で保存されたグラフィックデータを読み込み、これを PCB データに変換し PCB エディタで修正を加えることができます。その概要は、他機種との互換性 - ガーバー を使ってリバースエンンジニアリング で紹介させていただいているとおり、Gerber を介して世界中のあらゆる PCB CAD で作成された アートワークデータを読み込んで、PCB 編集が可能な、非常に便利な機能です。

しかし、層ごとに保存されたアートワークのスタックアップなどの手続きが必要になり、単層のちょっとした修正には準備に手間がかかりすぎる場青があります。そこでこのような場合には、PCB データに変換せず、CAM エディタの編集機能を使うことになる訳ですが、その際に問題になるのが CAM エディタ の操作性です。

Altium Designer の回路図エディタや PCB エディタは、Altium の開発ポリシーとして Windows 標準に準拠した操作性をそなえています。しかし Altium Designer の CAM エディタは、企業買収によって外部から取得したツールであり Altium で開発でれた製品のようのに Windows 標準に準拠した作りにはなっていません。

このため、、CAM エディタを便利に使いこなすには、この特殊な操作性に慣れることが必要になります。そこで部品(CAM エディタではパッド)の移動を例にとり CAM エディタ の操作のポイントを説明したいと思います。

まず Altium PCB ツールの場合には、コマンドを何も起動しなくてもマウスのカーソルを部品上に移動し左ボタンで部品をつかめば自由に部品が動きます。いわゆる Windowsでいうところのドラッグ&ドロップにより、簡単に部品を移動できます。

しかし CAM エディタではそういうわけにはいかず、これと同じ操作をしても全くなにも起こりません。CAM エディタではドラッグ&ドロップはサポートされていませんので、パッドを移動させるには次のような手順が必要になります。

  1. [ Edit ] - Move コマンドを起動し、対象を選択する
    メニュー構造自体はWindows 標準が守られていますのでこの操作に戸惑うことはないでしょう。しかしこれでパッドをクリックしてもパッドがハイライトするだけで、パッドを動かすことはできません。実は CAMtastic では [ Edit ] - Move のコマンドによって最初に有効になる機能は、部品の移動ではなく移動対象のセレクトなのです。コマンドを起動した直後カーソルが四角形 [ □ ] に変化します。CAMtastic ではまずこの状態で、マウス左ボタンのクリックにより動かしたいパッドをセレクトします。
  2. マウスの右ボタンをクリックする
    マウスの右ボタンをクリックすることによりセレクトの機能が終了します。しかしCAMtastic では、単に機能が終了するだけでなく次の機能が有効になります。これでようやくパッドが動くと思いきや、ところがどっこい、さらにまだ前段階の操作が必要です。
  3. マウス左ボタンのクリックにより始点を決める
    この操作で、セレクトされた部分が四角形で囲まれ、マウスのカーソルは十字 [ +] に変化しているはずです。この状態で移動の始点を指定します。[終点] - [始点] の距離をセレクトされたオブジェクトが相対移動しますので、始点をどこに指定してもかまいません。しかし単独のパッドを動かす場合には、パッドのセンターを始点にするのが一番分りやすいはずです。マウスの左ボタンのクリックにより始点を決めます。ここまできてやっとパッドを動かすことができます。
  4. マウスの移動によりパッドを目的地まで移動して確定する
    マウスを動かせばパッドが移動しますので、目的地まで移動させたあとマウス左ボタンのクリックで終点を決めます
  5. これで移動が完了します。
    さらにマウスの右ボタンをクリックすると (1) の状態に戻りコマンドを再起動しなくても、別のオブジェクトを移動することができます。
以上のように、CAMtastic では他のアルテイウムのツールとは大きく異なる操作が求められます。そこでこの CAMtastic の違いに戸惑うことがないように、要点を4つあげておきます。
  • ドラッグ&ドロップはサポートされていない
  •  [ Edit ] - XXXX コマンドを起動すると、まずセレクト機能が有効になりその後、処理に必要な一連のンドが自動的に呼び出される
  •  マウスの右ボタンを押すと機能が終了するだけでなく次の機能が始まる
  •  部品移動の場合にはセレクトされたオブジェクトが、指定した始点と終点の間隔を相対移動する
この操作体系は、ACT 社の ECAM (現在の CAM350)がDOS 時代から用いてきたものに良く似ています。ECAM は PCベースのGerber エディタの草分けであり、長期にわたって販売されている製品ですので、CAM エディターでその操作体系が踏襲されたとしても不思議ではありません。また、これが使いやすいという評価もあります。アルティウムユーザとしては違和感を拭えませんが、とにかくこの違いを理解して慣れるしかありません。

Altium Designer 14のリリース

Aktium Designer は "2013" から "14"に移行しました。プレスリリース Altium Delivers New Altium Designer 14

先日、Altium Designer 14 の近日発売をお伝えしたばかりですが、本日すでに Altium の メインサイト の内容は全面的に Altium Designer 14 に差し替えられており、このリニューアルされたこれらのページで Altium Designer 14 の内容を詳しく知ることができます。

ad14release.png

まず、ラインナップと名称については、Altium Designer 14 License OptionsPurchasing Options によると 名称が"2013"から"14"に変更された以外は特に変わっていません。そしてこの新しい Altium Designer 14 の機能については文書での説明に代え多くの動画が用意されています。

動画は What's new  に 新機能だけを紹介したものが」 14本、そして Features の Video Gallery には
 Altium 2013 から引き継いだ機能を含む 91本用意されています。

以下が What's new  の動画で紹介されている、Altium Designer 14 の新機能です。フレキシブル基板の曲げをサポート
  1. 曲げを伴うフレキシブル基板をサポート
  2. 複数のレーヤースタックをサポート
  3. フレキシブル基板を含むデザインの 3D のクリアランスチェック機能の追加
  4. 3D 動画プレゼンテーション機能を拡張
  5. レーヤースタックテーブルの生成機能
  6. レーヤースタックドキュメンテーションの生成 機能
  7. 部品購入プロセスのサポート
  8. PCB フットプリントの部品属性を追加
  9. 層間をグランド連結する VIA の自動発生機能を拡張
  10. AutoCAD 入出力機能の改良
  11. マルチプルレーヤースタックのサポートを含む新しいレーヤースタックマネージャー
  12. Eagle PCB ファイルの読込機能
  13. 差動配線時の自動ネックダウンと差動インピーダンスの一定化
  14. 差動配線の線幅またはギャップ変更時の差動インピーダンスの一定化
なおここには、 Altium Designer 14 のライセンスおよびプログラムの提供がいつから開始されるのかについての説明がありませんので、確認が取れ次第ここに追記いたします。
* 10月 21日、
Altium Designer 14 の出荷が始まりました。

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Altium Designer 14 のアナウンス

ここのところ Altium Designer 2013 のアップデートがペースダウンしていましたが、先ほど Altium のサイトを覗いたところ Altium Designer 14 がアナウンスされていました。尤もComing soon のページですので、今のところ、まだリリースされているわけでは無く単なる予告です。

Altium のサイトのトップページからアクセスする場合には、アイキャッチ画像の下に表示されるバナー(2種類が交互に表示される)をクリックします。そうするとこの Altium Designer 14 がアナウンスされている Coming soon ページ に入ることができます。

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このページにはいくつかの動画が置かれています。さっと目を通しましたがな、今回もななか気が利いたアップデートが行われているようです。中でも Eagle ファイルの読込機能は的を得たもののように思います。おそらく、Eagle の手軽さに引かれて Protel から Eagle へ移行された方もおられると思われます。そこでこの新機能は、これらの方々に対して Altium Designer に復帰するためのパスを提供するものになると思います。

標準 Gerber と拡張 Gerber

CAD による PCB 設計が終わった後そのデータから直接製造用データを出力します。いわゆるこれは CAM 出力と呼ばれる工程であり、アートワークフィルムの作成と穴あけのためのデータを出力します。

この PCB のアートワークフィルム作成工程は印刷物の場合と良く似ていますが、データの受け渡しには Gerberという PCB CAD 独自のフォーマットが用いられます。この Gerber は標準化されたフォーマットですが、表現にいくらかの自由度が与えられており生成されたファイルのフォーマットにバリエーションが生じます。このため書き出し時と同じコンディションで読み込まなぇれば、正しいアートワークイメージが再現出来ません。そしてその作業のために Gerber フォーマットに関する予備知識が必要になります。

また Gerber フォーマットはPCB 編集を目的に CAD ツールにデータを取り込む際にも利用され、CAD ツールへの読み込みが必要になる場合が多々あります。そこで、この Gerber フォーマットについて、簡単に説明させていただきたいと思います。

Gerber  はPCB のアートワークフィルムの作画に用いられるグラフィック・フォーマットであり、もともとはフィルム作画機(フォトプロッタ)のメーカである Gerber 社で開発され社内規格として使用されていました。これがデファクト・スタンダードとして広く普及したため、1979年にEIA (米国電子工業会)で RS-274D として規格化されました。現在、量産用の PCB フィルムデータを単面でやりとりする場合には必ずと言ってよいほど、このGerber フォーマット(拡張されたものも含む)が用いられています。

この RS274-D Gerber フォーマットは、アートワークを「点」と「線」の組み合わせだけで表現します。RS-274D Gerber データには作画するすべての「点」と「線」の座標が示されています。しかしこの「点」と「線」の形状とサイズの定義は含まれておらず、そのかわりに D コードと呼ばれる作画ツールの番号が示されています。このため実際に作画する場合には、このDコードを作画に使用するツールの形状とサイズに置き換える必要があります。

初期のフォトプロッタでは、アパーチャと呼ばれるシャッターのようなもので光束を制御して、作画の形状とサイズを決定していました。このため作画ツールをアパーチャと呼び、そのサイズを示すリストをアパーチャ・テーブルと呼んでいます。このしくみはペンプロッタに置き換えて考えるとわかりやすいと思います。アパーチャはプロッタのペンに相当し、そのペン先の形状と太さがアパーチャ・テーブルに示されます。

この RS274-D で作画する場合には Gerber データだけでなく、必ずこのアパーチャ・テーブルが必要になります。また、RS-274D ガーバーには面を表現する手段がありませんので、ベタで塗りつぶす部分には、多くの「線」を並べなくてはなりません。このため、基板の配線パターンが単純であってもベタエリアが多いとデータ量が激増します。

このように、RS-274D ガーバーにはいくつか不便な部分があるため、その改良版として、Gerber  RS-274Xフォーマットが開発されました。これには、アパーチャ・サイズの定義が含まれていますので、別個にアパーチャ・テーブルを用意する必要はありません。また、「点」と「線」だけではなく「面」の記述が可能ですので、データ量が少なくてすみます。この RS-274X はEIA規格ではなくガーバー社(Barco Gerber Systems Corporation)の社内規格です。しかしデータの受け渡しが簡単になることから、現在では RS-274D よりも RS-274X のほうが多く使われるようになりました。

RS-274X は RS-274D を改良したものですので、両方ともGerber フォーマットには違いありませんが、混同を避けるために RS-274D を標準 Gerber 、RS-274X を拡張 Gerber と呼んでいます。

Gerber データを再現する場合には、ファイル読み込む前にそれが標準ガーバーなのかそれとも拡張Gerber なのかを判別する必要があります。Gerber ファイルを受け取った時にアパーチャ・ファイルが添付されていなければ、それは拡張ガーバーのはずです。しかし手違いで添付されなかったという場合もありますので、一度ファイルの中身を覗いてみるとよいでしょう。通常は ASCIIファイルですので、テキストエディタで読むことができます。

274x.jpg

拡張 Gerber の場合には、先頭付近に「%」で区切られたパラメータが何行か並んでいるはずです。これは、拡張 Gerber 独自のものですので標準 Gerber にはありません。もしこれがなければ、標準 Gerber ですので、相手に対してアパーチャ・ファイルを請求することが必要です。

標準 Gerber の場合、拡張 Gerber のように情報は一つのファイルに全情報が格納されているわけではないので、フォーマットに関する知識が必要になる場合が多々あります。なおこの  Gerber フォーマットついては以下のページでわかりやすく解説されていますので一度ご覧ください。
また、PCB フィルムデータを単面でよりとりする場合にはこの、RS-274X 拡張 Gerber が主流ですが、複数の層のフィルムデータをレーヤースタック情報と共に読み込む場合には ODB++ が良く用いられます。この ODB++ やその他のフォーマットを含めた Gerber フォーマットに関する包括的な解説が、ウィキペディアの ガーバーフォーマット で行なわれています。ちなみに、ここで用いられている Gerber のサンプルデータは Altium Designer(又は Protel)で作成されているようです。

Altium Designer のライセンスタイプ

(過去の記事の内容の更新)

CAD ソフトウェアでは通常 、スタンドアロン(ノードロック)とネットワーク(フローティング)の 2種類のライセンスタイプが用意されていますが、Altium Designer ではこの2種類に加え「オンデマンド」というユニークなライセンスタイプが用意されています。  このオンデマンドは、ノードロックの可搬性とフローティングのライセンス共有機能を併せ持つ、非常に便利なライセンスタイプです。

オンデマンドタイプではフローティングと同様、ライセンスサーバーからライセンスを取得します。しかし社内のLAN上のライセンスサーバからではなく、インターネット上に設置されているライセンスサーバーからライセンスを取得します。このため Altium Designer を社外に持ち出す必要がある場合にも、インターネットにさえ接続できれば、どこででもライセンスを使用することができます。

このオンデマンドを本来(デフォルト状態)のモードで使用する際」には、インターネットに常時接続されていることが必要です。しかしオンデマンドにはローミングモードが備えられており、これを利用することによりインターネットに接続できない環境で利用することができます。

スタンドアロン(ノードロック)とネットワーク(フローティング)の 2種類については他社製品や、Winter 09 以前の Altium Designer と同様に機能します。この両者とも運用時にはインタ-ネットへの接続は不要ですが、セットアップやアップデートの際にはインターネットへの接続が必要です。なお、ライセンスサーバーがインターネットに接続されてない場合には、インターネットに接続されている他の PC を利用して認証することができます。

またこれらのライセンスタイプは、アルティウム社への依頼により、購入後に変更することができます。しかしこれは有料であり、製品価格の差額と手数料のご負担が必要になります。そこでこのライセンスタイプを的確にお選びいただくため、要点を整理したいと思います。
  • スタンドアロン(ノードロック)
認証をを終えた後は、インターネットにも LAN にも接続できない環境で使用できますので、社外への持ち出しが容易です。ただし、1台の PC だけでしか使用が許可されていませんので、複数の PC やユーザーの間でライセンスを使いまわすという用途には向きません。ただし、自宅での一時使用として、同時に使用しないことを条件に複数の PC にインストールして使用することが認められていますの利用者が同じあればで自宅と会社での共用が可能です。
  • オンデマンド
デフォルトのモードでし様する場合にはインターネットへに常時接続されていることが必要ですが、ローミングモードに切り替えることによりインターネットに接続できない環境でも使用できます。もちろんLAN はの接続も不要ですので、社外への持ち出しが容易です。さらに このオンデマンドはインターネット上に設置されたライセンスサーバからライセンスを受け取るシステムですので、複数の PC やユーザの間でのライセンスを共有する事ができます。
  • プライベートサーバー(フローティング)
LAN に接続された複数の PC でライセンスを共有することができます。認証時以外、インターネットへの接続は不要ですが LAN とLAN 上へのライセンスサーバの設置が必要であり、常時 LAN に接続されていなくてはなりません。このため、Altium Designer を社外に持ち出して使用すのは困難です。なおイレギュラーな用法ではありますが、1台の PC にライセンスサーバープログラムと Altium Designer をいっしょにインストールして、LAN もライセンスサーバもない環境で使用することができます。

さてどれを選ぶか?
3種類のライセンスがどのようなものかわかったところで、どれを選べばよいのか?ということになります。そこで、それぞれの特徴を一覧表にしてみました。

ライセンスタイプライセンス共有社外での使用サーバーPC
スタンドアロン困難容易不要
オンデマンド 容易容易不要
プライベートサーバー容易困難必要

この表を見るとすぐに、一般的な用途においてはオンデマンドが最適であることがわかります。価格的にはスタンドアロンが一番安く、オンデマンドは一番高く設定されていますが、オンデマンドにはこの価格差以上の有用性があるように思います。

以上、Altium Designer 導入の際にはオンデマンドを第一候補として検討されてはいかがでしょうか? 

オンデマンドとスタンドアロンの切替

7月1日から、Altium Designer のオンデマンドとスタンドアロン・タイプにそれぞれ別価格が適応されましたが、今月から機能についてもそれぞれオンデマンドとスタンドアロン固定され、オンデマンドとスタンドアロンの間の切替ができなくなりました。そして意外なことに、この制限は 7月1日以降に販売されたライセンスだけでなく、それ以前のものにも加えられており、今までオンデマンドとスタンドアロンを切り替えてお使いの場合には大変ご不便をおかけすることになってしまいました。

6月30日までオンデマンドとスタンドアロンは、同じ仕様のものが同じ価格で販売されており、機能的にはオンデマンドとスタンドアロンは単なるモードの違いとして、双方を自由に行き来できました。このため、オンデマンドを購入してスタンドアロンで利用されている場合や、スタンドアロンで購入してオンデマンドで利用されている方も数多くおられますが、これの場合にも今回の制限により本来のライセンスタイプに戻すことができなくなってしまいました。

そこでアルティウムではこれ対する対応策として、ユーザー様からの「オンデマンドとスタンドアロンの間の切替依頼」をお受けしております。ご自身での切替ほど便利なものではありませんが、もし切替を希望される場合には support@anvil.co.jp までご連絡ください。

また、現在は依頼すれば切替可能ですが、今後さらにオンデマンドとスタンドアロンの機能の分化・固定化が進むことが予想されますので、現在切り替えてお使いになっている場合にも、いずれオンデマンドまたはスタンドアロンに固定した状態で使用しなくてはならない時期が来ると思われます。このため、今からオンデマンドとスタンドアロンのメリット・デメリットをジャッジしそのための準備を始めることが必要です。

そこでアンビルコンサルティングでは、汎用性の高いオンデマンド・タイプの利用をお勧めしております。オンデマンド・タイプにはローミングモードが備えられており、このモードを利用するとインターネットに接続しなくてもライセンスを利用できます。このようにオンデマンドはスタンドアロンの機能を合わせ持つ汎用性の高いライセンス・タイプですので、現在もしスタンドアロンで扱いになっている場合には、一度オンデマンドのローミングモードをお試しください。

なお、この記事の内容は 2013年6月30日以前にライセンスされたAltium Designer を対象にしたものであり、7月 1日以降のものは対象外です。

以上、ライセンスタイプの切替はアルティウム社へ依頼しなくてはならなくなりましたので、切替を希望される場合には support@anvil.co.jp までお申込みください。

Altium Designer の部品表作成機能

(旧アルティクムの情報箱からの転載・加筆)

Altium Designer はフォーマットを柔軟にカスタマイズすることができる部品表作成機能を備えています。この部品表作成機能では部品表への出力項目を、部品の属性およびスペシャルストリングから自由に選ぶことができます。また、リンクしている回路図シンボルとPCBフットプリントの両方の属性を表示項目に加えることができます。さらに、グループ化の機能がありますので部品手配の際に必要になる員数の集計を自動的に行なううことができます。

この機能は "Bill of Materials" コマンドにより起動します。設定画面には多くのチェックボタンや出力のプレビューが表示され、これらの設定によ部品表を自由にカスタマイズすることができます。

bom3.jpg

この設定画面には各要素が整然と並んでおり、画面を見ればおおよその機能を知ることがができます。しかし画面を見ただけでは気付きにくい重要な機能もいくつかあります。

その一つがグループ機能です。これは特定のフィールドーデータを参照して同じデータを持つものを一つのグループにまとめて員数を集計する機能です。デフォルトでは、Comment と Footprint によってグループ化されるように設定されています。この設定は、ドラッグ アンド ドラッグで "分類する列"のエリアにフィールドを加えたり、除外したりすることによって行います。例えば、メーカ名ごとに部品の員数を集計したい場合には Manufaucture フィールドを"分類する列"の部分にドラッグ アンド ドラッグで移動します。

もう一つは、ソート機能です。表示された部品表の各列の最上部のタイトル部分をクリックすると、昇順/降順での並べ替えができます。これについては他の Windows アプリケーションと同じです。しかしこの Altium Designer の部品表には、"Shift" + クリック に特別なソート機能が割り当てられています。

"Shift" + クリック でも、単なるクリックと同様に昇順/降順での並べ替えが実行されます。しかしこの"Shift" + クリック の場合には以前に実行された並べ替え結果を保持したまま、並べ替えが行なわれます。

例えばまず、RibLif のタイトルをクリックして部品の種類ごとに並べ替えます。これで、抵抗やコンデンサなどの部品ごとに分類表示されます。そしてそのあと、Comment のタイトルを "Shift" キーを押しながら クリック すると、直前に行なった RibLif での抵抗やコンデンサなどの部品ごとの分類結果を保持したまま Cmment(抵抗やコンデンサの定数 )での並べ替えが行なわれます。

この"Shift" + クリックによる並べ替えは見落としがちな機能ですが、実用上必要な機能ですので覚えておいてください。

この機能は Altium wiki の カスタム部品表の作成  で詳しく説明されています。またアンビル コンサルティングではこの 部品表機能を紹介する動画 を用意していますので、ぜひ一度ご覧ください。

ライセンスは誰(どこ)に提供されるのか? - 使用許諾契約書を読む

Altium Designer のライセンス購入時には、ユーザー登録を行いこのユーザーに対してライセンスが提供されます。しかし、このユーザー情報には組織名と部門名、個人名などが含まれており、ライセンスの提供先(使用許諾先)が会社(学校)なのか?、またその中の一部門なのか?、またその組織に所属する個人なのか?はっきりしません。

そこで、使用許諾契約書の内容を確認してみました。まず全体をみわたしましたが、ライセンス相手を明示的に示してしる条項は見当たりませんでした。しかし、複数の条項に制限事項の記載があり、これらから使用許諾先を推測することができます。

たとえば、条項 2.3.1.に「お客様の関連会社、子会社または部門、異なる地理的場所に所在するお客様の事業の一部、または第三者に対して、いかなる一部であれ、許諾資料をコピーすること、これにアクセスすること、これを使用することを許可すること」という記載があります。

adeula201308.png

ここでは「異なる地理的場所に所在するお客様の事業の一部」に対して使用を認めておらず、実質的に使用許諾の相手(範囲)はライセンスを購入した会社の同一敷地内の事業所ということになり、ユーザー登録された個人名はその管理者ということになります。

しかし、この条項で使用が許可されていない「連会社、子会社または部門、異なる地理的場所に所在するお客様の事業の一部、または第三者」についても「一時使用」の形でライセンスの使用が認められており、条項1.23.で規定された制限の範囲内でライセンスを利用することができます。

また「同一敷地内の事業所」内の全てが使用許諾の対象になる訳では無いことに注意しなくてはなりません。使用許諾を得るには、使用許諾契約書に対する同意が必要です。しかし、管理者がインストールしたプログラムを利用する場合には、利用者は使用許諾契約書への同意手続きを行っていません。このため、自分自身でプログラムをインストールしていない場合には、規定のうえでは一時使用としてライセンスを利用していることになり、項1.23.による制限を受けることになります。

以上、ご購入いただいたライセンスは、他部署であってもも同一敷地内であれば、正式に使用許諾されたライセンスとして遺憾ご利用いただくことができます。また一時使用の形で、異なる住所にある関連部門、子会社、関連他社などでご利用いただくことができます。管理者の方々はこの 使用許諾契約書 の内容を詳しく読み、ライセンスを違反なく有効にご利用いただくようにお願いします。

オンデマンドからスタンドアロンへの切替え - 使用許諾契約書を読む

+ は非常に重要な文書であり、今までに何度か内容の解説をおこなっていますが、回は、スタンドアロンライセンスの許諾範囲が規定された条項をの解説し、オンデマンドからスタンドアロンへの切替に際しての制限事項についてお伝えしたいと思います。

なお使用許諾契約はメーカーである Altium 社とエンドユーザーとの間の契約であり、代理店はこの契約の当事者ではありません。従い、ここに示された使用許諾契約書に対する解釈は、単なる一代理店の見解であり何らの拘束力を持つものではありません。よって、使用許諾契約書に対する合意とその運用にあたっては、使用許諾契書本文の内容を事前に詳しくお読みいただき、ユーザー様自身でその許諾範囲をご判断いただくようにお願いします。そしてもし、使用許諾契書に合意できないという場合、インストール前であれれば返品が可能ですので、その旨ご連絡ください。

スタンドアロンライセンスに於ける許諾範囲は、条項 2.3.2.で以下のように示されています。
「お客様が一台のコンピュータに係る許諾資料の使用を許諾された場合は、許諾された期間中いつでも、許諾資料の1部のみをインストールし使用することができ、前記の許諾資料は、お客様によってのみ使用されるものとします。」

standalone.png

この「一台のコンピュータに係る許諾資料」とは「スタンドアロンライセンス」のことであり、ここではスタンドアロンでの許諾範囲を規定しています。この文面は非常にシンプルでその内容もごく普通です。しかしこの条項がオンデマンドからスタンドアロンに切り替えた場合にも適応されるのか否かによって、許諾範囲が大きく変わります。

たとえば、オンデマンドライセンスを購入した場合の使用許諾対象は「オンデマンドライセンス」であり、「一台のコンピュータに係る許諾資料」では無いのでこの条項は適応されないという解釈をすることもでき、この場合にはスタドアロンへの切替に際して制限が生じることはありません。しかしそうすると、スタンドアロンへの切替後の許諾範囲を示す条項が消滅してしまいますので、これについてアルティウムの国内販売チャンネルでは、オンデマンドを購入した場合でもスタンドアロンに切り替えればこの条項が適応されるという解釈をしています。

しかしこの条項では、プログラムのインストールが登録ユーザーの PC とその自宅の PC にしか許可されていません。このためこの条項を文面どおりに運用すると、スタンドアロンに切り替えたあと、オンデマンドでセットアップされた他の PC 上へのインストールを全て消去しないと許諾契約違反になり、事実上スタンドアロンへの切替ができなくなってしまいます。そこで国内の販売チャンネルでは、これについて以下のように緩い表権で皆様ご案内いしています。
  • 該当するオンデマンドライセンスの登録ユーザー様に対して:
    できるだけ、スタンドアロンと同等に利用可能なローミングモードをご利用ください。
  • 該当するオンデマンドライセンスの一般利用者様に対して:
    スタンドアロンへの切替は許諾契約違反になりますので切り替えないでください。
弊社及び国内販売チャンネルでは、スタンドアロンライセンスの許諾範囲を規定する条項 2.3.2.をこのように解釈し運用しています。しかし代理店は使用許諾契約の当事者ではありませんのでので、この解釈は使用許諾契約の当事者である、お客様の解釈に優先するものではありあせん。

この条項の解釈次第では、先進でフレキシブルな Altium Designer のライセンスタイプの特徴を有効に生かすことができなかったり、逆に知らず知らずのうちに不正使用をしてしまう場合がありますので再度この条項をご確認ください。

使用許諾契約は、メーカーである Altium 社とエンドユーザーとの間の契約です。上記は契約当事者ではい一代理店の単なる見解ですので、有効かつ合法的な運用のために、使用許諾契約書 の内容全般に目を通していただき、ユーザー様自身で許諾範囲をご確認いただくようにお願いします。

Altium Designer 2013、3回目のアップデート

遅ればせながらのご案内となりましたが、先月 6月13日に Altium Designer 2013 以降 3回目のアップデートとなる Version13.3.4 (Build 28608)がリリースされました。

改良項目は 80項目以上あり、内容的にはインポーター、ドキュメント出力などの入出力機能の改良が目に付きます。また回路図エディタにも多くの改良が加えられており、今回新たに GOST規格に準拠した回路図のパワーオブジェクトの作画スタイルが追加されなした。

また、今回のアップデートで回路図の Unicodeテキストがサポートさましたが、残念なことに、これによる影響と見られる文字化けが報告されています。以前のバージョンで保存された回路図ファイルをこの新しいバージョンで開くと、一部に文字化けが発生しますので、注意が必要です。

このアップデートの詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト でご確認ください。


Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ - 2013年7月

Altium Designer では Summer 09 以降、オンデマンドタイプのライセンスが用意され、従来のスタンドアロンとプライベートサーバー(フローティング)タイプとあわせて、合計 3 タイプのライセンスが提供されています。してこれらは今まで、全て同じ価格で提供されてきましたが 今月 7月 1日の価格改定により、それぞれのタイプごとに異なる価格に設定されました。そして、購入後のライセンスタイプの変更の際には、ライセンス価格の差額に加え、切り替え手数料が必要になりました。

7月1日からの Altium Designer の新価格 (税別)

品目旧価格(円)新価格(円)
Altium Designer SE(基本セット・PCB無)Standalone291,000291,000
Altium Designer SE(基本セット・PCB無)On-demand291,000324,000
Altium Designer SE(基本セット・PCB無)Private Server291,000313,000
Altium Designer (拡張セット・PCB付)Standalone695,000695,000
Altium Designer (拡張セット・PCB付On-demand695,000774,000
Altium Designer (拡張セット・PCB付Private Server695,000748,000
ライセンスタイプの切換え手数料無料30.000


このことは、購入時のライセンスタイプの選択が今まで以上に重要になったことを意味します。そこで改めて、これらのライセンスタイプについて解説したいと思います。

スタンドアロン(ノードロック)
台の特定の PC に対して提供されるライセンスであり、基本的には 1台の PC にしかインストールが許可されていません。ライセンスの認証はインターネット経由でライセンスファイルを取得して、これをライセンスキーとしてローカル PC にインストールするこによって行いますので、認証をを終えた後は、インターネットにも LAN にも接続できない環境で使用できます。

このため社外への持ち出しが容易です。ただし、1台の PC だけでしか使用が許可されていませんので、複数の PC やユーザーの間でライセンスを使いまわすという用途には向きません。ただし、自宅での一時使用として、同時に使用しないことを条件に複数の PC にインストールして使用することが認められています

なお従来このスタンドアロンライセンスはいつでも自由にオンデマンドへの切り替えが可能でしたが、7月1日からはスタンドアロン専用として販売されるようになり、スタンドアロンからオンデマンドへの切替えは、Altium への依頼とライセンス価格の差額 + 切り替え手数料の負担が必要になりました。

オンデマンド
本的には従来のフローティングライセンスと同様、ライセンスサーバーからライセンスを受け取る形ですので、ライセンスの共有が容易です。また、ライセンスサーバーは、従来のフローティングライセンスのように、社内のサーバーからライセンスを受け取るのではなく、インターネットを介して Alitoim が用意したサーバーから受け取る形になります。このため、ライセンスサーバーを用意する必要はありませんが、インターネットへの接続が必要です。

基本的にはライセンスのセットアップが完了した後も常時インターネットに接続されていることが必要ですが、ローミングモードに切り替えることによりインターネットに接続できない環境でも使用できます。もちろん LAN への接続は必要ありませんので、社外への持ち出しが容易です。またフローティングライセンスと同様、複数の PC やユーザーでのライセンスの共有が容易です。さらに 1 User のオンデマンドライセンスの場合には、インストール後、自分でスタンドアロンに切り替えることができます。

プライベートサーバー(フローティング)
内に設置ライセンスサーバーからライセンスを受け取るしくみですので、LAN とLAN 上へのライセンスサーバの設置が必要になります。セットアップ時以外はインターネットへの接続は不要ですが、 LAN 経由で社内にあるサーバーからライセンスを取得しますので、社外での Altium Designer の利用は困難です。しかしこの反面、インターネット障害の影響を受けないというメリットがあります。

このプライベートサーバーライセンスは複数のライセンスを多数のユーザーで共有したい場合に最適です。またイレギュラーな用法として、1台の PC にライセンスサーバープログラムを共存させ、スランドアロンライセンスのように LAN もライセンスサーバもない環境で使用することもできます。なお従来、プライベートサーバーとオンデマンド・スタンドアロンでは同じ価格で提供されていましたが、7月1日からはそれぞれ異なる価格に設定されました

さてどれを選ぶか?
3種類のライセンスがどのようなものかわかったところで、どれを選べばよいのか?ということになります。そこで、それぞれの特徴を一覧表にしてみました。

ライセンスタイプライセンス共有社外での使用サーバーPC
スタンドアロン困難容易不要
オンデマンド容易容易不要
プライベートサーバー容易困難必要

 この表を見るとすぐに、一般的な用途においてはオンデマンドが最適であることがわかります。多人数での運用やインターネットへの接続ができない環境で使用する場合以外はまず、オンデマンドライセンスを第一候補として検討されてはいかがでしょうか? 

ライセンスタイプの選択にあたっては Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ  が参考になると思います。

なお現在、新しいスキームへの移行期間中のため、スタンドアロンとオンデマンドのどちらを選んでも同じように動作しますが、将来的には機能に差異が設けられる見込みです。またスタンドアロンをお選びいただいた場合、オンデマンド機能についてのテクニカルサポートは含まれていませんので、オンデマンドでの利用を予定されている場合にはオンデマンドをお選びください。

また、どうしてもどれにするか決断できない場合には、一旦スタンドアロンを選び、一年後のサブスクリプション更新時に改めてライセンスタイプを選び直すという方法もあります。この場合=すなわち、サブスクリプション更新時のライセンスタイプ変更する場合には切り替え手数料が免除され、ライセンス価格の差額の負担だけでライセンスタイプを変更することができますので、使ってみないと決められないという場合には、これが最善の方法かも知れません。

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Altium Designer 新旧バージョンの互換性とビューワ

Altium Designer 10 以降は 小刻みにプログラムのアップデート が行われるようになり、デザインファイルに頻繁の属性が追加されるようになりました。このため、新しいプログラムで保存されたファイルを、古いプログラムで開くとその設計情報が正しく再現できません。また古いプログラムで保存されたファイルを新しいプログラムで開く場合はほぼ問題ありませんが、それでも属性の取り扱いの違いなどにより完全な互換性が保てない場合が生じます。

このため、Altium Designer ではこれを警告するため、バージョンの異なるプログラムでファイルを開いた場合、以下のようなメッセージを表示します。

UPDATE19で保存した PCB ファイルを Altium Designer 2013 で読み込んだ場合
ad19to2013.png

Altium Designer 2013で保存した PCB ファイルを UPDATE19 で読み込んだ場合
ad2013to19.png

このように、バージョンの異なるプログラムでデザインファイルを共有するための配慮が行われていますが、頻繁にファイルをやり取りする場合にはやはり、バージョンをそろえるに越したことはありません。

さらにこのような互換性の問題は、正規プログラムとビューワの間でも発生します。Altium Designer のビューワは 以前このサイトで紹介 した ダウンロードページ から無償で入手できます。しかし、このビューワのバージョンは Summer 09 相当ですので、新しいバージョンで追加された多くの属性を取り扱うことができません。

そこでこのような問題を補うため、最新版の Altium Designer プログラムを使った、ビューワライセンスの提供が行われています。このライセンスは、製品版ライセンスの場合と同じプログラムをインストールし、製品版と同じ方法で認証して利用します。これなら互換性は完璧です。

このビューワライセンスはいろいろな用途があります。たとえば、取引先で精度の高いデータの確認が必要な場合、旧バージョンで保存したファイルの最新バージョンでの再現性を確認したい場合、データーの確認には正規ライセンスの代わりにこのビューワーを使ようにして製品版ライセンス利用率を上げるなどの用途がすぐに思い浮かびます。

このビューワライセンスは無償で提供されています。入手を希望される場合には、お気軽に info@anvil.co.jp までお申し付けください。

Altium Designer 2013、2回目のアップデート

今月 5月10日に Altium Designer 2013 以降 2回目のアップデートとなる Version 13.2.5 (Build 28368) がリリースされました。前回のアップデートから 2ヶ月以上経過していることもあり、今回はかなり盛だくさんな更新内容になっています。ざっとリストを確認したところ 100項目以上もの改良が行われており、さらに今まで改良を求める声が多かった部分に対しても、しっかり対応されています。

今回のアップデートで目を引くのは PCB 機能の改良です。なかでもLive Drill Drawing Table は今まで要望が多かった機能です。

Alyium Designer では今まで、Drill Drawing(穴図)作成に際する自由度がイマイチ不十分でした。加えて生成された Drill Drawing を設計画面に表示することはできず、イメージの確認には CAM 出力または Print Preview が必要でした。今回のアップデートで登場した Live Drill Drawing Table では、この点が改良され、設定の自由度の向上に加え穴図を設計画面に表示ができるようになっています。

DrillTable_1.png

DrillTable_2.png

また今回のアップデートではデータ管理機能(Vault)に数多くの改良が加えされています。Altium Designer 2013 以降 Vault についてのお問合せを時々いただくようになりました。この Altium Vault は商品として販売されているだけでなく、Personal Vault が無償で提供されていますので、ぜひともお試しください。

今回のアップデートは、Altium Designer 2013 がインストールされていれば今までと同様「プラグインと更新」コマンドでインストールできますので是非ともご利用ください。

このアップデートの詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト でご確認ください。

値上がり前に Altium Designer 基本セットをご検討ください

Altium Designer 2013 のリリースにあわせて値上げが発表され、その実施前のご購入をお勧めしておちますが、基本セットについては実施日が 7月 1日に延期され、6月 25日まで現在の価格でご購入いただくことが可能になりました。

値上げ後は現在の 131,000円(税別)が 291,000円(税別)へと 2倍以上の価格になりますので、6月 25日までの期間を利用して基本セットの新規購入、ライセンス追加、アップグレード、サブスクリプションの更新をご検討ください。

追記: 4月 2日
上記のように基本セットの値上げが延期されましたが、新規ライセンスのみ延期対象がら外されており、4月 1日から 291,000円(税別)の新価格が適応されました。

検討に際しては、以下のページをあわせてご覧ください。

  • 一人にしておくのは勿体ない - Altium Designer で設計分担
    CAD ツールを使って設計では、ファイルによるデザインデータのやり取りができるので、設計分担が容易です。値上げ前に基本セットを追加購入して設計分担ができる環境を構築されてはいかがでしょうか?
  • Altium Designer 内蔵シミュレータの活用
    Altium Designer 基本セットは統合ツールですので回路図エディターだけでなく、シミュレータも含まれています。Altium Desigber では回路図エディターの価格で、シミュレータや FPGA 開発機能を含む統合ツールの機能を手に入れることができます。
  • OrCAD で作成された回路図や PCBデータの読み込み
    Altium Designer は OrCAD で設計されたデザインデータを再利用するための、特別な配慮が行われています。
  • 回路図エディターをお探しの皆様方へ
    Altium では回路図作成だけの機能を提供する、単体の回路図エディターは地峡されていませんので、回路図エディターだけが必要な場合にも、統合ツールである Altium Designer 基本セットを購入する必要があります。しかし価格は、他社で販売されている単体の回路図より安価ですので、ぜひとも Altium Designer をお選びいただき、高度に統合された環境を設計にお役立てください。
  • 他社製品および旧製品との互換性
    Altium Designer 基本セットでは、OrCAD はもちろんのこと PADS Logic/DxDesigner、P-CAD、CircuitMaker で作成された回路図を読み込んで再利用することができます。
  • Altium Designer 拡張セットと基本セットの併用
    PCB 機能付の Altium Designer 拡張セットと PCB 機能の無い基本セットは、プログラム自体が全く同じなので設計プロセスのどの段階ででも自由に設計データのやり取りを行うことができますので、基本セットと拡張セットの併用とその連携を特別な配慮無しに行うことができます。
  • Altium Designer 2013
    Altium Designer 2013 は Altium Designer 12 の Update 25 が名称変更されたおのですが、この  Update 25 では回路図編集機能もしっかりアップデートされています。部品端子に対する属性の追加もその一つであり、ピン名称にフォント指定が可能になり、日本語で名称を付けることができるようになりました。
  • Altium Designer 進化の記録
    Altium Designer 基本セットは Protel 回路図エディターの後継製品です。初代 Advanced Schamtic のリリース以降、現在に至るまで、休むことなく改良が続けられてきました。

以上、ご検討に際するお問合せ、トライアルライセンスの請求、見積依頼は info@anvil.co.jp または 問合せフォーム にて承っていますので、お気軽にお申し付けください。

Altium Designer 2013 の最初のアップデート

先月 2月28日に Altium Designer 2013 への移行後、最初のアップデートとなる Version13.1.2(Build 27559)がリリースされました。

今回のアップデートは改良項目の数こそ 75項目と多いものの、新機能の提供はなく全て不具合の修正に類するものとなっていますす。このため キーハイライトとしては特に何も紹介されていませんが、国内ユーザーとしては、日本語環境の更新が行われている点を見逃すことはできません。今回は日本語環境の不備が解消されていますので、国内ユーザーにとっては特に、利用価値の高いアップデートだと思います。

項目ごとの改良点の数は以下のとおりです。

  • Altium Designer Base (20)
  • インストレーションシステム (3)
  • データマネージメント (4)
  • Altium Designerローカライゼーション (1)
  • PCBサポート (5)
  • PCBシステム (14)
  • 回路図システム (9)
  • ソフトデザイン システム (3)
  • データ管理パッケージ バージョンコントロール - SVN (1)
  • 出力ジェネレータ (6)
  • エンべデッド デザイン ツール (7)
  • 開発がアップデートしたモジュール (2)

これを見ると、DXP プラットフォームと PCB 機能に対して多くの改良が加えられていることがわかります。しかしそれ以外の機能に対する改良も少なくはなく、比較的前提に対してバランスよく改良が加えられたアップデートリリースであるといえます。

Altium Designer 2013 がインストールされていれば今までと同様「プラグインと更新」コマンドでインストールできますので是非ともご利用ください。

詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト の Altium Designer Version 13.1 リリースノート をご覧ください。

動画による Altium Designer 2013 の機能紹介

Altium Designer 2013 の専用ページでは動画による新機能の紹介が行われています。

この Altium Designer 2013 は、過去のアップデートを追認する形で Altium Designer 12 から名称変更が行われたものです。そしてこの Altium Designer 2013 の最初のビルドである、10.1531.27391(Update 25)では、それまでよりも大きなアップデートが行われており、なかなか侮れないものになっています。

そこで Altium Designer 2013 専用ページ にはこのこの Update 25 の新機能を紹介する動画がいくつも用意されており、この中からめぼしいものをいくつか紹介したいと思います。

ad2013up25.png

回路図エディタの新機能を紹介する動画 では、まず回路図上に配置されたオブジェクトからのハイパーリンク機能が紹介されています。テキストを含む全てのオブジェクトからハイパーリンクを張ることができ、それをスマート PDF 出力にも反映することができることがわかります。そして次に、ポートサイズを数設定が可能になったことが紹介されています。

ad2013port.png

さらにシンボルのピンテキストに属性が追加され、フォント設定と向きの設定が可能になったことが紹介されています。

PCB エディタの新機能を紹介する動画ではまず、ラグインとライブラリによって提供される新しい タッチパネルパターンの作成機能 が紹介されています。

ad2013tach.png

そして、詳細なコントロールが可能な 透過表示機能、頂点座標の数値入力とインポートエクスポート可能な ポリゴンエディター などがあります。

以上、今回の Altium Designer 2013 のリリースにあわせて提供された新機能がわかりやすく紹介されていますので是穂ともご覧ください。

Altium Designer 10/12 の更新履歴

Altium Designer Update 18以降、タイトルバーには Altium Designer とビルド番号しか表示されないようになり、画面上からは Altium Designer 10 なのか Altium Designer 12 なのかを知ることができません。このため「私の使っている Altium Designer は"12" でしょうか? それとも"10" でしょうか?」というお問合せをよくいただきます。

そこで、ビルド番号からすぐにこれを判別できるように、Altium Designer 10/12 のアップデート履歴を一覧にまとめてみました。

リリース名 リリース日 ビルド番号 製品名
Initial Rel. 2011/02/24 10.391.22084 Altium Designer 10
Uodate  1 2011/03/24 10.467.22184 Altium Designer 10
Uodate  2 2011/04/12 10.494.22274 Altium Designer 10
Uodate  3 2011/04/29 10.516.22330 Altium Designer 10
Uodate  4 2011/05/13 10.537.22385 Altium Designer 10
Uodate  5 2011/05/19 10.545.22410 Altium Designer 10
Uodate  6 2011/05/26 10.554.22457 Altium Designer 10
Uodate  7 2011/06/01 10.564.22479 Altium Designer 10
Uodate  8 2011/06/19 10.577.22514 Altium Designer 10
Uodate  9 2011/07/12 10.589.22577 Altium Designer 10
Uodate 10 2011/07/28 10.600.22648 Altium Designer 10
Uodate 11 2011/09/15 10.651.22821 Altium Designer 10
Uodate 12 2011/10/10 10.700.22943 Altium Designer 10
Uodate 13 2011/11/10 10.747.23074 Altium Designer 10
Uodate 14 2011/11/23 10.771.23139 Altium Designer 10
Uodate 15 2011/12/19 10.818.23272 Altium Designer 10
Uodate 16 2012/02/06 10.890.23450 Altium Designer 10
Uodate 17 2012/03/27 10.972.23595 Altium Designer 10
Uodate 18 2012/04/27 10.1051.23878 Altium Designer 12
Uodate 19 2012/05/23 10.1089.24016 Altium Designer 12
Uodate 20 2012/06/21 10.1133.24352 Altium Designer 12
Uodate 21 2012/07/24 10.1181.24817 Altium Designer 12
Uodate 22 2012/10/24 10.1271.26245 Altium Designer 12
Uodate 23 2012/11/23 10.1327.26514 Altium Designer 12
Uodate 24 2012/12/18 10.1377.27009 Altium Designer 12
Uodate 25 2013/02/01 10.1531.27391 Altium Designer 2013

 Altium Designer 10 のリリース以降、アップデートの回数は Altium Designer 10 のイニシャルリリースを起点に数えられています。Altium Designer は 4月27日に 18回目のアップデート(Update 18)がリリースされた後、5月 1日に名称が Altium Designer 10 から Altium Designer 12 に変更されました。従い Update 18 Platform Build 10.1051.23878 が Altium Designer 12 の最初のリビジョンということになります。

さらに厳密にいうと Altium Designer 12 への名称変更は 5月 1日なのでこの Update 18 Platform Build 10.1051.23878 が リリース日された 4月 27日から 4月30日までの 4日間は Altium Designer 10 ということになります。

Altium Designer 10 以降は毎月アップデートがリリースされおり、新しい商品・バージョン名への変更は、この積み重ねの結果によって実施されます。従来のように、商品・バージョン名の更新と同時に機能がアップデートされるわけではありませんので少々頭の切り替えが必要です。

動画による部品表カスタマイズ機能のご紹介

部品表の作成は回路設計者にとって非常に重要な仕事であり、Altium Designer では Bill of material 機能によりこれをサポートしています。そしてこの Bill of material は充実したカスタマイズ機能を備えており、独自の様式の部品表を容易に作成することができます。

最近は電子化されドキュメントでのやり取りがあたりまえになってきたせいか、この機能についてのお問合せが増えてきています。そこでアンビルコンサルティングでは独自に、部品表カスタマイズ機能の紹介ビデオ を用意しましたのでぜひ一度ご覧ください。

bom_video.png

また実際にこの機能を実際にお使いになる場合には、こちらの日本語ドキュメント をあわせてご利用ください。 

AltiumLive Dashboard によるライセンスの認証

以前より、最も確実なライセンス認証の方法として Altium Account Manager の利用をお奨めしておりましたが昨年中旬に Altium Account Manager が終了しその機能が Dashboard に引き継がれています。現在ではe-mail による認証サービスも終了しており旧バージョンのユーザーによってはこの  Dashboard が唯一の 認証手段になります。

・ 新旧Altium Designer ライセンス認証サービスの現状
(Altium Designer の My account 画面以外では Dashboard が唯一の手段)

製品名・バージョン Web e-mail Dashboard My Account
Protel 2004
Altium Designer 6
Summer 08
Winter 09
Summer 09
Altium Designer 10/12

Dashboard ではユーザーごとに設けられたアカウントでライセンスの管理を包括的に行うことができ、ライセンスの認証はその機能の一部です。そしてこの Dashboard でのは次のような場合に必要です。

  • Altium Designer の画面からアルティウムのサーバーへの接続がうまくいかない場合
  • ファイアーウォール設定などインターネットへの接続環境上の問題により、My Account の画面でライセンス情報を取得できない場合
  • Web 経由での認証サービスが休止または停止された場合
  • Altium Designer 10/12 だけでなく、以前のバージョンも利用したい場合

AltiumLive Dashboard のアドレスは http://dashboard.live.altium.com/です。AltiumLive の各ページからもリンクされています。

実際の手順については以下の画像を参考にして下さい。

 altium_dash1.png

 altium_dash2.png

 

altium_dash3.png

 

altium_dash4.png

なお、Dashboard へのアクセスには AltiumLive アカウントを取得しこれにサインインすることが必要です。またAltiumLive アカウントに管理者権限が与えられていないとアクセスできません。さらに Dashboard ではライセンスタイプがオンデマンドに設定されている状態では、ライセンスの認証ができませんので、事前にスタンドアロンに切換ておくことが必要です。

以上のように、大変便利なうえ操作も簡単ですので是非ともご利用ください。

AltiumLive アカウントの申請、お問合せは info@anvil.co.jp まで。


update.png2014/01/25

2013年11月の中頃に AltiumLive と Dashboad の画面デザインが以下のように変更されていますが、機能に大きな変更はありません。


altiumlive_top.png


dashboard_top.png


Altium Designer のアップデート 24

12月218日に Altium Designer Update 24 がリリースされました。これは Altium Designer 12 に移行してから 6回目、Altium Designer 10以降 24 回目のアップデートです。

ここのところ Update 22(10月)- 23(11月)- 24(12月)と毎月アップデートされています。

今回のリリースノートに目を通すと、 FPGA 開発機能の強化が目立ちます。数ある改良点の説明の中で新しい USB^JTAG アダプタのサポートが表明されているのが気になるところです。この新しい  USB^JTAG アダプタ はまだ出荷が開始されておらず資料もありませんので、情報が入りしだいご紹介させていただきたいと思います。

また、PCB 機能については他社フォーマットとの互換機能、すなわちインポーターとエクスポータの改良点が数多くあがられています。前回に続きPADS ファイルの読込機能が向上しているようです。またエクスポータ(書き出し)についてはHyperLynx と ODB++フォーマットの改良があげられています。

Altium Designer は開発プロセスを広範囲のサポートする統合ツールですが、他社ツールとの連携により、さらにその能力を発揮します。今回の改良により PADS Logicや PCB、HyperLynx、CAM ツールとの緊密な連携が可能になり、より便利にお使いいただけるようになるはずです。

最近の月ベースのアップデートでは、新機能の追加よりも既存機能の不具合の解消に重点が置かれています。セールス面でのインパクトはイマイチですが既存のユーザーにとってはむしろ好ましい状況なのではないでしょうか?

アルティウムには Bugcrunch というシステムがあり、ここで受け取ったリクエストを改良に役立てていますので、みなさんも要望があればぜひ一度これに投稿してみてください。 賛同者が多ければすぐにアップデートに反映されるかも知れません。

なお今回のアップデートの詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト Altium Designer アップデート24  リリースノート (10.1377.27009) をご覧ください。

Altium Designer の事始め、AltiumLive の要点

Altium Designer 購入後、利用を開始するために必要な手続についての要点をまとめてみました。この手順はトライアルライセンスをご利用いただく場合でもほぼ同じです。

まず納品物についてですが、弊社(購入窓口の代理店)からは インストール DVD、Perpetual License (永久ライセンス)証明書、ソフトウェア サブスクリプション 確認書とお届けします。しかしこれらは納品手続き上必要なものですが、インストールに必要なものではありませんので、内容確認後すぐに取り出せるところに保管しておいてください。

利用に際して必要な情報の伝達は上記の納品手続きとは別に、AltiumLive アカウントの発行と案内メールの送信によって行われます。この案内に沿って手続きを行うことによって Altium Designer のインストールとライセンスの認証が可能になります。このAltiumLive では、それぞれのユーザー向けに設定用のぺージが用意され、これに対する初期設定から全てが始まります。

新規にご購入いただいた場合
ライセンスの発行にあわせて、ご登録いただいたメールアドレス宛に「Altium Designer ご購入頂きありがとうございます」またはImportant Information: License file for Altium Designer」という件名の案内が送信されます。この中に専用ページのアドレスとセットアップ手順の説明が示されています。ユーザーはまず、この専用ページにアクセスし画面に表示されるガイドに沿って設定を行います。最初の画面には、ご登録いただだいたメールアドレスが ID として表示されます。これに対してまずパスワードの設定を行います。もしすでに 旧バージョン用の「SUPPORTcenter Credenteial をお持ちの場合には,混同によるトラブルを避けるために同じパスワードに設定されることをお奨めします。

なおこのページは IE6 では正常に機能しません。さらに Internet Explorer 以外のブラウザをご利用になっている場合でも、PC 上にIE6 以前のブラウザがインストールされていると不具合が生じます。よって、Internet Explorer を使っていない場合でも、IE8 以降のバージョンにアップデートすることが必要です。

また以前に Altium Designer 10/12 のトライアルライセンスをご利用いただいている場合にはその時に発行された  アカウントがそのまま利用できます。よってこの手続きは不要ですのでこの案内メールの送信は行われません。

トライアルライセンスの場合
ライセンスの発行と同時に、ご登録いただいたメールアドレス宛に
「Important Informatio?n: License file for Altium Designer」という件名の案内が送信されます。送信されるメールのタイトルと文面は異なりますが、セットアップの手順は正規ライセンスの場合と同じです。 * 件名が異なる場合がありますのでご注意ください

AltiumLive の追加発行
On Demmand ライセンスでは複数のユーザーによるライセンスの共有が間脳であり、このためにはそれぞれのユーザーごとに AltiumLive アカウントの取得が必要です。AltiumLive アカウントが必要な場合には、ユーザー様のフルネーム、所属部署名、メールアドレスを明記の上 support@anvil.co.jp までお申込みください。なおこの AltiumLive アカウントは共有のメールアドレスで取得することもできます。このアカウントの発行にあわせて、ご登録いただいたメールアドレス宛に「Your AltiumLive Account has been reset」もしくは、「Invitation to AltiumLive」という件名の案内が送信されます。送信されるメールのタイトルと文面は異なりますが、セットアップの手順は正規ライセンスの場合と同じです。

弊社では上記、セットアップに役立つ  Altium Desugner 導入ガイド(PDF ドキュメント)をご用意いたしておりますのでぜひともご利用ください。

以上のように、AltiumLive から全てが始まります。アンビルコンサルティングでは Altium Designerユーザー情報サイト を通じて、セットアップや日々の運用に役立つ情報を提供しておりますので、正規ライセンス・トライアルライセンスのユーザー様はぜひともご利用ください。また、弊社サブスクリプションユーザー様向けのドキュメントの提供もこのサイトから行っておりますので、弊社からライセンスまたはサブスクリプションをご購入いただいた場合には、必ずこちらにご登録 お願いいたします。

以上、AltiumLive のお申込みとお問合せは support@anvil.co.jp で承っておりますので、お気軽にお申し付けください。

Altium Designer のアップデート 23

11月23日に Altium Designer Update 23 がリリースされました。これは Altium Designer 12 に移行してから 5回目、Altium Designer 10以降 23 回目のアップデートです。

Update 22 がリリースされたのが 10月19日ですので、毎月アップデートされるというペースに戻ったようです。今回も新機能の提供よりも、改良により既存の完成度を上げることに重点が置かれています。

リリースノートにざっと目を通すと、PADS ファイルの読込精度の向上が改良点の一つにあげられています。PADS で設計された CAD データの再利用を求められるケースは少なくない状況ですので、これは有用性の高い改良であると思います。

さすがに月ベースのアップデートとなると、スペックに追記できるような新機能がの提供される事は稀で、地味な改良の繰り返しにならざるを得ないようです。このようなアップデートはあまりセールスポイントにはなりませんが、ちょっとした不具合や不便が小刻みに改良されて行きますので、既存のユーザーの方々にとってはむしろ好ましい傾向ではないでしょうか?

アルティウムでは Bugcrunch で受け取ったリクエストを改良に役立てています。このため アンビル コンサルティングでも Bugcrunch にリクエストを投稿 しており、実際にこれがアップデートに反映されています。

みなさんも要望があればぜひ一度これに投稿してみてください。 賛同者が多ければすぐにアップデートに反映されるかも知れません。

なお今回のアップデートの詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト Altium Designer アップデート23  リリースノート (10.1327.26514) をご覧ください。

ガーバーエディタの活用

Altium Designer には以前 CAMtastic!の名称で単体販売されていたガーバーエディタ が含まれています。元来、ガーバーエディタは面付けやテストクーポンの追加など、基板製造の効率化や品質向上ためのデータ編集に使用されるツールですが、基板設計者にとっても最終段階での仕上げやチェックに便利なツールです。

そこで今回は、このガーバーエディタの代表的な用途をご紹介したいと思います。

画面上でのガーバーイメージの確認
代表的な用途としてまず、出力されたガーバーデーターのチェックがあげられます。ガーバエディタは PCB エディタから製造用データとして出力されたガーバーデータを読み込んでそ再現します。よってもし PCB エディターでのガーバー出力段階で不具合が発生した場合でももここで発見することができます。

ガーバーテディタの画面にはアートワークイメージが表示され、表示レーヤのオンオフや拡大縮小が自由でできますので目視による確認が容易です。またレポート機能などによって数値を取得して調べることもできます。

デザインルールチェック
このガーバーエディタはデザインルールチェック機能を備えており、精度の高い確認を短時間に行うことができます。この デザインルールチェックは、[ 解析 ] >> PCB デザインのチェック /修正 コマンドによって行います。

camdrc.png

コマンドを起動すると、チェック項目を設定するためのダイアログボックスが表示されます。チェック項目の多くは PCB エディタと同様のクリアランスチェックです。一度全ての項目にチェックを入れてルールチェックをかけてみるとよいでしょう。ここにある項目のほとんどの部分はAltium Designer PCBエディタでチェック済みのはずです。しかしここでは製造に使用されるガーバーとNCデータをチェックしていますので、最終工程のチェックとしてより確実なデータの確認が可能です。

シルクカット
Altium Designer による基板設計時には、部品番号(シルク文字)を部品のパッドや穴(スルーホール)に重ならないように配置します。パッドにシルクが重なると半田が乗らず、また穴にシルクが重なるとインクで穴が塞がるからです。しかし密度の高い基板ではこのような重なりを避けられない場合があります。また見落としにより重なった部分が残ってしまう場合があります。

このような場合には、パッドや穴と重なっているシルク文字の一部を切り取り、重なっている部分を除去します。これをシルクカットと呼んでいます。このシルクカットは Altium Designer のPCBエディタではできませんが、このガーバーエディタを利用すれば簡単です。

Altium Designer のPCBエディタから出力したガーバデータとNCデータをガーバーエディタに読み込んだ後、ネットリストを生成します。そして [ ツール ] >> シルクカット、コマンドを起動することによりシルクカットが自動的に行われます。

silkcut1.png


 silkcut2.png

このように、このガーバーエディタでは 多くの編集機能やルールチェックにより Altium Designer の PCB エディタの機能を補完することができ、より品質の高い製造データを作成することができます。

また、すでに紹介すみの リバースエンジジアリング機能 も大変便利ですので、これらの機能をぜひともお試しください。

Altium Designer 12 をバージョンダウンしたい

 Altium Designer のライセンスをご購入いただくと、現行バージョンだけでなく、以前のバージョンのライセンスがあわせて提供されます。

もし Altium Designer の旧バージョンを使用したい場合には、AltiumLiveDashboard から Altium Designer 6 及びそれ以降のバージョンのライセンスファイルを入手することができます。そしてこれらの旧バージョンのプログラムについても SUPPORTcenter から入手でき、同じ PC にこれらの異なったバージョンのプログラムを混在させてインストール することができます。さらにライセンスサーバー用プログラムもこれらの旧バージョンに対応しており、1つのサーバープログラムで、複数の異なったバージョンのライセンスを一括して管理 することができます。 

・ 新旧Altium Designer ライセンスファイルの取得(認証)手段
(Altium Designer 12では AD6 から AD12 までのバージョンのライセンスファイルが入手できる)

製品名・バージョン Web e-mail Dashboard
Protel 2004
Altium Designer 6
Summer 08
Winter 09
Summer 09
Altium Designer 10/12

このように、Altium Deisgner 12 では旧バージョンのライセンスが提供されていますので、以下のような場合に、Dashboard からご希望の旧バージョンのライセンスファイルを入手してお使いいただけます。

  • 稼動中のもの対して同じバージョンのライセンスを追加したい
  • 取引先とバージョンをあわせたい
  • メンバー加わった設計者が旧バージョンに慣れている
  • 旧バージョンで作成したファイルは旧バージョンで管理したい
  • 新バージョンへの移行が終るまでの間、旧バージョンを併用したい


これはなかなか便利だと思います。

異形パッドをサポートする Altium Designer の新機能

部品パッケージや実装技術の多様化により、PCB フットプりントのパッドにもいろいろな形のものが用いられるようになってきました。

もしフットプリント作成の際、希望するの形状のパッドが Altium Designer に用意されていない場合は、標準パッドに上に希望する形状のポリゴンを重ねることによる意図する形状のパッドを形成します。

以前から、このような異形パッドの作成をサポートする機能は備えられていましたが、現在の Altium Designer 12 ではこの機能が大きく進化しています。参考 - アルティウムの公式 Blog より 。 また Altium Designer 12 では、この機能と他の新機能を組み合わせて使用することにより、意図する形状のパッドをさらに正確にかつスピーデーィに作成することができます。
 
これについては Altium のサイトにも動画があり、ラバースイッチの接点パターンを取り上げて詳しく紹介されています。また異形パッド作成も過程で、3D 表示や放射状グリッドなどが駆使されており、結構見ごたえがあります。是穂ともご覧いただきたのですが、まずはここでそのさわりだけをご紹介いたします。

このような接点パターンの作成手順が紹介されています。
switch_rober110.png

まずは、放射状グリッドを設定しその中央にパッドを置きます。

switch_rober111.png

放射状グリッドの升目を使って、接点パターンを作成します。手順としては、まず、
接点の外形をトラックで作成し、それを選択して内部をベタ(Rrgion)に変換します。
switch_rober112.png

作業の過程では、いつでも 3D 表示での確認が可能です。
switch_rober113.png

ビデオでの紹介はこの後も続きますが、きりがありませんのでこれで終ります。後は デモビデオページ の最後にある Creating Custom Pad Shapes をご覧ください。

このビデオで取り上げられている機能はプロテル世代には無かったものばかりで、その連発には今更ながら隔世の感を覚えます。ということで、プロテルユーザーには特にお奨めのビデオです。

Altium Designer のアップデート 22

すこし間が空きましたが 10月19日に Altium Designer Update 22 がリリースされました。

これは Altium Designer 12 に移行してから 4回目のアップデートですが Altium ではアップデートの回数を、新しいシステムが導入された Altium Designer 10 のイニシャルリリースを起点にして数えており、今回が 22 回目のアップデートということになります。

このアップデートのリリースノートでは前回と同様、33箇所の改良や新機能の追加が報告されています。毎回 30箇所以上の改良が行われていますので Altium Designer 10 以降すでに、少なくとも 700箇所以上の改良が行われていることになります。

リリースノートでは、キー・ハイライトとして、(1)セレクト済みオブジェクトの削除と(2)新しいIDF出力用モジュール、および(3)更新されたFPGAデバイスとベンダーツールのサポートの 3点があげられています。「セレクト済みオブジェクトの削除」というのは、PCB 上で部品を削除した際、削除によって浮いてしまった配線パタンをすぐに消せるように、これらを自動的にを選択するという機能のようです。

最近のアップデートは、メニューに新しいコマンドが追加されることは稀で、機能が追加された場合でもショートカットに割り付けられている、というようなものがほとんどです。このような新機能は、つい見落としたり忘れてしまったりしがちですので注意が必要です。

詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト Altium Designer アップデート22 リリースノート (10.1271.26245)  をご覧ください。

Altium Designer クラウドの障害に備える - 続編

Altium Designer ではクラウドコンピューティング技術の導入により、手元に DVD がなくてもプログラムのインストールができ、ライセンスサーバーを用意しなくても、フローティングスタイルでのライセンスの共有ができます。しかしこれらは雲(クラウド)の上にあるサーバーにインターネットを経由してアクセスすることによって機能しますので、インターネットに繋がらないと「手の届かない雲の上の人」になってしまいます。

そこでこの障害の回避策として、"Altium Designer クラウドの障害に備える" で 3 つの方法を紹介しましたが、皆さんはもう試されましたか?。

実は、10月22日から23日にかかけて Altium のサーバーの不調が原因と考える障害が発生しました。23日の朝、多くのユーザーの方々からお問合せをいただき、このような障害に対する備えが必要であることを、今更ながら痛感しました。

原因はともかく Altium のサーバーが停止してしまった場合には、インターネット経由での認証が不要な、プライベートサーバーかスタンドアロンでしか利用できませんので、オンデマンドユーザーの場合には、一時的にスタンドアロンに切り換えてサーバーの回復を待つ以外に方法はありません。

そこでその方法について、あらためてここでおさらいをしてみたいと思います。

スタンドアロンのライセンスファイルは Altium Designer のアカウント画面または、Dashboard から入手することができます。いずれに場合にも、事前にシタンドアロンに切換えておくことが必要です。これには AltiumLive へのサインインが必要ですので、サーバーが正常な状態の時に行っておく必要があり、トラブルが発生してからでは手遅れです。

standalone_alf.png

取得済みのスタンドアロンファイルの追加は、AltiumLive に接続していない状態で行うことができますので、トラブルが起こってからでも間に合います。

Altium のサーバーがそう頻繁に停止することはありませんが、運悪く完成直前にトラブルに遭遇してしまうかも知れませんので、事前にライセンスファイルを取得しておかれることをお奨めします。

なお取得したライセンスファイルはその PC でしか使用できませんので、複数のライセンスをご利用の場合には、それぞれの PC でライセンスファイルを取得することが必要です。

Altium Designer での高速回路のサポート

CAD ツールを利用すると、回路図と PCB の接続情報(NET)を一致させる事は容易です。特に Altium Designer ではユニークなコンパレータ機能を利用することにより、相違点の検出と整合化をいつでも行うことができます。

しかし高速で動作する回路においては、繋がっていればそれで OK というわけではありません。回路の速度尾が上がると反射による波形の劣化や遅延・クロストーク、さらに不要輻射に対する配慮が必要になりますが、Altium Designer にはこれらの要件を満たすためのさまざまな機能が用意されており、高速で動作する回路の設計を容易に行うことができます。

伝送線路シミュレータ(Signal Integrity)
Altium Designer には 伝送シミュレータ が備えられており、配線が完了したプリント基板の高速信号の劣化を波形で確認することができます。また回路図作成段階での予測も可能です。さらに 他社のシミュレータとのとのインターフェイス を備えており、より精密な検証が必要な場合には他社のツールを併用することもできます。 参考: Altium Designer 10|16回目のアップデート

円弧配線
45度円弧と90度円弧の組み合わにより、角のない滑らかな配線を行うことができます。配線完了後インタラクティブに角を円弧に修正することもできます。さらに束線機能を使った配線の際にも円弧を用いることができます。

altium_arc.png

ペア配線
任意に設定した 2つのネットペアを、単線を祖レースと同様に一度に配線することができます。配線中には予め設定した線長差の許容値によって配線が監視されますので、配線間の遅延のばらつきを回避することができます。

altium_pair.png

等長配線
配線が完了したあと、ネットクラスで指定した複数の配線の長さを自動的に揃えることができます。また、配線が完了した配線に対して、インタラクティブな手法で配線の長さを揃えることができます。等長化にはアコーディオンパターンと呼ばれる冗長パターンが用いられます。この冗長パターンには方形波のよな角型のものと円弧形状のものを用いることができます。

altiumvideo_equal.png

デザインルールによる監視と検証
高速回路の信号劣化の要因を、デザインルールのパラメータとして設定し、配線中にオンライン DRC で監視することができます。また配線完了後に一括したデザインルールチェック(バッチ DRC)を行うことにより、信号劣化の起こりうる箇所を検出することができます。デザインルールでは最大線長、平行線長、スタブ長、ビア数、などの制限値を設定することができ、さらにバッチ DRC のパラメータとして、伝送線路シミュレータから出力される検証結果を設定できますので、波形劣化を示す数値により、問題を引き起こす箇所の検出が可能です。

ad_highspeedrule.png

画面やレポートによる配線長の確認
画面上に配線の長さを表示できますので、配線の長さを確認しながら配線を行うことができます。た配線の長さをレポートとして出力できますので、配線完了後の確認も容易です。

Altium Designer には高速回路の設計のための様々な機能が用意されています。これらの機能は デモビデオ でも用意されていますので、ぜひ一度ご覧ください。

フットプリントマネージャー利用のお奨め

皆さんはフットプリントの割付に手間取っていませんか?

CAD による基板設計で案外手間取るのは、回路図シンボルに対するフットプリントの割付です。回路図が完成しても、フットプリントが割り付けられていないと、PCB 上にフットプリントが呼び出されません。フットプリントが割り付けられている統合ライブラリを使用すれば割付に手間取ることはありませんが、IC パッケージや抵抗・コンデンサのサイズにあわせて、フットプリントの変更が必要になることが多々あります。

この作業を効率的に行うために、フットプリントマネージャーが用意されています。
回路図上のシンボルをダブルクリックすると、シンボル属性の編集画面はが表示され、ここでフットプリントの割付を変更することができます。しかしこれを個々のシンボルに対して行うを手間がかかるため、一覧画面で処理できるようにしたのがこのフットプリントマネージャーです。

footprintman.png

フットプリントマネージャーでは、回路図上に配置されている全ての部品シンボルを一覧表示し、フットプリントの割付状態の確認と編集が可能です。PCB を自前で設計する場合には大変面理な機能です。

またアンビルコンサルティングではこの機能に関する解説資料を用意しており、Altium Designer ユーザー情報サイトの保守ユーザー専用エリアからダウンロードしていただくことができます。

footmanager.png

この資料は、弊社保守期間中のーザーであれば Altium Designer ユーザ情報サイト の トレーニングガイド 補足資料 -フットプリントマネージャ からダウンロードでぃます。なお、ダウンロードに際しては、事前に 利用者登録 することが必要です。

外部設計者による Altium Designerの利用 - 使用許諾契約書を読む

購入した Altium Designer を社外の設計者が使っても良いか?とというお問合せといただくことがあります。Altium Designer の 使用許諾契約書 にはこのような場合の条許可件が示されています。

Altium Designer のライセンスは、ライセンス料金を支払いス使用許諾契約書にすることを条件に、その契約当事者に対して提供されます。しかし、Altium Designer ではライセンスタイプの多様化により、ライセンスが提供された契約当事者以外が使用するケースが増えてきています。たとえば、オンデアンドライセンスには、AltiumLive にサインインすることさえできれば、だれでもライセンスを使用することができます。この Altium Designer のライセンス管理ステムの特長を行かすべく Altium では使用許諾契約を行っていない不特定のユーザーに対しても、ライセンスの使用が許可されています。

2.3. 使用の制限。本契約により、お客様は、お客様がAltiumから許諾された条件に従って許諾資料をインストールし、使用する権利を付与されます。上記にかかわらず、Altiumは、お客様に対し、許諾資料を一時使用することを承諾します。ただし、お客様のライセンスが本契約に基づきそのように制限されている場合は、当該使用の結果、お客様が随時使用することを許可されているものより多くの許諾資料のコピーを使用することにならない場合に限るものとします。

この条項では、該当ライセンス契約ユーザー数の範囲内であれば、使用許諾契約が成立していない利用者に対しても、ライセンスの使用を認めています。たとえばこれにより、管理者が購入しセットアップしたライセンスを、実務を担当している設計者が利用するという運用方法が可能になります。

さらに、遠隔地の事業所でライセンスを使用したい場合や、社外の設計者に貸し出したい場合があります。このような場合にも"ライセンスの使用"は可能ですが、使用許諾契約が成立していない設計者に対しては制限が設けられています。

2.3.1. いかなる場合においても、お客様は以下のことを行わないものとします:a)お客様の関連会社、子会社または部門、異なる地理的場所に所在するお客様の事業の一部、または第三者に対して、いかなる一部であれ、許諾資料をコピーすること、これにアクセスすること、これを使用することを許可すること(お客様がコンチネンタルライセンスまたはワールドライセンスに基づき許諾資料を許諾されている場合を除く);上記にかかわらず、上記第2.3項に記載の通り、お客様は、許諾資料を一時使用できます; (以下省略、本文参照のこと)

この条項では、使用許諾契約が成立していない遠隔地や社外のユーザーのライセンスの使用が認められていません。しかし"許諾資料を許諾"すれば使用が許可されることが明記されています。従い、AltiumLive を取得し利用者自身がインストールする場合には、その過程で"許諾資料を許諾"しますので、遠隔地の事情所や別会社のユーザーでも使用が許可されるということになります。

このようなライセンスの許可範囲と制限に関して、使用許諾契約書の 2.3. 使用の制限、および 2.3.1, 2.3.3, 2.3.4 に詳しく示されています。

altium_eula_jp.gif

Altium Designer では複数のライセンスタイプ選ぶことができ、オンデマンドライセンスでtアカウントへのサインインさえできれば世界中どこからでもライセンスにアクセスすることができます。しかし実際にできる事と許可されていることは異なります。知らないうちに違反を行ってしまうような事にならないよう、事前に使用許諾契約書を詳しくお読みになることをお奨めします。

Device Sheet|デバイスシートで回路図を再利用

旧アルティウムの情報箱からの転載 

既存の回路を新しいプロジェクトで使い回す場合に便利な、Altium Designer の Device Sheet(デバイスシート)の機能をご紹介します。

CAD の最大級の特徴の一つとして、データの共有/再利用が容易であるということが上げられます。例えば回路図を書く際には、部品の絵柄をその都度描くのではなく、部品ライブラリから部品を取り出してシート上に配置します。

このことにより、回路図作成に要する時間が短縮されるだけでなく、誤りの少ない回路図を作成することができます。このしくみを回路図シートに応用したのが Device Sheet 機能であり、回路を一つの部品のように取り扱います。

この機能では、既存の実績のある回路を新しい設計に再利用したい場合、既存の回路図を Device Sheet として保存しておき、部品のようにこれを取り出して使用します。例えば、利用頻度が高い電源回路を Device Sheet として保存しておくと、部品を配置するのとおなじように電源回路全体を配置することができます。

回路図を Device Sheet として保存するのは極めて簡単です。Device Sheet の格納場所として設定された特定のフォルダーに、回路図を保存するだけです。

以下のページで、任意のフォルダーを Device Sheet の格納場所として登録します。

devicesheet.gif

回路図上への配置は、[ 配置 ] >> デバイスシートによって行います。

place_device_sheet.gif 

デバイスシートが配置された回路図
 digital_amp_dv.gif

デバイスシートはシートシンボルと良く似ていますが、シンボルの角が円弧になっており中央には大きなリサイクルマークが表示されます。またシート上に配置されたデバイスシートの回路情報は修正することができません。

実績のある過去の回路図データを再利用する場合には、不用意にデータが修正されないよう注意することが必要ですが、デバイスシートを使用するとこのような心配は不要です。

この Altium Designer の Device Sheet は、実績のある既存の回路をオリジナルのまま再利用したい、という場合に最適です。是非とも一度お試し下さい。

Altium Designer|OrCAD、PADS、P-CAD ファイルの読込

CAD の大きな利点はなんと云ってもデータを何度でも再利用できる事と、前後の工程との情報のやり取りを電子データで行える事です。ところが、使用する CAD の種類や世代によっては、データのフォーマットに互換性が無く、これらの利点を生かせない場合があります。

しかし Altium Designer には、Altium Desiogner 以外の CAD で作成された異なるフォーマットの CAD データを読込む為の変換機能が備えられており、取引先から他社の CAD で作成された 回路図や PCB のデータを受け取って再利用することができます。

Altium Designer では多くの種類の CADファイルの読込がサポートされていますが、代表的なものとして OrCAD、PADS、P-CAD の 3つが挙げられます。これらの CAD は、昭和の終りころに出現し長期にわたって使い続けられてきましたので、これらのデータを再利用する機会が良くあるはずです。そこで、このような場合に「それってどういう CAD?」と云うことにならないように、歴史的なところを中心に解説したいと思います。

OrCAD

1980年代の前半に MS-DOS 版の回路図エディタが OrCAD-SDTがリリースされた。安価なこととに加えコピープロテクトが行われていなかったこともあり、一気に普及し DOS 版 回路図エディタの業界標準の地位を得た。1980年代の前終わり頃に DOS 版の OrCAD-PCB がリリースされた。1990年代の中ごろに Windows 版である OrCAD Capture をりりースしその直後に Masstek 社を買収しその Windows PCB ツール MAX EDA を OrCAD Layout としてリリース。その後、MicroSim 社を買収しそれにより 取得した PSpice を OrCAD PSpice として販売。

そして 1999年には CADENCE に買収される。この買収の数年後 OrCAD Layout は CADENCE Allegro の技術を利用した Orcad PCB Designer に置き換えられた。このOrCAD 変遷については こちらのページ も参考になると思います。

Altium Designer はこれらの 歴代 OrCAD 製品のうち、Windows に移行後の OrCAD Capture、OrCAD Layout、Orcad PCB Designerの 回路図・PCB・ライブラリファイルと OrCAD PSpice のモデルの読込をサポートしています。なお回路図の読込は OrCAD Capture Release 10までをサポートしています。

PADS

1980年代の後半に MS-DOS 版の PADS-PCB がリリースされた。その後、データ長が 32ビットに拡張された PADS 2000 がリリースされ、ピン間 3本の精度と大規模なデータの取り扱いの実現により、PCB 設計者の間に広く普及した。専用の回路図エディターとして PADS Logicが用意された。Windows への移行は最初 DOS 版 PADS の機能とユーザインターフェイスをそのまま Widows 上で再現するという形で行われたが、その後 Windows ユーザインタフェースに準拠した PADS PowerPCB に移行した。

そして CAM350 の開発音である ACT や HyperLynx 社などを買収した後、2000 年頃に Mentor Graphics社に買収された。なお現在の PADS PCB ツールの名前は PADS Layout、回路図エディタの名称は PADS Logic となっている。このPADS 変遷については こちらのページ も参考になると思います。

Altium Designer では PADS Logic 2005.0 と 2005.2 (回路図)PADS PCB 2005.0 と 2005.2(PCB)のサポートが謳われているので、PpwerLogic/PowerPCB世代のフォーマットがサポートされていることになります。あまり新しいところまではサポートされていませんので、PADS 側で古いフォーマットでの保存が必要になる場合も出てきます。また Mentor Graphics の DxDesigner で作成された回路図の読込や、HyperLynx Board SIM とのインターフェイスもサポートされています。

P-CAD

P-CAD の歴史は非常に古く 1980年代の初め頃に MS-DOS上で動作する最初の最初のPCB ツールがリリースされました。 P-CAD Mastger Designer という名称のもので、1990年代の始めころまで販売が行われていましたが、日本ではあまり普及しませんでした。その後 P-CAD は ACCEL 社に買収され ACCEL 社の Windows PCB ツール(ACCEL EDA)の名称がが P-CAD に変更されて汎愛されました。

その後ACCEL 社は Altoiim(当時の Protel)に買収され、P-CAD 2006 を最後に、Altium Designer に統合される形になりました。この P-CAD 変遷については こちらのページ も参考になると思います。

Altium Designer は、Windows 版 だけでなく DOS 版の Mastger Designer を含め P-CAD で作成されたデータの読込をサポートしています。

Altium に社名変更される前の Protel の時代には、これらの OrCAD。PADS、P-CAD(Tango) は両力な競争相手でした。当時の Protel はこの熾烈な競争に打ち勝つために、全力でこれらの CAD の読込機能を開発し、現在の Altium Designer に引き継がれています。

これらの読込機能はオプションではなく Altium Designer の標準機能ですのでぜひともお役立てください。またトライアルバージョンでお試しいただくこともできますので、Altium Designer への移行を検討されている場合には、ぜひともお試しください。

Altium Designer のインストール DVD

Altium Designer をご購入いただいたい場合、プログラムをインストールするためのインストール DVD が提供されます。しかし、アルティウムではこの DVD を使用せず、ダウンロードによるインストールを行うことをお奨めしています。

なぜなら DVD に格納されているインストールプログラムは最新版では無いからです。DVD の場合にはダウンロードとは異なり、DVD の製作、輸送、在庫などによりお届けできるまでにタイムラグが存在します。一方でアップデートは毎月行われており、このペースにDVD の更新が追いつきません。このように DVD では古いリビジョンのプログラムしかお届けできませんので、ダウンロードが推奨されているわけです。

Altium Designer のインストール DVD はあくまでダウンロードによるインストールがうまくきない場合の、代替手段として提供されています。もし、インターネットや PC 環境はどが原因で、どうしてもダウンロードがうまくいかないという場合に、この DVD をご利用ください。そして、DVD からインストールした後には必ず、プラグインと更新コマンドにより、最新版へのアップデートを行ってください。

なお、DVD からインストールすると、リモートリポジトリの場所にDVD ドライブのパスが設定されます。この状態ではアップデートができませんので、必ずこの部分の設定を "http://installation.altium.com"に変更してください。

install_path.png


また DVD からインストールされる場合には、できるだけ新しいリビジョンの DVD をを使用するようにしてください。インストール DVD の最新のリビジョンとその入手方法については infp@anvil.co.jp までお問合せください。

CAM エディタでネガポジ変換

旧アルティウムの情報箱からの転載

Altium Designer の PCB エディタでは多層基板の内層をポジ(MID Layer)で設計することも、ネガ(Internal Plane)で設計することもできます。

このため設計対象に合わせて、内層をポジで設計するかまたはネガで設計するかを選べますので、大変便利なのですが複数の基板を1枚の基板に面付けする場合には、面付け対象になるそれぞれの基板のネガ・ポジ構成が一致していなくてはなりあせん。
 
これから基板の設計を行うという場合には、相方の基板にあわせて、ポジにするかネガにするかを決めれば良いわけですが、すでに設計が完了している基板を組みあわせて面付けする場合には、ネガからポジまたはポジからネガへの変換が必要になります。
 
このネガポジ変換を、Altium Designer CAM エディタ(CAMtastic)の、コンポジットレーヤを利用して行うことができます。
 
コンポジットレーヤとは、複数の層を一つに合成したレーヤ(層)のことです。このコンポジットレーヤ上で、2 つの層の反転合成を行った結果として、ネからポジへの変換が行われます。すなわち、 [ ポジのベタエリア] マイナス [ 内層ネガデータ] = [ 内層ポジデータ ] というように変換されます。
 
以下がこのCAM エディタによる、ネガポジ変換の手順です。サンプルデータには、デモファイル 4 Port Serial Interface.PcbDoc に Internal Plane を加えたものを使用しました。
 
(1) PCB データの編集とガーバ出力
サンプルデータは 4 Port Serial Interface.PcbDoc に Internal Plane を加えたものです。通常の場合は何も手を加えずにガーバ出力しますが、反転合成を行う場合には [ ポジのベタエリア] が必要になりますので、使っていない Mechanical Layer2 にこのベタエリアを配置しました。

nppcb2.gif

そしてここから、このMechanical Layer2'(ポジのベタエリア)とInternal Plane(内層ネガデータ)をガーバ出力。

PCB エディタからガーバ出力され、CAM エディタに読み込まれた「内層ネガデータ」

np1b.gif

PCB エディタからガーバ出力され、CAM エディタに読み込まれた「ポジのベタエリア」 

np2b.gif

(2) コンポジットレーヤの作成
編集 >> コンポジットレーヤ >> コンポジットの自動作成コマンドを起動して、コンポジットレーヤを作成する。

コンポジットの自動作成コマンド

composite2.gif

このコマンドの起動後、マウスのカーソルが " □ " に変るので、ドラッグによって対象エリアを囲む。そのあとマウスを右クリックすると以下の、コンポジットの自動作成、という名称の設定画面が現れる。

np_comp.gif  

この設定を変更せずにOK ボタンを押すと、コンポジットレーヤが作成される。
このコンポジットレーヤでは、 「 ポジのベタエリア」から「 内層ネガデータ」の引き算が行われ、その結果としてネガからポジへの変換が実現される。

np3b.gif

CAM エディタは PCB エディタと操作性が異なるので、なにかと手間取ることが多いのですが、このネガポジ変換については、コマンドを 1 つ起動するだけなので非常に簡単でした。

インストールの落とし穴?..古い IE にご用心!

Altium Designer 10 以降 AltiumLive が導入され、ユーザーごとに用意されたアカウントを経由して多くサービスが提供されるようになりました。ユーザーはAltium Designer を利用するためにまず、この AltiumLive アカウントに対してパスワードなどの初期設定を行う事が必要になりますが、Internet Explorer 6 以前のブラウザからこれを行おうとすると、アバター設定の段階で動作が停止するいう問題が存在しています。

これについては IE を新しいものにアップデートするか、または他の種類のブラウザをオンストールして利用することにより、障害を回避することができます。

さらに最近これとは別に、Internet Explorer 6 以前のバージョンの IE がインストールされている環境では、インターネット経由でのインストールが途中で停止する、という問題が報告されています。またこのような環境ではすでにインストールされた Altium Designer のアップデートもできないようです。

こも場合は AltiumLive 設定時とは異なり、実際に使用していなくてもインストールが残っているだけで症状が発生します。たとえば、Google Chrome を使用している場合でも、PC 上に IE6 のインストールが残っている場合にはこの症状が発生します。従い、Internet Explorer を使用しているかどうかには関わらず、アップデートが必要になります。

今インストール時の不具合で一番お問合せっが多いのかこれです。もしインストールやアップデートがうまくいかない場合にはまず PC 上に IE6 が残っていないかどうかを確認し、もし残っていたらすぐに新しいバージョンにアップデートしてください。

サブスクリプションの更新とライセンスの認証

プライベートサーバーやスタンドアロンライセンスをご利用のお客様から、サブスクリプションを更新したのにアップデートが実行できないというお問合わせをよくいただきます。確かにそのとおり、りこれだけでは不十分であり、アップデートを可能にするためにはアクティベーションを再度実行することが必要です。

Altium ではサブスクリプション(保守契約)にソフトウェアのアップデートを提供しており「プラグインと更新」によるアップデートの際にはその度に、保守期間情報を参照します。オンデマンドでご利用いただいている場合には、この保守期間の情報がインターネットを介してアルティクムのサーバーから取得しますが、プライベートサーバーやスタンドアロンライセンスの場合には、ライセンスファイルの中に書き込まれている保守期間情報を参照します。

このため、プライベートサーバーやスタンドアロンライセンスの場合には、サブスクリプション更新の手続きが完了したあとに「再アクティベーション」、すなわち新しいライセンスファイルを取得して今までのものと入れ替える必要があります。

この「再アクティベーション」は、Altium Designer またはそのサーバー用プログラムのコマンドから実行することができます。また AltiumLiveDashboard(ダッシュボード)を利用してライセンスファイルを取得することができます。

Dashboard のOverview ページ
dashboard.png


また以前は、Account Manager(アカウントマネージャー)からライセンスファイルを取得することができましたが、Dashboard  への移行によりすでに利用できない状態になっているようです。Dsdhboard では Account Manager をさらに新間させたものであり、豊富なライセンス管理機能を備えています。これについては Altium Wiki に詳細な説明 があります。

なお AltiumLive の Dashboard は Summer 09 以前のライセンスの管理もできますがSUPPORTcenter Credential ではサインインできませんので、AltiumLive アカウントの取得が必要になります。

以上、ライセンスの認証に関するお問合せは support@anvil.co.jp まで。

Altium Designer のもう一つのライセンスタイプ

ご存知のように Altium Designer にはスタンドアロン、オンデマンド、プライベートサーバー(フローティング)の 3つのライセンスタイプが提供されており、運用形態にあわせてお選びいただくことができます。そしてもう一つ Altium Designer には海外で利用する場合の選択肢として、使用可能な地域を規定した3 種類のライセンスタイプが用意されています。

このライセンスタイプについては、ホームページやカタログなどでは紹介されていませんが、使用許諾契約書の中に以下の記載があります。

1.20. コンチネンタルライセンスとは、1つの地理的な大陸内の複数の場所で許諾資料を使用するためのマルチユーザーライセンスを意味します。
1.21. ワールドワイドライセンスとは、世界中の任意の複数の場所で許諾資料を使用するためのマルチユーザーライセンスを意味します。
1.22. LANライセンスとは、1つの地理的な場所で許諾資料を使用するためのマルチユーザーライセンスを意味します。

ここには、コンチネンタルライセンス、ワールドワイドライセンス、LANライセンスの種類のライセンスタイプが存在することが示されています。さらに仕入先に詳細を確認したところ以下の事がわかりました。

  • コンチネンタルライセンス
    現在日本で販売されているライセンスは全てこのタイプ。大陸内の複数の場所でライセンスを使用可能。日本は大陸に属していないので、日本で購入したコンチネンタルライセンスは日本でしか使用できない。ただし出張などによる一時的な海外での使用は許可されている。また、海外拠点で恒久的に使用するためのコンチネンタルライセンスを日本で購入することはできず、現地で購入しなくてはならない。
  • ワールドワイドライセンス(別名、グローバルライセンス)
    世界中の任意の複数の場所でライセンスを使用可能。このため日本の本社と海外拠点との間でライセンスを共有するような場合には便利。価格はコンチネンタルライセンスの 2倍に設定されている。またこのタイプのライセンスは、海外拠点に導入する場合でもも日本で購入することができる。
  • LANライセンス(別名、シングルサイトライセンス)
    これについては使用許諾契約書以上の情報は得られていませんが、名前まら類推すると、同一住所の事業所敷地内でユーザー数の制限無しにライセンスを使用できるというタイプだと思われます。価格は未確認です。もしこのライセンスタイプの詳細をお知りになりたい場合には、info@anvil.co.jp までお問合せください。

日本では今のところ、コンチネンタルライセンスしか販売されていませんが、海外の工場との連携が必要な場合などに備えて、このようなバリエーションが存在することを覚えておいてください。

Altium Designer の一時使用条項 - 使用許諾契約書を読む

国内で購入した Altium Designerの海外での利用が、使用許諾契約書の一時使用条項により許可されていることを 以前の記事 でお伝え していますが、今回この一時使用条項についてもう少し詳しくご紹介したいと思います。

まず、日本では Altium Designer の ライセンス使用許諾契約書 に合意したライセンス購入者に対して、国内での使用を条件にライセンスが提供されています。

しかし、オンデマンドライセンスやプライベートサーバーライセンスは、ライセンス購入者以外の複数のユーザが利用することを前提としたものですので、ライセンスは使用許諾の有無にかかわらずライセンスの使用の許可が必要になります。また国際化が進む中、世界中のどこからでもアクセスできる利便性の高いオンデマンドライセンスは、海外の出先ででも利用できなくてはなりません。そこで Altium Designer ではこの、ライセンスされていないユーザのライセンスの利用と、海外でのライセンスの利用が、一時使用として許可されています。

まず、海外での利用については条項 1.23でこれが許可されています。ここでは、一時的で期限付きであることが明記されていますので、現地で恒久的に使用することは許可されていません。

また、ポータブル PC にインストールして持ち出すことは問題なさそうですが、現地の PC にインストールして良いかどうか?については、少しはっきりしないところがあります。一時使用の結果、追加コピーの作成やインストールが行われてはならないと書かれていますが、通常プログラムのインストールは一時使用の結果ではなく、一時使用を行うために自前に行いますので。この意味が良くわかりません。

しかし後半の実例による補足の最後に、「いかなる場合においても、当該契約者のコンピュータまたはコンピュータネットワーク上にこれのコピーを残すことまたはこれをインストールすることはしないものとします」 と書かれていますので、もしインストールした場合には、使用後にコピーが残らないように、消去すれば良いのではないかと思います。

EULA_1.png

また、ライセンスされていないユーザーでもライセンスを一時使用できることが、条項 2.3.2で説明されています。この条項に書かれている「お客様」とはライライセンスの購入者ではなく、ライセンスされていないライセンスの利用者のことです。ライセンスの購入者と比較すると、許可の範囲が大きく制限されていることがわかります。

さらに条項 2.3.3 には、スタンドアロンライセンスを利用する場合には、1つのライセンスを 1台の PC だけでなく、自宅の PC にもインストールすることが許可されていますす。ただしこの場合、両方の同使用は認められていません。

EULA_2.png

なお、ここでの使用許諾契約書の解説はあくまでアンビル コンサルティングの解釈によるコメントです。使用許諾契の内容は、製造元とエンドユーザ様との間の合意事項ですので、ご自身で解釈でご判断ください。また、ライセンス使用開始時点のリビジョンの使用許諾契約書をダウンロードして保管しておかれることをお奨めします。

さらに末尾には「本契約の翻訳に起因して不明確な点が生じた場合は、英語版を真正版と見なし、これが優先するものとします」という条項がありますので、クリチカルな部分については 英語の原文 を確認することが必要になります。

以上、不明点などがございましたら info@anvil.co.jp までPT歩あわせください。

Altium Designer のアップデート 21

7月24日に Altium Designer 10 以降 21回目のアップデートがリリースされました。

これは Altium Designer 12 に移行してから 3回目のアップデートですが Altium ではアップデートリリースを Altium Designer のイニシャルリリースからの回数で数えています。これは新しいアッデートのシステムに移行してからの回数と云うことになります。

このアップデートのリリースノートでは 33箇所の改良や新機能の追加が報告されています。このように Altium Desugner では、毎月30箇所以上のアップデートが提供されていますので 1日あたり 1箇所の改良が行われていることになります。

リリースノートでは主要なアップデートとして、リ・アノテート機能(リファレンス番号の再割付機能)の改良があげられています。リ・アノテート対象の柔軟な選択、部品座標の検出方法を最適化することにより、より自然な割付結果が得られるように改良されているとのことです。

詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト Altium Designer アップデート21 リリースノート (10.1181.24817)  をご覧ください。

Altium Designer 拡張セットと基本セットの併用

皆様からのお問合せの中で、一人で全ての設計工程を受け持つわけではないので、Altium Designer のような統合ツールは不要というご指摘をいただくことがよくあります。

これはもっともなご意見のようですが、統合ツールを一人で何でもかんで一人で片付けてしまうためのツールと考えるのは誤りであり、むしろ設計工程のどの段階においても、自由にデータの受け渡しを行うことができる統合ツールこそ、設計の分担に最適なツールであるとお考えいただきたいと思います。

board_function.png

とはいうものの、PCB 設計を全て外部に依頼しているような場合には、PCB 機能付きの高価なツールを数多く揃えるわけにはいかないというのも事実です。そこで用意されているのが Altium Designer 基本セットです。基本セットは拡張セットから PCB 設計機能を省いたものですが、回路設計者と PCB 設計者の設計分担を効率的に行えるよう、PCB 設計機能の多くがそのまま残されています。

frontend_function.png

例えば基本セットには、PCB 機能として以下の機能が含まれています。

PCB 配線の前段階の作業を行うための機能として、

  • マニュアルによるPCB外形の作成
  • ウィザードによるPCB 外形の作成
  • Update PCB ... による PCB上への部品の呼び出し
  • マニュアルによる PCB上での部品の移動
  • PCB デザインルールの設定
  • PCB デザインルールウィザード
  • マニュアルによるフットプリントの作成
  • ウィザードによるフットプリントの作成

設計の終わった PCB の検図やドキュメント作成のための機能として、

  • 設計済みの .PcbDoc ファイルの読込と表示
  • PcbDoc ファイルからの各種レポート、デザインルールチェック
  • 3D 表示機能
  • Gerber ファイルの読込と表示

以下のようにこれらの機能を使って、回路設計者が PCB 上への備品配置までを行うことができます。
(基本セットでここまでの作業が可能)
core.png

そしてその PCB ファイルを PCB 設計担当者に渡して配線を依頼し、さらに配線完了後の PCB ファイルを受け取り、仕上がりを確認したり各種のドキュメントの作成に利用したりすることがでできます。

このように基本セットはPCB 配線にとりかかるまでの、部品配置のために必要な機能を備えています。しかし部品配置機能を全て備えているわけではなく、以下のような機能が利用できません。

  • ライブラリパネルからのフットプリントの呼び出し
  • 部品配置を支援する半自動機能
  • 自動配置機能
  • Copy and Paste 機能
  • 伝送線路解析は回路図レベルのみ

他にも欠けている機能がいくつもありますので、以下の「編集」「配置」「ツール」メニューのグレーイアウトの状態をご確認ください。

PCB エディターのコマンドメニューとライブラリパネルのグレイアウト

pcbmenu.png

 ライブラリ「パネルの Place ボタンがグレイアウトしており、ここからは部品を呼び出せない

PCB ライブラリエディターのコマンドメニューのグレイアウト

pcblibmenu.png

サブメニュにもグレイアウトしている部分がありますが、どの機能がカットされているかということがだいたいわかると思います。もし、より詳しくお知りになりたい場合には、「xxxx コマンドはありますか?」というように個々にお問合せください。

一般的な電子機器設計の現場では、限られた人数の基板設計者によってPCB 設計が行われており、拡張セットを全ての設計者に充当する必要は無いはずです。基本セットはこれだけの機能を備えていながら、価格は131,000円(税別)と非常に安価です。この基本セットの機能をよく調べて、いけそうなところは基本セットですませるということにすれば、だいぶ経費が抑えられるのではないでしょうか?

以上、基本セットの機能についてご不明な点がございましたら info@anvil.co.jp までお気軽にお問合せください。

Altium Designer のアップデート 20

6月21日に Altium Designer 10 以降 20回目のアップデートがリリースされました。これは Altium Designer 12 に移行してから 2回目のアップデートですが Altium ではアップデートリリースを Altium Designer のイニシャルリリースからの回数で数えています。これは新しいアッデートのシステムに移行してからの回数と云うことになります。

このアップデートのリリースノートでは 30箇所の改良や新機能の追加が報告されています。冒頭では Key highlights として"Show All Connections In Single Layer Mode" と "Use Layer Colors For Connection Drawing" の 2つの表示モードの追加が挙げられています。

adup20.png

また日本向けのローカライズのアップデートの行われており、今回のアップデートでは日本のユーザーに対する気遣いが伺えます。

詳細は Ailtium Designer ユーザー情報サイト  Altium Designer アップデート20 リリースノート (10.1133.24352)  をご覧ください。

Altium Designer の日本語入力 - TrueType のサポート

Protel 99 SE には無かった Alium Designe の機能のご紹介。今回はその 4回目として、PCB 上への日本語入力機能をご紹介します。

その昔、プロテルの名で販売されていた回路図エディタでは早くから TrueType がサポートされ、ワープロのように自由に日本語を入力することができました。しかし PCB ユールではなかなかサポートされませんでした。このため Protel 99 SE では、画像化された文字をガーバー入力機能を使ってを読み込むことにより、日本語を挿入していましたが、その後の Protel 2004 でTrueType サポートされ直接日本語を入力することが可能になりました。

tt_support.png


そして、現在の Altium Designer ではこの機能がさらに強化され、抜き文字の作成やバーコードの挿入が可能になっています。

invtext.jpg

汎用性の高い TrueType をサポートされていることは、何よりもの強みでありTrueType でありさえすれば、それが日本語であろうとロシア語であろと、どんなものでもキーボードで呼びだし簡単に PCB 上に配置することができます。たとえば、海外のアルティウムユーザーが安全規格のシンボルを TrueType 化してPCB レイアウトに利用している例が Altium Commnityフォーラムでも紹介されています。Mooretronics-Truetypeフォントの紹介

safetysymbl.png

TrueType で用意された絵柄は PCB にも回路図にもそしてサービスマニュアル等のドキュメント作成用ツールにも共用することができます。このため TrueType を PCB への日本語だけでなく、他の関連するドキュメントでも利用できる共通のシンボル ライブラリとして利用できるのではないでしょうか?

Altium Designer の 3D 表示機能 - 3D PCB Visualization

Protel 99 SE には無かった Alium Designe の機能のご紹介。今回はその 3回目として 3D 表示機能を取り上げます。なおこのページでは、他のページで使用した画像を転用しています。

さて、今回ご紹介する3D 表示機能は PCB データを見せるためのものですので、説明にはまずその画像をご覧くのが一番手っ取り早いのではないかと思います。

ad3d500.png

Prtel 99 SE にも、簡易的な 3D 表示機能が付いていましたが、この画像を見ると大きく進化していることがわかります。その機能の概要は以下のとおりです。

  • PCB フットプリントに STEP 3D モデルを割付ることにより PCB フットプリントを 3D 化できる
  • 3D 表示に対して、拡大縮小、移動、回転などの表示制御をマウスで簡単に行ううことができる
  • 3D 化されたフットプリントにより基板に部品が実装された状態を 3D 表示できる
  • 基板の内部や断面を 3D 表示するこができる
  • 部品形状を含む基板の 3Dデータを STEP ファイルで 3D メカニカル CAD に渡すことができる

そしてただ表示ささせるだけでは無く、 3D 化されたフットプリントを利用して、クリアランスチェックを行うことができます。また 3D 表示の状態で部品の移動ができますので、立体的な干渉チェックを行いながら部品配置を行うことができます。さらに ズーム、回転などによる 3D 画像の変化を動画に記録する機能も備えています。

3D 画像は、メイン画面とは別に用意された 3D パネルにも表示されます。2D 編集画面での作業中にもここは 3D で表示されますので、3D イメージで干渉等を確認しながら設計を進めることができます。以下はこのパネルを紹介するための画像ですが、Protel 99 SE で設計された 3D モデルの割り付けられていPCB レイアウトが読み込まれた状態です。このように Protel 99 SE で設計された 2D の PCB レイアウトでも、新しい 3D 機能を利用することができます。

ad3d99.png

Altium Designer の 3D 機能については以下のような日本語ドキュメントが用意されていますのでご利用ください。 

また、日本語化されていませんが PDF ドキュメント Module 20: Interfacing to 3D Mechanical CADおよび Solideworks との連携にいて説明したビデオ Part 1 と Part 2 は、Altium Designer の 3D 機能の理解に役立つと思いますので、ぜひともご覧ください。

Altium Designer の BGA 引出し配線機能 - BGA Fanout

Protel 99 SE には無かったAlium Designe の機能のご紹介。今回はその 2回目として BGA 引き出し配線を取り上げます。なおこの記事は前回と同様に内容の大半を旧情報サイトから転載していますので、古い画像が混在します。

さて、BGA 主に LSI 密高度実装用のパッケージとして定着しており、これを用いた場合には、格子状に配置された多くの端子パッドからパッケージの外側に配線を引き出すという、きわめて厄介な作業を行なわなくてはなりません。

たとえばば  BGA では従来の PGA の配線とは異なり、ピンのすぐそばにビアを置き、まずそこから適切な層に配線を振り分けてパッケージの外側まで配線を引き出す、という作業が必要のなります。たいへん手間のかかる作業が必要になりますが、Altium Designer ではこれを自動的に行うための機能があります。

まず、配線が引き出された結果をご覧下さい。8層基板(配線層 6)上の 1156ピンのBGA から、Altium DesignerのBGA Fanout 機能によって自動的に処理されたそのままの結果です。

BGA_ESCP.png 

物理的に引き出しが不可能な箇所は未配線の状態のまま残っいます。

fanout_err.gif

おそらく、1000以上もあるBGA パッドからの引き出しをすべて手作業で行なうと、数日はかかると思いますが、Altium Designerでは、この BGA Fanout コマンド(コンポーネント付随ネットをファンアウト)を起動するだけで数秒で完了します。

fanout_command.gif

また、BGA Fanout で配線を引出す前にピンスワップを行なうことにより、配線の交差を最少化することができます。

swap_command.gif

  ピンスワッピング前                    ピンスワッピング後 swap.png
※ CQ 出版社 DesignWave 誌より画像を引用

これらの機能は BGA まわりの配線にはなくてはならない機能のように思いますが、いかがでしょうか?

Altium Designer の面付け機能 - Embedded Board Array

6月26日のキャンペーン終了日以降、 Protel 99 SE からAltium Designer へのアップグレードができなくなります。そこで、最後の決断を迫られている方や取り急ぎアップグレードを済ませたという方々のために、Altium Designer の持つ Protel 99 SE には無かった機能や、大きく変わった機能をご紹介したいと思います。

ということでまず、その第 1回目として「面付け機能」を取り上げたいと思います。なおこの記事は内容の大半を旧情報サイトから転載していますので、古い画像等が混在します。

今まで、海外製の CAD は CAM が弱いと言うことがいわれ続けてきました。確かに CAM ツールをルーツに持つ国産 CAD に敵いません。そしていつも、その弱点の引合いに出されるのが面付け機能であり、Protel 88 SE にもこの機能はありませんでした。

しかし Altium Designer では 2004 年あたりにこの機能が実現し同一基板の多面付けを行うだけでなく、異種基板を組み合わせた組み基板を簡単につくることができるようになりました。

embedded.png

  • 同一基板の単純な面付け
    基板を製造する時に、小さな基板を 1 枚づつ加工すると能率が悪いので何枚かを寄せ集め、ワークサイズと呼ばれる大きな基板にして一度に加工します。この寄せ集めは面付けと呼ばれる作業で、これをーバーエディタを用いることなくAltium Designer の PCB 機能だけで行うことができます。
  • 組み基板のための面付け
     ひとつのシステムを構成する、種類の異なる複数の基板を一枚の大きな基板に張り合わせ、一度に実装することにより実装工数を削減することができます。この手法は、大量生産を行う民生機器の分野で多用されます。この組基板では、面付け後の部品座標データを出力することができます。この機能によりAltium Designer 6 では、PCB 機能だけで組基板を作る事ができるようになりました。

この Embedded Board Array 機能は、単面のPCBレイアウトファイルへのリンクによって面付けを行うため、単面のPCBレイアウトを変更すると面付けされたレイアウトも自動的に更新されます。

embarray.jpg

この機能は、新機能としてさほど大きく取り上げられていないようですが、想像以上に大きな意味があるように思います。Altium Designer は、設計プロセス上流の設計者に高評価されているツールであることは事実ですが、基板加工/実装効率化のためのEmbedded Board Array 機能により、設計プロセス下流の設計技術者にも使い勝手の良いツールに生まれかわりました。

 日本製のCAD にこだわる設計者の多くは、面付け機能をはじめとする CAM 機能の非力な海外製のCAD を敬遠しがちです。しかし Altium Designer では Embedded Board Array 機能によってCAM 機能の非力さがずいぶん改善されています。

 海外の CAD は CAM がいまひとつという先入観を捨てて、一度この機能を試してみてください。

Altium Designer 流、既存データの再利用と使いまわし

今や CAD システムは設計業務には欠くことができない必需品になっています。CAD には、データの編集、再利用、検証、表示、レポートなどのさまざまな機能が含まれており、これらはどれが欠けても CAD でなくなってしまうほど基本的で重要なものですが、中でもデータを再利用するための機能は、最も効率化に貢献するものではないかと思います。

CAD が使われていなかった手書の時代には、何百何千という抵抗やコンデンサ、トランジスタなどを一つ一つ手で描いていましたが、CAD ではそれぞれの部品シンボルを 1個づつ作るだけで使いまわしができますので、その手間の違いは歴然です。

そこで今回は、Altium Designer の持つデータの再利用機能、即ちデータを何度も使いまわしたり、蓄積された設計データを流用するための機能の主だったものを紹介したいと思います。

  • アルティウム旧製品や他社製品で設計された CAD データの読込
    他社製品および旧製品との互換性 で紹介されているように非常に多くのフォーマットがサポートされています。Altium 旧製品については、Protel 99 SE はもちろんのことWindows に移行(20年くらい前)してからのフォーマットを全てサポートしています。また DOS 版の P-CAD もサポートされています。他社製品で作成されファイルも数多くサポートされており、とりわけ PADS OrCAD  Allegro のサポートには力が入っています。
  • ガーバーデータの読込
    ガーバーファイルを読込んで再利用することができます。読込がサポートされていない CAD 設計されたものを再利用したい場合に欲立ちます。インテリジェントな属性を付加して CAD データを復元するための リバースエンジニアリング機能 を備えています。 
  • マウンターデータの再利用
    Pick and Placeの活用で紹介されているように、マウンター用に出力した部品座標データを読込んでその座標値どおりに部品を配置することができます。既存の回路ブロックを新しい設計に再利用する場合に役立ちます。デバイスシートとあわせて利用するとより便利なのではないでしょうか?
  • デバイスシート
    Device Sheet /デバイスシート  で紹介されているように、回路ブロックを一つの部品として取り扱い、複数の設計に使いまわすことができます。
  • 2D 図形データの再利用
    回路図、PCB とも DXF/QWG 等の グラフィックファイルを読込んで再利用することができます。PCB では読込まれた絵柄を基板外形として利用することができます。また回路図は勿論のこと、PCB にも Copy agd Paste でロゴデータを貼り付け  ることができます。
  • 3D データの再利用
    MCADオブジェクトとPCBデザインの統合 で紹介されているように、STEP ファーマットで作成された 3D 部品データを フットプリントに割付け、PCB 上に配置したり、クリアランスチェックに利用してりすることができます。
  • スニペッ
    回路図や PCB 上の画像データーをスニペットに保存し、部品シンボルのように繰り返し使用することができます。TechLib-SCH の開発元オルグシステムズではこのスニペットと利用した パワーラベル スニペットの販売 を行っています。形状を紹介した ドキュメント  もあわせてご覧ください。Altium Desugner ではパワーオブジェクトのカスタマイズができませんので、その代用としてこの機能が利用できます。
  • コンパレータ
    以上のように Altium Designer ではさまざまな方法でデータの再利用を行うことができますが、これらの機能を利用した「つぎはぎ」で設計を行った場合、意図通りに回路が形成されているかどうかを検証することが必要になります。Altium Designer には強力なコンパレータ(比較)機能が備えられており、相違点の検索とデザインの同期  で説明されているように、精密な整合性の確認と整合化が可能です。

以上、思い浮かんだ範囲でざっとご紹介いたしましたが、これらの機能を使いこなせばずいぶん能率が上がるのではないでしょうか?

ロゴデータの貼り付け

基板設計の際には、できそうでできない作業に出くわして無駄な時間を費やしてしまうことがあります。基板上へのロゴデータの貼り付けもこのような作業のひとつではないかと思います。
 
幸い Altium Designer にはロゴデータを読み込む手段がいくつもあり、うまくいかない場合には他の方法選択することができます。

  • 画面イメージの Copy and Past
  • DXF/DWG ファイルの読み込み
  • Gerber データの読み込み
  • スクリプトによる BMP ファイルの読込み

この中でダントツに簡単なのは、画面イメージの Copy and Past による貼り付けです。その手順は単に、貼り付けたいロゴの画像をグラフィックツールの画面に表示し、それを 「Ctrl + C」でコピーして「Ctrl + V」で貼り付けるという極めて単純なものです。そして、貼り付けられたロゴデータは、ハンドルをドラッグするだけで簡単に拡大したり縮小したりすることができます。
 
その手順はつぎのとおりです。

グラフィックツールにロゴ画像を表示して「Ctrl + C」でコピーしたあと、Altium Designer のPCB 画面でで「Ctrl + V」により貼り付ける

copylogo.png

カーソルにロゴ画像が現れる。マウスのドラッグにより目的の位置に移動させたあとマウス左ボタンを押すと、ロゴが仮置きの状態になりロゴの周囲にハンドルが現れる。このハンドルをつかんでサイズを自由に変更することができる。そしてもう一度マウス左ボタンを押すとサイズが確定する。

logo_resaize.png

ロゴサイズは確定後であっても、「ユニオンサイズの変更」コマンドによってサイズを変えることができる。

logo_union.png

 
何種類かの画像とグラフィックツールで試したところ、うまくいかない場合もありましたが若干の編集により解決しました。非常に簡単ですので、ロゴを貼り付けたい場合にはまずこの方法をお試しください。

Pick and Place データの活用

Altium には、PCB 上に配置された部品座標値を Pick and Place と呼ばれる形式のファイルに出力することができます。

  Pick and place 出力機能  画像は Altium 社 Pick and Place Output Options から引用

worddav86b61e413501315a232b692fa01589e6.png

この Pick and Place は主に、マウンターでの利用を想定したものですが、実はこのPick and Place ファイルは Altium Designer に読込み、ファイルに示されたどおりの位置に瞬時に部品を移動させることができます。

この機能はあまり利用されていないようですが大変便利です。たとえば、筐体の共用するような場合には取り付け穴や機構部品などを、正確に同じ位置に配置しなくてはなりません。このような場合には既存の PCB データから Pick and Place を出力し、そのファイルを新しい PCB に読み込むことにより、既存の PCB と同じ位置に部品を配置したり、位置の修正をしたりすることができます。

  [ファイル] > 実装用データ出力 > Generates pick and place files deでファイルを作成

ppl1.png

  

   [ツール] > コンポーネント配置 > 配置ファイル読込でファイルを読み込み

ppl2.png

 

 製品のモデルチェンジの際には既存の回路ブロックをそのまま再利用することも稀ではないはずです。このような場合にも、既存の PCB から出力した Pick and Place ファイルを既存の PCB に読込ことにとり、再利用する回路ブロックを今までと同じ位置に瞬時に配置することができます。

この Pick and Place はテキストファイルですので編集が容易でです。テキストエディタ等での編集を前提とするとさらに応用範囲が広がるのではないでしょうか?

Protel 回路図エディタ から基本セットへのアップグレード

Altium Designer では PCB 設計機能の無い基本セットは、拡張セットほどの注目をあびることはなく、またキャンペーンの対象になることも稀です。このため、基本セットの驚くべきコストパフォーマンスの高さがまだ十分には周知されてはいないように思います。

基本セットへのアップグレードも拡張セットと同様、まもなく Protel 99 SE/DXP/2004が対象から外れます。そこで、これらの旧製品をお使いの方々が、うっかりこの最後の機会を見逃してしまうことが無いよう、ここであらためて基本セットをご紹介したいと思います。

まず、基本セットの持つ回路図エディタとしての基本機能を Protel 旧製品と比較すると、部品管理、作図、整合性チェック、レポートなど多岐にわたり大幅に強化されています。

この基本機能の向上だけでも Protel 回路図エディターからアップグレードする価値は十分にありますが、基本セットはただの回路図エディターではなく、デザインエントリーに必要な機能を一つにまとめた統合ツールです。このため基本セットにアップグレートすると、次のような機能が付加されます。

  • アナログ/デジタル混在シミュレータ
  • 回路図レベルの伝送電路シミュレータ
  • FPGA のハードウェアと組み込みソフトウェア開発機能
  • 基板外形やフットプリントの作成
  • PCB の部品配置機能
  • PCB レイアウトのビューーワ
  • ガーバービューワ

AD10_front_function_2.png

そして価格についてですが、基本セットの標準小売価格は、131,000円(税別)であり、Protel 99 SE/DXP/2004からのアップグレード価格は 95,000円(税別)です。この価格は回路図エディタ単体としても極めて安価であり、さらに上記の機能を持つ統合ツールであることを考え合わせると、有り得ないほどの低価格です。

この Protel 99 SE/DXP/2004から Altium Designer 基本セットへのアップグレードは、6月 26日で終了します。あと 2週間しかありませんが Protel 回路図エディターをお使いの場合にはぜともアップグレードをご検討ください。

Altium Designer 12 のアップデート

5月23日に Altium Designer 10 以降 19回目のアップデートがリリースされました。これは Altium Designer 12 に移行してから初めてのアップデートでもあります。

この リリースノート を確認すると33箇所の改良や新機能の追加が実現されており、冒頭では Key highlights として今回のアップデートの主要なものがいくつかあげられています。そしてここでは、proxy に対するサポートが強化されたことが紹介されています。proxy 経由での Altium リソースへのアクセスが、改善されているとのことですので、これでアップデート時の障害が回避されるものと思われます。

また Key highlights では自動ベタ塗りの際のサーマル接続において、中心ランドとベタ部分との間の間隙を設定できるようになったとの説明があります。これについては、よく使いそうな機能なので実際に試してみました。

 airgaprule19.png


airgap19.png

左側は air gap を 2.5mm 左側は 10.0mm に設定した結果です。

今まで無かったのが不思議なくらい当たり前の機能ですが、今まで不便は無かったでしょうか?

なおこの 19回目のアップデートの内容につては、こちらの説明 をご覧下さい。

Altium Designer 10|18回目のアップデート

4月27日に Altium Designer 10 の 18回目のアップデートがリリースされました。リリースノート によると、60項目以上の改良や新機能の追加が行われています。

 Altium Designer 12 のリリース予定日の直前に Altium Designer 10 のアップデートが行われる事については、不自然にお感じになる方も多いと思います。しかしすでにお伝えしているように、Altium Designer 12 は Altium Designer 10 の最終リビジョンの名称変更ですので、直前に Altium Designer 10 のアップデートされても不思議ではありません。

そこで今5月 1日にリリースが予定されている Altium Designer 12は、これと同じものなのか?、それとも、さらに機能が追加され 19回目のアップデートに相当するものになるのか? ということが気になるところです。これについては今のところ情報はありませんが、この 18回目のアップデートではまだ、以前紹介されてた異形パッドのサポートが実現されていませんので、この機能を含め、さらにアップデートされたものが Altium Designer 12 になるのかも知れません。

なおこの 18回目のアップデートの内容につては、こちらの リリースノート をご覧下さい。

Altium Designer と外部データベースとの連携

旧アルティウムの情報箱からの転載・加筆

MRP ERP といった基幹システムが構築された環境下では Altium Designer とその基幹システムとの連携が要求されます。そこでこれを、「機能の連携」と「データの連携」の2つに分けて考えてみます。

まず、2つのシステムを連携させる場合には、相互に機能をアクセスすることが必要になります。例えば相手のシステムを制御するためのコマンドを発行したり、また相互の通信に必要な複雑な手続きを自動化するといったことが不可欠です。Altium Designer 6 ではこの「機能の連携」を、洗練されたカスタマイズ機能 によって実現することができます。

またドキュメントやライブラリの管理を一元化するためには、ファイルの受け渡しやデータベーステーブルの参照によるデータの交換が必要になります。このような「データの連携」を可能にするために Altium Designer では使用頻度の高い、標準的なドキュメント・フォーマットでの読み書きを、広範囲にサポートしています。

加えて、Altium Designer には、外部データベースとの高度な連携機能が備えられており、データベースリンク機能とデータベースライブラリの機能により、MRP/ERPの管理下にある外部データベースのテーブルからデータをダイナミックに取得することができます。

おおよそ、このような機能により連携が可能になりますが、この中の外部データベースとの連携機能についてもう少し詳しく紹介します。

例えば、工場を持つ事業所では MRP などの管理システムが稼働しており、この部品データベースには、品名/品番だけでなく、メーカ名、セカンドソースの品名、価格、発注単位、梱包単位、在庫数などの豊富なデータが含まれています。そしてこれらのデータは日々刻々と更新されていきます。

Altium Designer では、これらの部品データを CAD 部品の属性として取り込み、回路の設計およびその結果として出力される、パーツリストなどのドキュメントに反映することができます。そして、Altium Designer 6 は2つの方法でこのデータベースとの連携をサポートしており、その一つがデータベースリンクでもう一つが、データベースライブラリです。

この、データベースリンクは、外部データベースのテーブルにダイナミックにリンクし、リンクフィールドの値が一致したレコードの属性を CAD 部品の属性として取り込む機能です。いわゆるリレーショナルデータベースで言うところの、キーの設定によるテーブルの連結です。そして、もう一つのデータベースライブラリ機能は、CAD 部品ライブラリ自体を外部データベース上に構築します。

両方とも同じ目的で用意された機能ですが、データベースライブラリの場合には、データベースライブラリから直接部品を呼び出して配置することができます。さらにデータベースライブラリの場合には、外部データベースによる包括的な CAD 部品の管理が可能になりますので、CAD 部品管理の主体を設計者からデータベース管理者に移管する場合には好都合なのではないかと思います。

これらのデータベース連携機能については、以下のドキュメントが用意されていますのでご覧ください。

以下 Altium Designer 6 世代の資料

Altium Designer を国外で使用 - 使用許諾契約書を読む

Altium Designer を海外の出張先で使いたいが可能か?というお問合せをよくいただきます。これに対する回答は、一時的に使用することはできるが、恒久的に使用できないということになります。

使えるかどうかについては、プログラムが動くかどうかという点と、ライセンス許諾の範囲内かどうかという点の両面から考える必要がありますが、少なくとも現在の Altium Designer のプログラムはインターネットさえあれば、世界中のどこに持っていっても動作させることは可能です。

しかし、動くという事実と使っても良いということは別の話であり、動いたとしてもライセンス許諾の範囲と超えた使用は許されません。そこで、ライセンス許諾契約書 をよく読むことが必要になります。

ライセンス許諾契約書 では、マルチユーザーライセンスでは国内使用を前提としたコンチネンタルライセンスと海外での使用を前提としたワールドワイドライセンスの 2種類の存在することが明記されており、国外(別の大陸)で使用する場合には、ワールドワイドライセンスを購入しなくてはならないことがわかります。

eula120405b.png

しかし別項で、一時使用が許可されていますので、事業所の移転などではなく、出張による持ち出しであれば問題が無いことがわかります。また、シングルユーザーライセンスの場合にはどうなのかについては、記載されていませんので仕入先に確認したところ、現在国内で販売されているライセンスは全てコンチネンタルライセンスであり、国外での恒久的な使用は許可されていないとのことでした。

よって、もし事業所の新設や移転により海外での恒久的な使用を計画されている場合には、なんらかの対応が必要になりますので、事前に当方までご連絡いただくようにお願いします。

なお、ここでの使用許諾契約書の解説はあくまでアンビル コンサルティングの解釈によるコメントです。使用許諾契の内容は、製造元とエンドユーザ様との間の合意事項ですので、ご自身で解釈でご判断ください。また、ライセンス使用開始時点のリビジョンの使用許諾契約書をダウンロードして保管しておかれることをお奨めします。

さらに末尾には「本契約の翻訳に起因して不明確な点が生じた場合は、英語版を真正版と見なし、これが優先するものとします」という条項がありますので、クリチカルな部分については 英語の原文 を確認することが必要になります。

以上、世界中のどこででも利用可能な「ワールドワイドライセンスの購入」や
「ワールドワイドライセンスへの切替」を希望される場合には、info@anvil.co.jp までご連絡ください。

Altium Designer 10|17回目のアップデート

Altium Designer 10 の 17回目のアップデートがリリースされました。

このリリースも、アップデートの項目数を数えると不具合の解消がほとんどです。しかしそれだけでなく、ビアスティッチという魅力的な新機能が実現されています。

これはグランドべタなど、基板上下に配置された同電位のシールドパターンを、相互に接続するためのビアを自動的に発生させるという機能です。この機能により、上下ベタエリアの座標と電位が一致するところに、指定したパターンで自動的に数多くのビアを発生させることができます。

 viastitching.png

Altium Designer 12 のアナウンスにより、新しいリビジョンはしばらくお預けになるものと思っていましたので、このアップデートのリリースは少々意外でした。これについてアルティウムから得た情報によると、これからも Altium Designer 12 のアナウンスに制約されるることなく Altium Designer 10 のアップデートが行われるそうです。そして 5月 1日を迎えた時点で、その時の Altium Designer 10 の最新リビジョンが Altium Designer 12 としてリリースされるとのことでした。

なお、今回のこのビアスティッチ機能は日本語メニューからアクセスすることができず、英語メニューで使用するか又は、日本語メニューのカスタマイズが必要です。詳細については Altium Designer ユーザー情報サイトの AD10 アップデート リリースノート (10.972.23595) をご覧下さい。

このアップデートに関するお問合せは support@anvil.co.jp まで。

Altium Designer 10|16回目のアップデート

Altium Designer 10 の 16回目のアップデートがリリースされました。

このリリースでは主たる改良点として、SI 解析(伝送線路シミュレーション)などに使用される配線のインピーダンス計算の精度向上、および STEP エクスポートの際、基板への取付けなどに使用されるフリーパッドの穴、が出力できるようになったことがあげられています。

今回の改良では、インピーダンス計算の際、ErBelow パラメータによりパターン上下の絶縁体の材質の定義が可能になり、さらに、DielectricHeightBelow パラメータによりその厚みの定義が可能になっています。そしてこの新しいパラメータは、レイヤ構成マネージャのインピーダンス計算式の編集画面に反映されています。

  アップデート前のインピーダンス計算式編集画面
 calc_imp1.png

  アップデート後の計算式編集画面 - パラメータが追加されているのがわかる
calc_imp2.png


なお詳細については Altium Designer ユーザー情報サイトの AD10 アップデート リリースノート (10.890.23450) をご覧下さい。

このアップデートに関するお問合せは support@anvil.co.jp まで。

Altium Designer のよくあるお問合せ - プロテルユーザー編

Altium Designer 10 は以前販売されてた Protel(プロテル)の後継製品であり、Protel の回路図エディターや PCB ツールからのアップグレードを検討されている方や、すでにアップグレードされた方々からのお問合せが絶えません。そこで、これらのお問合せを Q & A にまとめてみました。

まずは、アップグレード検討中の方々からのお問合せから。

Q1. Altium Designer 10 では以前のプロテルで作成した回路図や PCB、ライブラリを読込めますか?
A. Womdows 版で作成されたものであればすべて読込みできます。

Womdows 世代の全バージョンをサポートしています。プロテル DOS 世代の技術で開発された CircuitMaker 2000 で作成されたファイルの読込も可能です。
他社製品および旧製品との互換性

Q2. Altium Designer 10 で作成した回路図や PCB を以前のプロテルフォーマットで保存できますか?
A. 古い Womdows 版 のフォーマットでの保存が可能です。

回路図ファイルは Protel 99 SE、PCB はAdvanced PCB 2.8 のフォーマットで保存できますので、それ以後のバージョンであれば、Altium Designer 10 で作成し保存したものを旧バージョンで読込むことができます。
他社製品および旧製品との互換性 プロテル旧バージョンとの互換性

Q3. Altium Designer 10 は以前のプロテルからどれくらい進化していますか?またどこがちがいますか?
A. 機能は別物のように進化しています。旧製品のコマンド体系を踏襲しており移行は比較的容易です。

日本語環境の日本語化が進みメニューとダイアログボックスが日本語化されました。PCB では日本語の入力が可能になった他、面付けロゴデータの貼り付け、3D 表示などの機能が加わり別物のように進化しています。
Altium Designer 10、Protel 99 SE からの進化 Altium Designer は難しい?

ここまではAltium Designer 10 へのアップグレードの検討中によくいただくお問合せです。そしてここからは、アップグレードされた後によくいただくお問合せです。2002年の Protel DXP リリースのタイミングで機能が大きく変更されあしたが、この時のアップデートに戸惑われている方が多いようです。

Q4. ネットリストの読み込み方がわかりません。
A. ネットリストの読込コマンドは無く、コンペア機能を使って読込を行います。

Altium Designer にネットリストの読み込みコマンドがありません。 Altium Designer は、2つのデータの 間の違いを比較することができる、強力なcomparator engine(コンパレータ・エンジン)を備えており、ネットの読み込みはこの機能を利用して行います。入力ソース(ネットリスト)とターゲット(空の PCB レイアウト)の違いを検出し、両者に違いが見つかれば一方のデータを更新して一致させます。PCB データが空の状態であればネットリストに含まれている部品を全て PCB 上に呼び出すことにより、両者のデーターは一致します。
ALTIUM ネットリストが読み込めない

Q5. 古い回路図からの PCB データの更新がうまくいきません。
A. コンポーネント ID をリセットしてみてください。

Protel 99 SE 以降、回路図と PCB とのリンクは、デジグネータ(部品のリファレンス番号)でななくコンポーネント ID によって行われます。Protel 98 以前の回路図シンボルにはこのコンポーネント IDは存在しませんので、回路図と PCB を正しくリンクさせることができません。このため Update-PCB コマンドを起動した時に部品の欠落が生じます。このような場合には、コンポーネント ID をリセットしてください。
Update PCB とコンポーネント ID

Q6. PCB の変更を回路図に反映する方法がわかりません。
A. ECO ではなく Update Schematic コマンドを使います。

Altium Designer は強力なコンパレータ・エンジンにより回路図とPCB の間の差分を検出することができます。Update Schematic コマンドでこの差分の訂正を行うことにより、PCB に加えられた変更を回路図に反映します。単純な ECO とは異なり両者のデータの整合が保証されます。

Q7. .一括変更のやりかたがわかりません。
A. グローバルエデットではなく類似オブジェクトの選択とインスペクタを使います。

Protel 99 SE までのバージョンでは、プロパティ画面からグローバルエデット・ボタンを押すことにより、一括変更を行うことができましたが、Altium Designer ではこの機能がなくなり、代わりに類似オブジェクトの選択とインスペクタ(Find Similar Objects / Inspector )を利用します。
グローバルチェンジが無い

Q8. 不要なジャンクション・ドットの消し方がわかりません。
A. 自動的に発生するジャンクションを消すことはできません。

Altium Designer ではワーヤーの接続箇所に対して自動的にジャンクション・ドットを発生させる機能を備えており、この機能を無効にすることはできません。もし意図しない部分にジャンクションが発生した場合には、Altium Designer のルールにあわせて回路図を修正することが必要です。
ジャンクションの恐怖 続ジャンクションの恐怖

Q9. PCB に部品が呼び出されたときに現れる四角い箱は何?
A. Room 機能により、回路図シートごとに部品がグループ化されたものです。

回路図シート単位で部品がグループ化され、グループ内の部品をまとめて移動したり、グループごとに異なるデザインルールを適応したりすることができます。たとえば 1枚の基板上に実装する回路の電源部と信号処理の部分の回路がそれぞれ別のシートに描かれていた場合には、電源部と信号処理の部分が別々の Room にグループ化されます。なお Room は選択して Delete キーを押すことにより解除できます。また Room が発生しないように設定変更することもできます。
Room が邪魔なときには...

Q10. ガーバーインができません。
A. Altium Designer で作成したガーバーデータしか読めないように作られています。

Altium Designer 10 の PCB ツールのガーバー入力は、ガーバーファイルのヘッダーを解析し、Altium Designer で作成したガーバーファイル以外は読み込まないように設計されています。よって、他社製品で作製されたガーバーデータを PCB エディタに取り込む場合には、付属のガーバーエディタを経由する必要があります。このガーバーエディタととの併用によるリバースエンンジニアリング機能を用いて、他社製品で作製されたガーバーデータをインテリジェントな Altium Designer の PCB データに変換することができます。
機種との互換性 - ガーバーを使ってリバースエンンジニアリング

Q11. 基板外形の作成方法が良くわかりません。
A. Board Outline オブジェクトを使います。

Protel 99 SE までのバージョンでは、基板外形をキープアウトレーヤに作製していましたが、Altium Designer では Board Outline オブジェクトを用いて作製します。Board Outline 自体はガーバー出力できませんが、Board Outline を基準にして基板外形のルーターデータを出力する機能が用意されています。
Altium Designerの基板外形

Altium Designer 10 へのアップグレード価格などのお問合せは info@anvil.co.jp、機能や使い方に関するお問合せは support@anvil.co.jp  までお気軽にどうぞ。

Altium Designer クラウドの障害に備える

Altium Designer ではプログラムの供給やライセンスの提供にクラウドコンピューティング技術が用いられており、手元にインストールメディアがなくてもプログラムのインストールができ、ライセンスサーバーを用意しなくても、フローティングスタイルでのライセンスの共有ができます。

しかしこれらは雲(クラウド)の上にあるサーバーとのデータのやり取りによって実現されていますので、インターネットを経由した、クライアント/サーバー間の安定な接続環境が必要です。そしてこの接続環境が常に完璧な状態に保たれているかと云うと、そうとも言い切れず、プロキシやファイアーウォールによるブロック、回線の障害、アルティウムサーバーのメンテナンスなどによる障害の報告があります。

そこで今回は、この障害を回避するための方法をいくつかご紹介したいと思います。

まず、突然サーバーとの接続ができなくなった場合には、アルティウムのサーバーの不調が疑われますので、Altium Desugner のプリファレンス(Preferences)の Account Management のページを開き、接続先として登録されているサーバーの順序を変えてみてください。

accountman.png

デフォルトでは次のように設定されています。

Primary: portal2.altium.com
Backup 1: portal2.altium.eu
Backup 2: portal2.altium.com.cn

Primary に登録されているサーバーに接続できない時は自動的に Backup のサーバーに接続されるような仕組みになっているはずですが、Primary が不調の場合にはここを書き変えるとつながりやすくなるようです。

以上は、繋がらない場合の一つの対処法ですが、どうしても繋がらないという場合に備えて、事前に次のような用意をしておくことをお奨めします。

  • ライセンスファイルの入手
    スタンドアロンで使えば、アルティウムのサーバーへの接続は不要です。事前にスタンドアロンで使用するためのライセンスファイルを入手しておけば、インターネット接続に障害が生じても使い続けることができます。ライセンスファイルは、アカウントマネージャー経由で入手できます。手順は Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得 をご覧ください。
  • ローカル・インストールリポジトリーの作成
    ローカル・インストールリポジトリーを作成しておけば、インターネットに接続できない環境でもすぐにプログラムをインストールできます。アルティウムのサーバーと接続できなくても DVD からインストールすることができますがこの場合には、利用できるリビジョンが限れてしまいます。しかしインストールリポジトリーを利用すれば、現在利用中のリビジョンのプログラムがインストールできることに加え、カスタマイズした結果が反映されますので大変便利です。このインストールリポジトリーの作成の手順は ローカル インストールリポジトリからのインストール をご覧ください。

以上のように、いざというときの備えとして、ライセンスファイルの入手とインストールリポジトリーの作成をお奨めします。

Altium Designer 10|15回目のアップデート

Altium Designer 10 の 15回目のアップデートがリリースされ、サブスクリプション(保守契約)期間中のライセンスに対して無償で提供されています。今回は改良項目の数が多いことに加え、今まで要望の多かった機能に手が加えられており、質・量共に一年の締めくくりにふさわしい内容のものであると言えます。

今回のアップデートで最も注目すべき改良点は、プロキシを経由した場合のインストール・アップデートの不具合に対して、対策が施されたことだと思います。また "アルティウムの公式 Blog より" で紹介した異形パッドの作成機能が実現したことも見逃せません。

また、今回は AltiumLive によるサービス の一つである BugCrunch へのリクエストが反映されている点も見逃せません。今後もこのような対応が継続されるはずですので、皆さんも不具合などの改善要望を積極的に投稿されてはいかがでしょうか?

他にも数多くの改良が行われています。このアップデートの詳細は、弊社の Altium Designer ユーザー情報サイト で紹介されていますのでご覧ください。

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ - セットアップ・運用編

Altium Designer 10 導入検討中の方々から、良くいただくお問合せの TOP10 をご紹介したばかりですが、今度は Altium Designer 10 を使い始める段階で数多くいただくご質問の TOP14 をご紹介します。

Q1. Altium Designer 10 のインストール方法がわかりません!
A. まず AltiumLive アカウントのセットアップから始めます。

Altium Designer 10 では従来のように、DVD からのインストールも可能ですが、基本はダウンロードによるインストールです。そのためにまず、AltiumLive アカウントのセットアップを行います。もし DVD からインストールしたとしてもライセンス認証の段階で AltiumLive アカウントへへサイインが必要になりますので、 この AltiumLive アカウントのセットアップは、必ず行わなくてはなりません。新規またはアップグレードで Altium Designer を購入された場合には、ライセン数の発行に合わせてにユーザーごとに AltiumLive アカウントが用意され「Altium Designer ご購入頂きありがとうございます」というタイトルのメールが登録アドレスに送られてきますので、この内容に沿ってセットアップを進めてください。
AltiumLive と Altium Designer のセットアップ
Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法
Altium プラットフォームインストーラで Altium Designer をインストール

Q2. 専用ページでの AltiumLive アカウントの初期設定ができません!。(追記:2012年9月5日)
A. IE6 以前の Internet Exploror を使っていませんか?

IE6 またはそれより前のバージョンの Internet Exploror を使っている場合、Avatar を設定する段階でエラーが発生しセットアップが完了しません。また Internet Exploror 以外のブラウザを使用している場合でも、同一 PC 上に IE6 以前の Internet Exploror がインストールされていると不具合が発生することが報告されていますので、Internet Exploror を使っていなくても必ずアップデートしてください。
インストールの落とし穴?..古い IE にご注意!

Q3. Altium Designer 10 の無償アップグレードパッケージが届きません。
A. パッケージは提供されていません。メールででのご案内のみです。

サブスクリプションの期間中なのに Altium Designer 10 のアップグレードパッケージが送られて来ないというお問合せを良くいただきます。しかし Altium Designer 10 では パッケージの形では提供されておらずメールでの案内のみですので、いつまでお待ちいただいてもお手元に形のあるものは届きません。無償アップグレードのユーザー様に対しては、3月 4日に「Altium Designer 10ダウンロード開始!」という案内が送信されており、これが無償アップグレードの納品になりますす。このタイトルのメールをお探しいただき、この内容に沿ってセットアップを進めてください。もしこのメールが見つからない場合には info@anvil.co.jp まで、再送をお申し付けください。
Altium Designer 10 へのアップグレード手順

Q4. パスワードを正しく入力してもサインインできません!
A. SUPPORTcenter Credentual と混同していませんか?

Altium DesIgner 10 がリリースされるまでは、SUPPORTcenter Credentual が認証に利用されていました。Altium DesIgner 10 ではこれが AltiumLive に代わりましたので、以前の SUPPORTcenter Credentual のパスワードを入力してもサインインできません。Altium DesIgner 10 の認証を行うな相には必ず、 AltiumLive のパスワードを入力してください。もしパスワードを思い出せない場合には、パスワードをリセットして再設定するころができます。もし再設定する場合には、SUPPORTcenter Credentual で使用したものと同じパスワードに設定されることをお奨めします。
AltiumLive と SUPPORTcenter - 新旧 2つのライセンス管理

Q5. AltiumLive のパスワードを正しく入力してもサインインできません!
A. プロキシ・ファイアーウォールによるブロックが疑われます。

プロキシを経由してインターネットに接続されている場合、AltiumLive のパスワードを正しく入力してもサインインができません。このような場合には DVD を使ってインストールしてください。またプロキシを介さない環境でダウンロードとインストールを行なってインストールリポジトリを作成することにより、インターネットを介さずLAN 経由てインストールすることができます。
また、認証についても Altium Designer プログラムから AltiumLive にサインインするのではなく、Altium Account Manager からライセンスファイルの取得して認証することができますので、プロキシを経由している場合にはもちらの方法をご利用ください。、また、プロキシではなく OS のファイアーウォールによってブロックされているかも知れませんので、OS 側で "DXP.exe" および" DXPSecurityService.exe"(プライベートサーバーの場合)を例外プログラムに設定してください。
 ローカル インストールリポジトリからのインストール
Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得
Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法

Q6. ライセンスの共通に必要な AltiumLive 追加取得の方法
A. 代理店(アンビルコンサルティング)にお申し付けください。

複数のユーザーが Altium Designer を利用するには、ユーザーごとにAltiumLive アカウントが必要になります。この AltiumLive はユーザーからの依頼がありしだい迅速に発行されます。またアカウントの数(ユーザー数)に制限は設けられていませんので、早めに全ユーザーの AltiumLive アカウントの発行ご依頼ください。依頼はアルティウムサイトに設けられたフォームから行うこともできますが、自動でなく代理店に転送されて手動で処理されますので、代理店(アンビル コンサルティング)に直接お申込みいただくほうが、迅速かつスムーズです。
お申込みに際しては、ユーザー様のフルネーム。メールアドレス、会社名、部署名、電話番号をご連絡ください。

Q7. 途中でエラーが発生しインストールできません!追記:2012年9月5日)
A. IE6 以前の古い Internet Exploror がインストールされていませんか?

IE6 またはそれより前のバージョンの Internet Exploror により AltiumLive アカウントの設定段階で不具合が生じるこがわかっていますが、ダウンロードによるインストールを行う場合にも同様に、IE6 以前のバージョンではエラーが発生します。さらに、プラグインと更新コマンドによるアップグレードもうまくいかないことが報告されています。これは、Internet Exploror を使っていなくても、同一 PC 上に IE6 以前の Internet Exploror がインストールされていると不具合が発生することが報告されていますので、Internet Exploror は必ずアップデートするようにしてください。
インストールの落とし穴?..古い IE にご注意!

Q8. プラグインと更新コマンドでアップデートでできません!
A. サブスクリプションが切れていませんか?

プラグインと更新コマンドでアップデートするためには、AltiumLive へのサインインが必要です。サインインしてもアップデートができない場合には、サブスクリプションが満了している可能性があります。またプライベートサーバーおよびスタンドアロンの場合には、サブスクリプションの期間情報が正しく反映されず、ブスクリプションの期間中であっても期限切れの扱いになってしまう場合があります。このような場合には、再度アクティベーションを行うことにより、アップデート可能になります。
プラグインと更新コマンドでアップデートできない場合
さらに IE6 以前の古い Internet Exploror が PC 上に残っていると不具合が生じることが報告されています。(2012年9月6日追記)
インストールの落とし穴?..古い IE にご注意!

Q9. 部品ライブラリが見つかりません!
A. 別途にダウンロードしてインストールすることが必要です。

Altium Designer 10 のインストーラーは、一部の部品ライブラリしかインストールしません。またサンプルファイルもテンプレートファイルもインストールしませんので、別途にダウンロードしてインストールすることが必要です。
ライブラリがインストールされない

Q10. 日本語が文字化けします!
A. 新しいリビジョンではこの不具合は解消されています。

Altium Designer 10 の初期のリリースでは、回路図画面および部品表の画面で文字化けが起こるという不具合がありましたが、アップデートにより修正され、現在のリビジョンでは解消されています。
Altium Designer 10 のアップデート
Altium Designer 10 、12回目のアップデート

Q11. プライベートサーバーをオンデマンド・ライセンスに変更できますか?
A. 可能です。 不都合が生じた場合には変更をお申し付けください。

プライベートサーバーからオンデマンドへの変更、およびその逆の健康も可能ですので、変更をきぼうされる場合にはアンビル コンサルティングまでお申し付けください。Winter 09 以前はオンデマンドライセンスが無く、ラインセンスを共有可できるものはプライベートサーバーしか無かったので、今もそのまま変更せず使用されている方々も多いと思います。しかし今では、より柔軟にライセンスを共通できるオンデマンドライセンスが利用可能ですので、こちらへの変更もご検討ください。

Q12. プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて
A. Vista 以降の OS ではアイコンが出ません。他にも若干の注意事項があります。

プライベートサーバーライセンスをご利用いただく場合、サーバーとして用意された PC にプライベートサーバープログラムをインストールして、この PC から認証を行うことが必要になります。このセットアップに際しても多くに問合せをいただきました。これらについては以下のページにまとめてありますのでご覧ください。
プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて
プライベートサーバ ライセンスの使用

また、旧バージョンのユーザー様からは、以下のお問合せを頻繁にいただきます。

Q13. Winter 09 や Summer 08 のライセンスが認証できません!
A. 現在認証スステムが停止中ですので、e-mail 経由で認証してください。

現在、認証スステムが停止しており Winter 09 以前のライセンスの認証を web 経由で行うことができません。e-mail 経由での認証は可能ですのでこちらをご利用ください。また、Altium Account Manager 経由でライセンスファイルを入手することができますので、こちらもあわせてご利用ください。*Altium Account Manager はAltium Dshboard に移行しサービスを終了いたしました。(2012年9月5日追記)
ium Designer 旧バージョンのライセンス認証
Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得
サブスクリプションの更新とライセンスの認証 (追記:2012年9月5日)

Q14. 海外出張の出先でライセンスを使用できますか?(追記:2012年9月5日)
A. 使用できます。出張等による一時的な使用であることを条件に許可されています。

ライセンス使用許諾契約において、許可されているかどうかというお問合せです。通常、国内で販売されているのは、コンチネンタルライセンスと呼ばれるものであり、国内での使用に限定されています。しかし、一時的であれば国外で使用することが認められていますので、海外出張時に出先で使用することが可能です。ただしコンチネンタルライセンス海外での恒久的な使用は認められていませんので、海外転勤などで帰国日程が決まっていない場合には、使用地域が制限されていないワールドワイドライセンス(グローバルライセンス)の購入が必要です。
Altium Designer の一時使用条項 - 使用許諾契約書を読む
Altium Designer のもう一つのライセンスタイプ

さらに、弊社 web サイトの利用に関して、以下のお問合せ良くいただきます。

Q15. アンビル コンサルティングの日本語ガイドブックをダウンロードできません。
A. Altium Designer ユーザー情報サイトの利用者登録が必要です。

アンビル コンサルティングのサブスクリプションユーザーの方々には、弊社が独自に作成したガイドブックを無償提供しておりますが、これをダウンロードするためにはAltium Designer ユーザー情報サイトに登録していただく必要があります。ご登録が確認できだい、ユーザー情報との照合を行いパーミッションを設定します。
ユーザー情報サイト ヘルプ:ユーザー登録

アンビル コンサルティングでは Altium Designer の運用に役立つ多くの情報を アルティウムユーザー・サポートサイト と  Altium Designer ユーザ情報サイト からお届けしておりますので是非ともご利用ください。

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ - 導入検討編

Altium Designer 10 のよくあるお問合せ

Altium Designer 10 がリリースされてから 9ヶ月あまり経ち、この間、導入検討中の皆様から多くのお問合せをいただきました。師走にちなんだランキングというわけではありませんが、ここでその TOP10 をご紹介いたします。

Q1. 回路図エディターを探していますが、どれを選べばよいですか?
A. Altium Designer 基本セットをお選びください!

回路図を作成し PCB は外部に委託するという方々から良くいただくお問合せです。
電子回路を設計に携わるエンジニアにとって、回路図エディターは必需品であり、いわばワープロのようなものです。ところがアルティウムには統合ツールしか用意されておらず、回路図エディターとして販売されている製品はありませんので、回路図エディターを探しても見つかりません。しかし、Altium Designer には、PCB 設計機能の無い統合ツール「Altium Designer 基本セット(131,000円税別)」が用意されています。この製品は、回路図エディターに加え、アナログ/デジタル混在しキュレータや FPGA 開発機能を含む非常に多機能な製品ながら、大変安価です。回路図エディターをお探しの場合にはこのAltium Designer 基本セットお選びください。
回路図エディターをお探しの皆様方へ
FPGA 機能付の回路図エディタ Altium Designer 基本セット
Altium Designer 拡張セットと基本セットの併用 追記:2012年9月6日)

Q2. 基板設計ツールを探していますが、どれを選べばよいですか?
A. Altium Designer 拡張セットをお選びください!

プリント基板のアートワークを自前で行いたいという方や、プリント基板設計を専門にされている方々からこのようなお問合せを良くいただきます。しかし回路図エディターと同様、アルティウムには統合ツールしか用意されておらず、プリント基板レイアウト用として単独に販売されている製品はありません。このような場合には PCB 設計機能を含む、Altium Designer 拡張セットをお選びください。
PCBツールをお探しの皆様方へ
プロフェッショナルな PCB ツール Altium Designer 拡張セット
Altium Designer 拡張セットと基本セットの併用 追記:2012年9月6日)

Q3. Altium Designer の評価版はありますか?
A. 30日間、全機能を無償でお試し頂けるトライアルライセンスが提供されています。

トライアルライセンスが無償で提供されており、Altium Designer 拡張セットを 30日間お試しいただけます。トライアルライセンスで提供されるプログラムとその機能は、期間が30日間に制限されている事以外、拡張セットと全く同じです。このため、製品版ライセンスをご購入いただいた場合には、そのまま製品版ライセンスで認証して利用できますので、プログラムの再インストールは不要です。なお弊社ではトライアルユーザーの無償サポートを行っておりますので是穂ともご利用ください。
トライアルライセンスご利用のお勧め

Q4. OrCAD Capture で描かかれた回路図や PADSで作成された PCB ファイルを読めますか?
A. 可能です! OrCAD PADS 共、回路図と PCB ファイルの両方の読込が可能です。

OrCAD Capture、OrCAD Layout、OrCAD PCB(Allegro)、PADS PCB PADS Logic回路などのファイルが読込めます。ただし読込可能なフォーマットのバージョンに制限がありますので、事前に Altium Designer の試用版を使ってお試しください。
OrCAD で作成された回路図や PCBデータの読み込み
PADS で設計された PCB と回路図の読み込み
http://altium-info.jp/istation/2011/06/post-24.html

Q5. Cr5000 で作成された PCB ファイルを読めますか?
A. 残念ながら、読込めません! しかしガーバーファイルを読込み、絵柄の再現が可能です。

あいにく Altium Designer では日本製 CAD ファイルの読込みを一切サポートしていません。国産の CAD で作成された PCB データの再利用が必要な場合には、ガーバーファイルの読込みと、リバースエンジニアリング機能をご利用ください。手間はかかりますが、リバースエンジニアリング機能を利用すると、ガーバーファイルからインテリジェントな CAD ファイルへの変換が可能です。
他機種との互換性 - ガーバーを使ってリバースエンンジニアリング 

Q6. 会社で購入したライセンスを自宅の PC にインストールして利用できますか?
A. オンデマンドライセンスをご利用いただくことにより可能です。

Altium Designer では スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサバー(フローティング)の 3種類のライセンスタイプが提供されています。このうちの、オンデマンドライセンスでは、プログラムをインストールできる PC の数に制限はありませんので、自宅の PC にもプログラムをインストールして、自宅で使用することができます。ただしインターネットへの接続が必要です。
Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ
Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ

Q7. ライセンスをノート PC にインストールして出張先に持ち出すことはできますか?
A. オンデマンドライセンスをご利用いただくことにより可能です。

自宅で使用する場合と同様、オンデマンドライセンスの利用により、インターネットに接続できればどこででも使用することができます。インターネットに接続できない出先でも、インターネットに接続できる環境で、事前にオンデマンドのローミングモードまたはスタンドアロンに切り替えておくことにより使用できます。
Altium  Designer の 3種類のライセンスタイプ
Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ 

Q8. 日本で購入したものを海外の工場で使うことができますか?(追記:2012年9月6日)
A. 出張等による一時的な利用であれば可能です。

ライセンス使用許諾契約で許可されているかどうか?ということになりますが、通常国内で販売されているものはコンチネンタルライセンスと呼ばれるものであり、国内での使用に限定されています。しかし、一時的であれば国外で使用することが認められていますので、海外出張時に出先で使用することが可能です。ただしコンチネンタルライセンス海外での恒久的な使用は認められていませんので、海外転勤などで帰国日程が決まっていない場合には、使用地域が制限されていないワールドワイドライセンス(グローバルライセンス)の購入が必要です。
Altium Designer の一時使用条項 - 使用許諾契約書を読む
Altium Designer のもう一つのライセンスタイプ

Q9. 日本語に対応していますか?日本語マニュアルはありますか?
A. 画面は日本語化されてます。しかし日本語マニュアルは完全ではありません。

ダイアログボックスとメニューは日本語化されており、英語表示と日本語表示の切替が可能です。しかし、完全な取扱説明書やリファレンスマニュアルは用意されていません。これに代わるものとして、機能・使用方法に関する断片的な資料が日本語化されています。弊社ではこれを補うために独自にガイドブックを用意し、弊社ユーザーの皆様に提供しています。
Altium Designerの日本語環境
アルティウムの日本語ドキュメント
Altium Designer の日本語ガイドブック
Altium Designer ガイドブック - 回路図テンプレート編
解説書 - Altium Designer による PCB 共同設計
解説書 - 統一カーソル・スナップシステム

Q10. フローティングライセンスはありますか?また後でライセンスの追加はできますか?
A. フローティングライセンスをご購入いただき、追加購入によりユーザー数の追加が可能です。

Altium Designer では スタンドアロン、オンデマンド、プライベートサバー(フローティング)の 3種類のライセンスタイプが提供されています。通協、フローティングライセンスは少し高めの価格で半阿鼻されていることが多いのですが、Altium Designer では同価格で提供されています。利用者が増えた時点でユーザー数を追加することができますが「追加ライセンス」が安価に提供されているわけではありませんので、新規購入価格でライセンスを購入して追加していただく事になります。
Altium Designer の価格 2011-03-05
また、オンデマンドライセンスでは、社内・社外を問わずライセンスの共有が可能ですので、多くのユーザーがライセンスを固有する場合でも、まずオンデマンドの利用をご検討ください。

Q11. Windows 7 に対応していますか?
A. Altium Designer 10 は Windows 7 に正式対応しています!

Altium Designer 10 から Windows 7 32Bit と 64Bit に正式対応されました。Windows XP、Windows Vista、Windows 7 に対応していますので OS が混在する環境でも安心です。Altium Designer の旧バージョンでも Windows7 でも動作するようですが正式対応ではありません。もし旧バージョンで動作が不安定な時には Altium Designer 10 への移行をご検討ください。なお Altium Designer 10 では Windows 7 home premium をサポートしておりませんのでご注意ください。
Altium Designer 10 の動作環境

以上は今年、新規に Altium Designer の導入を検討中の方々から数多くいただいたお問合せの TOP10 ですが、旧製品ユーザ様からは上記以外のお問合せを数多くいただいております。そこで番外偏として、この旧製品ユーザ様ならではのお問合せ TOP3 を以下にご紹介します。

Q12. プロテルの回路図エディターから移行する場合、後継はどれになりますか?
A. Altium Designer 基本セット がプロテル回路図エディターの後継です!

以前プロテルでは回路図エディターを単体で販売していましたが、アルティウムには統合ツールしか用意されていません。アルティウムではこの回路図エディターの後継として「Altium Designer 基本セット(131,000円税別)」を販売しています。この基本セットは全ての機能を含む拡張セットから、PCB 設計機能を省いたものであり、アナログ/デジタル混在しキュレータや FPGA 開発機能を含む非常に多機能な製品ながら、一般的な他の回路図エディタよりも安価ですので大変お買い得です。
回路図エディターをお探しの皆様方へ

FPGA 機能付の回路図エディタ Altium Designer 基本セット

Q13. プロテルの PCB ツールから移行する場合、後継はどれになりますか?
A. Altium Designer 拡張セット がプロテル PCB ツールの後継です!

以前プロテルでは PCB ツールを単体で販売していましたが、アルティウムには統合ツールしか用意されていません。アルティウムではこのプロテル PCB ツールの後継として、PCB 設計をはじめとする Altium Designer が提供する全ての機能を備えた「Altium Designer 拡張セット(620,000円税別)」販売しています。
PCBツールをお探しの皆様方へ
プロフェッショナルな PCB ツール Altium Designer 拡張セット

Q14. 古いプロテルで作成した回路図や PCB データを読み込んで再利用できますか?
A. 全ての旧バージョンで作成した回路図・PCB ファイルを読込み可能です!

Altium Designer では プロテルの全ての旧バージョンで作成したファイルを読込むことができなす。旧バージョンでの保存も可能ですが、全ての旧バージョンをサポートしているわけでなありません。また旧バージョンで保存する場合には、旧バージョンでサポートされていないオブジェクトが欠落しますので注意が必要です。
プロテル旧バージョンとの互換性
他社製品および旧製品との互換性

Q15. 標準ライブラリにはどれくらいの部品が含まれていますか?
A. ボードレベル用として 95,315個の部品が提供されています。

ボードレベル用として 95,315個の部品が提供されており、Altium Designerライブラリ ページでその詳細を知ることができます。List of available Altium Designer Summer09 libraries から標準ライブラリとして提供されている部品のリストを入手できるほか、部品の検索ページ から目的の部品を探し出すことができます。
必要な部品を探し出す
別売 TechLIB-SCH 国産シンボルライブラリ

以上のように、今年も数多くのお問合せをいただきましたが、基本的な機能に関するお問合せがほとんどでした。Altium Designer 10 では高度なドキュメント管理機能や、PCB の共同設計機能などの新しい機能が数多く実現されていますので、今後は導入検討に際してこれらの新機能についてもご注目いただきたいと考えています。 

Allegro ファイルの読込み

Altium Designer には、他社の CAD ツールで作成されたデザインファイルを読み込む機能が備えられており、数多くのフォーマットがサポートされています。

数年前までは低価格帯の CAD ツールに対するサポートが中心でしたが、今では DxDesigner の回路図ファイルや Allegro PCB ファイルなど、高額な製品で作成されたデザインファイルの読込もサポートされてきています。  - 他社製品および旧製品との互換性

中でも Allegro インポーターは重視されており、頻繁にアップデートが行われています。 Allegro PCB ツールは大手を中心に多くの企業で利用されており、OrCAD の PCB ツールも OrCAD Layout の終了 以来 Allegro をベースにしたものになっていますので、日本国内においても Allegro インポーターの利用者が増えてきています。

Allegro ファイルの読込みは Allrgro PCB ツールが Altium Designer と同じ PC にインストールされている場合には、Wizard を利用して簡単に行うことができます。

また、別の PC にインストールされている場合には、 Ascii ファイルの抽出のためにまず " Allegro2Altium.bat " と " AllegroExportViews.txt " の 2種類のファイルをアルティムのサイトから入手し、Allrgro PCB ツール がインストールされている PC にコピーします。そしてこのバッチファイルを起動しすることにより ASCII 形式でデザインデータが保存されます。そしてこのASCII ファイルを Altium Designer の Import Wizard で読み込みます。

この Allegro  ファイルの読込も手順は、弊社の Altium Designer ユーザー情報サイト で説明されています。また Aktium の wiki サイト でも説明されています。

プロテル旧バージョンとの互換性

Altium Designer10 の購入検討に際して、Protel 99 SE 作成したファイルを読み込むことはできますか?というお問合せをいただくことがあります。

旧ファイルの読込みは、CAD ツールとして欠くことが許されない機能です。当然 Altium Designer10 にも備わっており、プロテル(Protel)旧製品の全バージョンの回路図・PCB ファイルの読込みが可能です。

加えて Altium Designer10 では、旧バージョンのフォーマットで保存することもできます。例えば 回路図ファイルは、Protel 99 SE のフォーマットで保存できます。また PCB ファイルは Protel 2.8 (Ascii)、Prptel 98/v3、Protel 99、Altium Designer の初期バージョンのフォーマットで保存することができます。

ただし、旧バージョンでサポートされていないオブジェットが Altium Designer10 で使用されていた場合には正しく変換されませんので注意が必要です。例えば、Protel 99 SE ではサポートされていない TrueType フォントや ソリッド形式のポリゴンが配置されたものを Protel 99 SE フォーマットで保存すると、文字化けしたりデータが欠落したりします。

 TrueType 文字は、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、文字化けします。Silk_ad99.png

 ソリット形式のベタは、Protel 88 SE のフォーマットで保存すると、消滅します
poly_ad99.png

このように Altium Designer10 では旧プロテルファイルとの万全の互換性を備えており、旧バージョンで作成されたあらゆるフォーマットの回路図・PCB ファイルを読込んで再利用することができます。また必要な場合には、旧バージョンのフォーマットで保存することもできます。

Altium Designer 10|14回目のアップデート

前回の投稿で、13回目のアップデートをご案内してから少し間が空きましたが、早くもこの間に 14回目のアップデートがリリースされました。ここのところ更新のペースが上がってきており、まるでブログの更新のような頻度です。

このアップデートに内容は、弊社の Altium Designer ユーザー情報サイトで紹介されています。

このページで内容を確認すると、今回もファイルの入出力機能を中心に、アップデートが実施されていることがわかります。

多くの改良点が示されていますが、この中で DXF/DWG エクスポートのテキスト表示が改良されたという説明があります。今まで、DXF/DWG の入出力機能にはあまり手が加えられておらず、久々のアップデートです。DXF/DWG の入出力は利用頻度の高い機能ですので、この勢いでどんどん進化させていってほしいものです。

また HyperLynx Expoter で、ソリッドリジョン、ポリゴン、プレーンをエクスポートするようになった、という説明があります。Altium Designer では今まで、これらのデータを出力することができず、HyperLynx との受け渡しに、アドオンスクリプトを利用しなくてはなりませんでした。

このように今回のアップデートでは、有用な多くの改良が行われています。サブスクリプションの期間中であれば無償で入手できますので、ぜひともご利用ください。

Altium Designer 10 |13回目のアップデート

Altium Designer 10 の 13回目のアップデートがリリースされ、サブスクリプション(保守契約)期間中のライセンスに対して、無償で提供されています。

リリースノートによると、今回のアップデートでは前回に続き、インポーターとエクスポータ機能(入出力・インターフェイス機能)を中心に改良が実施されているようです。昨今の設計開発・製造の現場では複数のCAE・CAD・CAM システムが併用されており、相互のインターファイスが大変重要です。このため最近の Altium Designer のアップデートでは、毎回と言ってよいほど入出力・インターフェイスの改良が実施されています。なおこのアップデートの詳細は AD10 アップデート リリースノート (10.747.23074) をご覧下さい。

また今回のアップデートでは、「DXP メニューの更新コマンド」によるアップデート以外に、バッチ形式でのアップデート手段が提供されます。これは見逃せない大きな改良です。

説明によると、Uninstaller を使ってアップデートのインストールが可能になるようです。この方法を利用すると時間の短縮が可能になるだけでなく、インターネットセキュリティーによるブロックなどを回避できるとのことです。今まで、プロキシなどの影響でアップデートがうまくいかなかったという音大も、これで解決する可能性があります。ただし今回のこの機能を有効にする為には、事前に従来の方法で "Altium Designer Installation System" のアップデートをインストールする必要があります。なおこの手順の詳細については Patching Instructions for AD10 Update 13 をご覧ください。

以上のように、今回のアップデートリリースでは新たに、インターネット セキュリティティシステムの影響を受けにくいアップデート手順が提供されています。「自宅では問題無いが会社ではうまくいかない」というような場合には、是非ともこの方法をお試し下さい。

アルティウムの公式 Blog より

AltiumLive に開設された アルティウムの公式 Blog では、アルティムの開発スタッフから積極的な投稿が行われており、開発中の新機能に関する情報を入手することができます。

直近の投稿では、現在アルティウムでは異形パッドのサポート強化に取り組んでいることが報告されており、その新機能の内容についてもわかりやすく説明されています。

これによると、アルティウムでは、異形パッドのサポートとして次の 3つの機能を開発中であり近々ベータリリースされるようです。

  • Top/Bottom レーヤに配置された異形パッドから、ソルダー/ペーストマスクを自動生成
  • ネット名に変更が加えられた回路図から Update-PCB を実行する際に、異形パッドに対してこのネット名の変更を反映
  • 複雑な形状の異形パッドの自由に作成できる べタエリア作成機能(Region)を追加

 以下はベタエリア作成に利用る Region ダイアログボックスと、この機能を利用して作成された異形パッドの様子です。いままでフットプリントエディターにはこの機能が無かったたので、多くのトラックを貼り付けたり、PCB エディターで作成したベタを貼り付けたりすることが必要でした。

Pad_Specialshape1.png

 フットプリントエディタで作成されたフットプリントは回路図シンボルに割り付けます。。そしてこの回路図シンボルを回路図上に配置し、Update PCB コマンドを実行することにより PCB 上に呼び出します。この一連の手順は従来と変わりません。

Pad_Specialshape2.png

 
これらの新機能は非常に的を得たものであり、これらが実現されることにより、異形パッドの作成と異形パッドを含むフットプリントの取り扱いが、随分楽になるのではないでしょうか?

Altium Designer 10 、12回目のアップデート

10月9日に Altium Designer 10 の 12回目のアップデートがリリースされました。リビジョン番号は 10.700.22943です。

代理店に対しては事前に、このアップデートで以下の改良が行われることがアナウンスされていました。

  • 日本語(TrueType)フォントを含むPCBファイルを正常に開ける様になった。
  • 日本語(TrueType)フォントを含むProtel99SEのファイル(*.ddb)を正常に読み込む事ができる。
  • 部品表出力時、日本語の文字列が途中で切れなくなった。

特に部品表の日本語文字の欠落については、多くのユーザー様からご指摘されておりましたが、以下のように「アイウエオカキクケコ」ろ入力したカタカナが、部品表に正しく表示されることを確認しました。

 text_jpn.png

Altium Designer ユーザー情報サイト にこのアップデートの内容が紹介されていますのでご覧ください。 

このアップデートのインストールは「プラグインと更新」コマンドでインストールすることができます。この「プラグインと更新」はアルティウムのサーバーとの更新によりプロセスが実行されますので、コンデションによってはうまくいかない場合があります。もしうまくいかない場合には「プラグインと更新コマンドでアップデートできない場合」をまずご確認ください。

なお、サブスクリプション(保守契約)が切れている場合には、以下のような画面が表示されアップデートをインストールすることができません。この場合にはサブスクリプションの更新をご検討ください。

messege_uodate.png

また、サブスクリプション期間内でも上記のメッセージが表示されアップデート出来ない場合もあります。スタンドアロンやプライベートサーバーでお使いの場合には、ライセンスファイルに記録されているサブスクリプションの期限が更新されす、サブスクリプション期間内でもアップデートできないという現象が報告されています。この場合、再度アクティベーションを行うか、スタンドアロンの場合には一旦オンデマンドに切り替えると、アップデートが可能になります。

アップデート出来ない場合には上記をお試しいただき、それでもうまくいかない場合には support@anvil.co.jp までお問合せください。

AltiumLive によるサービス、お問合せ方法など

Altium Designer 10 のリリースに合わせて用意された AltiumLive では、てさまざまな情報とサービスの提供が行われています。AltiumLive アカウントを取Web ページでは、AltiumLive アカウント取得前の方々に対しても、メインサイトへのアクセスが不要なはど豊富な製品情報が提供されています。

また AltiumLive アカウントを取得しサインインすると、プログラムのダウンロードやさまざまななサポート情報の入手が可能です。そこで今回はこのユーザー向けのサービスについておさらいをしてみたいと思います。

AltiumLive のトップページ は、Software、Content、Forums、BugCrunch、Blog の各ページにリンクされており、サインイン後はこれらのページで提供されているサービスを利用することができます。しかし AltiumLive のアカウントさえあれば、これらのサービスの全てを利用できるというわけではなく、ユーザー/非ユーザー、サブスクリプションへの加入/非加入によって利用できるサービスが異なります。この違いについては、Menbership のページで確認することができます。

ALive_menbership.png

  • Software
    Altium Designer のインストーラーの他、アンインストーラ、ライセンスサーバープログラム、ビューワーなどのダウンロード可能。
  • Content
    説明・解説書、トレーニングビデオ、部品ライブラリ、サンプルファイルなどを提供。
  • Forums
    Altium Designer、AltiumLive Feedback、The Lounge、Language specific forums の 4つの掲示板が用意されており、Altium Designer の掲示板で本日までに138,255件の投稿が行われています。
  • BugCrunch
    ユーザー参加による(バグ不具合)解消のシステムです。ユーザーは不具合の内容を直接投稿することができます。さらに他のユーザーはこのバグ報告に対して投票(vote )することによってその重要度を伝えることができます。アルティウムはこの投票数を対策優先度の判断に利用します。
  • Blog
    Altium の公式ブログです、Altium Designer の開発スタッフから新機能の開発状況などについての投稿が行われています。

これらのサービスのうち BugCrunch は特にユニークで有用なものです。

bugcrunch.png

アンビルコンサルティングでもお客様からの不具合の報告を受けこの BugCrunch への投稿 を行っています。

これらの AltiumLive によるサービスは Altium Designer の運用非常に役立ちますので、ぜひともご利用ください。

なおこの AltiumLive サイトの日本国内でのご利用に際しては、以下の点にご注意ください。

このサイト内のページのあちこちに、アルティウムに対するリクエストフォームへのリンクがあり、このフォームに入力することによりアルティウムに AltiumLive アカウントの発行や、その他の問合せを行うことができます。しかし日本国内では、Altium Designer ユーザーのサポートは全て代理店経由で行われることになっており、フォームから送信された場合でも処理される、代理店にその内容が転送されます。

この場合、対応までに時間がかかったり不完全になったりしてしまうことがありますので、AltiumLive アカウントの発行依頼などについては問合せフォームを利用です、直接弊社 info@anvil.co.jp または support@anvil.co.jp までお申し付けください。

プラグインと更新コマンドでアップデートできない場合

Altium Designer 10 は本年 3月のリリース以来、小刻みにアップデートが繰り返されており、現在までに 11回のアップデートがリリースされています。これらのアップデートにより現在の Altium Designer 10 は、見違えるほど完成度の高い製品に仕上がってきています。
そしてAltium Designer 10ではこれらのアップデートのイを plugin-update.pngコマンドによってインストールします。

plug-in.png

しかし、時にはこれがうまくいかない場合があります。

サインインしていない場合にはアップデートできません。またサインインしていてもプロキシやセキュリティプログラムにより通信がブロックされ、正しく機能しない場合があります。また、サブスクリプション契約が満了している場合にも、アップデートをインストールすることはできません。

このようにアップデートがうまくいかない原因はいくつかありますが、中でも多いのはInstallation Manager のリモートリポジトリの場所:のパス設定の誤りです。この部分は "http://installation.altium.com"  に設定されていなくてはなりません。

installarionmanager.png

この部分のパスの設定は、初期インストールの時に自動的に行われなす。たとえば、ダウンロードによってインストールを行った場合にはこの通りの URL が設定されますが、DVD やローカル インストールリポジトリからインストールした場合には、それらのインストールプログイラムの置かれていた場所までのローカルパスに設定されます。

この部分にローカルパスが設定されてる場合には、アルティウムのサーバーとの接続が確立しませんので、画面のカテゴリの部分にはなにも表示されません。

plug-in_error.png

 
このように、カテゴリの部分にプラグインのアイコンが表示されない場合、パス設定が誤っている可能性が高いので、リモートリポジトリの場所:のパスを " http://installation.altium.com " に書き換えてみてください。

なお、サブスクリプション(保守契約)が切れている場合には、以下のような画面が表示されアップデートをインストールすることができません。この場合にはサブスクリプションの更新をご検討ください。

messege_uodate.png

また、サブスクリプション期間内でも上記のメッセージが表示されアップデート出来ない場合もあります。スタンドアロンやプライベートサーバーでお使いの場合には、ライセンスファイルに記録されているサブスクリプションの期限が更新されす、サブスクリプション期間内でもアップデートできないという現象が報告されています。この場合、再度アクティベーションを行うか、スタンドアロンの場合には一旦オンデマンドに切り替えると、アップデートが可能になります。

アップデート出来ない場合には上記をお試しいただき、それでもうまくいかない場合には support@anvil.co.jp までお問合せください

必要な部品を探し出す

CAD を利用する場合には部品を表現したシンボルが数多く必要になります。これらはライブラリエディタで作成することができますが、できるだけ 標準ライブラリで提供されているものと利用し、作成の手間を省きたいものです。

そこでまず、Altium Designer の標準ライブラリの中から必要な部品を探し出すことが必要になりますが、これはさほど困難な作業ではありません。Altium Designer には、保存されたライブラリの中から必要な部を探し出すための検索機能が含まれており、これを利用すれば簡単です。

libsearch.png


しかし、インストールする前に部品を探しその部品が含まれているライブラリだけをインストールしたいという場合があり、この場合には Altium Designer の検索機能は利用できません。

このような場合には、Altium Designer board-level ページを利用して部品を探すことができます。

lib_web1.png


このページでは、ライブラリの一覧とダウンロードおよびライブラリの検索が可能です。

一覧から部品を探す場合にはList of available Altium Designer Summer09 libraries ページを利用して、表示されメーカーのリストからその目的に部品と提供しているメーカの行のの Contents の部分をクリックすると、そのメーカの部品を収容したライブラリのファイル名がリストされます。さらにこのライブラリファイル名をクリックすると、その中に含まれている部品の名前が表示されます。そしてここで部品が見つかればその場でライブラリをダウンロードすることができます。

lib_web2.png


また、強力な 検索フォーム が用意されており、部品名だけでなく他のいくつかの条件で絞り込むことにより、的確な検索が可能です。たとえば、Show only simulation-ready components にチェックを入れると、シミュレーションモデルが割り付けられた部品だけが検索されますので、回路図を シミュレーションに利用する場合には大変役立ちます。

lib_web3.png

 

Altium Designer の標準ライブラリには膨大な種類の部品は含まれていますので、自作する前にこのライブラリページを利用して、必要な部分がどの程度揃っているか調べてみてはいかがでしょうか?

ローカル インストールリポジトリからのインストール

Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法 で、ローカル インストールリポジトリからのインストールを紹介しましたが、改めてここでその手順を説明します。

この方法によるインストールは、すでに Altium Designer がインストールされている環境から、インストール DVD に相当するものを作成し、DVD からインストールする場合と同じように、この中のインストーラを起動することによって行います。この方法では、インストールの過程でインターネットを介して外部にアクセスすることはありませんので、インターネットに接続できない環境でもインストールすることが可能です。また複数の PC にインストールする場合には、インストール時間の短縮が可能です。

まずこの方法を用いる場合には、少なくとも 1台の PC に Altium Designer がインストールされていなくてはなりません。もし、まだインストール済みの環境が無い場合には、まずインターネットに接続できる環境で、インストールを行うことが必要です。またすでにインストールされている環境がある場合には、Puligins and Update コマンドにより、最新のリビジョンにアップデートしてください。

その後、利用者の表無の担当範囲に合わせてこの PC 上の Altium Designer をカスタマイズします。ローカル インストールリポジトリには、カスタマイズの結果が反映されます。このため使用するツールが異なる複数のユーザーグループのために、それぞれ異なったインストールリポジトリを作成して使い分けることにより、各ユーザがカスタマイズにに要する労力を、削減することができます。

カスタマイズが完了した後インストールリポジトリを作成し、このインストールリポジトリローカルなLAN 環境または OSB メモリなどのメディアにコピーします。そして各 PC からこの中のセットアッププログラムを起動してインストールします。そしてインストール後、各 PC の Altium Designer の Installation Manager  はローカルリポジトリを参照するように設定されます。

なおこのローカル インストールリポジトリからのインストールの過程では、インターネットにアクセスしませんので、ファイアーウォールやプロキシの影響を受けることはありません。

プラグインと更新コマンドを起動し、表示される Plugins 画面の右上にある Tools ドロップダウンから インストール リポジトリを作成(Create Installation Repository)コマンドをクリックすると、インストール リポジトリを作成(Create Installation Repository)ダイアログが表示される
CreateInstallation.png

利用者の仕事の内容に合わせて、必要な機能だけがインストールされるような、リポジトリを作成し、各 PC のインストールに利用することができる。

このダイアログボックスでは最初に、作成したいインストールリポジトリのタイプを選択します。

圧縮しない(Uncompressed):
ネットワーク、または大容量の USB ドライブ上にリポジトリをコピーしたい場合に適しています。
圧縮する(Compressed):
DVD、または小容量の USB ドライブへコピーしたい場合に適しています。データが圧縮されていますので、インストールに時間がかかります。
 
次に、リポジトリを保存するパスやフォルダを指定します。Destination Path の項目に直接パスを設定するかまたは。アイコンをクリックしツリーからフォルダを選びます。

これらの指定の後、作成(Create)ボタンをクリックすと指定したフォルダーにリポジトリが作成されます。

ローカル インストールリポジトリは、リポジトリを作成する PC 上の Altium Designer から抽出・生成される
RepositoryBeingCrea.png


リポジトリが作成されたら 閉じる(Close) ボタンをクリックして終了します。

指定したフォルダーに保存されたインストールリポジトリは、各 PC にコピーするかまたは、各 PC から保存場所のパスを指定してして利用します。

各 PC からインストーラー(AltiumInstaller.exe) を起動する事によってインストールPlugins_Repo.png

本ページはAltium Wiki サイトのコンテンツを利用して作成しました。

使わなきゃ損する 3つのウィザード

Altium Designer には編集作業を省力化するためのウィザードが数多く用意されています。そこでその中から、これは便利! と皆さんに相槌を打ってもらえそうな ウィザードを 3 つ選んでご紹介したいと思います。

PCB Board Wizard
これはその名のとおり、基板の外形を作成するためのウィザードです。次々を表示される入力フォームに各項目に数値を入力することにより、基板外形・層構成・デザインルールなどをを設定することができます。またあらかじめ用意されている基板外形の雛形を読み込んで利用することもできます。このウィザードを起動するためのコマンドは Files パネルの一番下の項目の最下部に表示されます。コマンドが目立たないところにあるので、このようなウィザードがあることを、ご存知無い方も多いのではないでしょうか?

PCB Board Wizard を起動するコマンドは Files パネルの一番下
boardwizard.png

 基板の形状を選び、各部の寸法を入力
board_dimension.png


IPC フットプリントウィザード/コンポーネント作成ウィザード
基板上に配置する、フットプリントを作成するためのウィザードです。2種類用意されており使い分けが可能です。IPC フットプリントウィザードは IPC 基準に沿って詳細に各部の寸法を規定することができます。一方コンポーネント作成ウィザードは入力項目が最小限に絞り込まれており、部品メーカーや実装工場から詳細な信奉情報が得られない場合には、こちらを利用すると良いでしょう。フットプリント作成の作業では、正確な作業を何度も何度も辛抱強く繰り返すことが要求されますが、これらのウィザードを利用することでこのような困難な作業から開放されます。もちろん、これらのウィザードで作成されたフットプリントは手作業で作成したものと同じように編集することができます。

2種類のウィザードは、PCB ライブラリエディタのツールメニューから起動
fpwizard.png

 パッケージの種類を選択
fptype_sel.png

 各部のサイズを入力
fpdimension.png


XSpice モデルウィザード
Spice シミュレーションモデルはテキストファイルですので、テキストエディタで作成することができます。しかしその文法やパラメータに対する理解が必要になり、初心者の手手に負えるものではありません。そこで用意されたのがこのウィザードです。部品メーカーから提供されたスペックシートの数値、または設計者による実測値からXSpice シミュレーションモデルを自動的に生成します。部品メーカからシミュレーションモデルを入手できないときには、もってこいのウィザードです。

回路図ライブラリエディタのツールメニューから起動
modelwizard.png

実測データ又は メーカの部品スペック。 どちえあのデータから作成するのかを選択
bjtmodel.png


他にも多くのウィザードが用意されていますが、特に役立ちそうな 3つのウィザードをご紹介しました。設計の腕を磨くことに加え、ウィザードなどの自動/半自動機能の使いこなしにもチャレンジしてみてください。

Altium Designer のインストールと認証、その 3つの方法

Altium Designer の場合、インターネットに接続した状態でプログラムをダウンロードしながらインストールし、プログラムから AltiumLive にサインインして認証を行うというのが普通のやりかたです。

しかし、プロキシやセュリティプログラムにブロックされ、これがうまくいかない場合があります。そこでその対処のため、インターネット環境の影響を受けにくい方法でのインストール・認証方法がいくつか用意されていますので、ここでまとめてご紹介いたします。

Altium Designerのインストール、その3つの方法

  1. AltiumLive からダウンロードしてインストール
    これが最も一般的な方法です。まず AltiumLive の Softoware ページからインストーラをダウンロードします。そしてこれを起動するとインターネット経由でモジュールをダウンロードしながらインストールが行われます。最新のリビジョンのプログラムを入手することができますので、可能なかぎりこの方法でインストールされることをお奨めします。
  2. インストール DVD からのインストール
    インストールプログラム が格納された DVD からプログラムをインストールします。インターネットに接続されていない環境でインストールすることができます。ただし、プログラムは頻繁にアップデートされているため、DVD に格納されているプログラムは最新のものでは無くなっている場合がほとんどです。このため、DVD からインストールするだけでは、最新のリビジョンのプログラムを利用することはできません。
  3. ローカル インストールリポジトリからのインストール
    インストール・リポジトリと呼ばれる、インストールプログラムとデータのセットを HDD 上に生成し、これを使ってインストールを行うことができます。この場合インストール・リポジトリはすでにインストールが完了した Altium Designer の機能を利用して作成しますので、最初の 1台についてはダウンロードまたは DVD によるインストールが必要です。たとえば、ダウンロードによるインストールが可能な環境にノート PC などを持ち運び、そこでインストールを終えたあと、インストール・リポジトリを作成するというような手順になります。

Altium Designer の認証、その3つの方法

  1. Altium Designer の My Account 画面からAltiumLive にサインイン
    Altium Designer では通常、プログラムを起動して My Account 画面を開き、ここからAltiumLive にアクセスしてライセンス情報を取得します。これが最も簡便な方法なのですが、インターネット環境によってはこの手続きがうまくいかないばあいがあります。このような場合、他の方法でライセンスファイルを入手することができ、My Account 画面からAltiumLive にサインインできなくても、Altium Designer の認証が可能です。ただし、オンデマンドで利用する場合には、必ず AltiumLive へのサインインができなくてはなりません。
  2. アカウントマネージャーからライセンスファイルをダウンロード
    アカウントマネージャーから、ライセンスファイルを取得し Altium Designer の認証を行うことができます。アカウントマネージャーには汎用ブラウザからアクセスしますので、Altium Designer 固有の障害は発生しません。ここで入手したライセンスファイルを、サインインできない My Account 画面から保存することにより認証することができます。なお、オンデマンドでご購入いただいた場合にはそのままではライセンスファイルを取得できず、この場合にはアルティウムへに依頼して、スタンドアロンに切替えてもらうことが必要です。
  3. ライセンスファイルをアルティウムに請求
    My Account 画面での認証や、アカウントマネージャによるライセンスファイルの取得ができない場合には、アルティウムにライセンスファイルを請求することができます。オンデマンドでご注文いただいた後、インターネット環境との不整合だ発覚した場合には、アルティウムにスタンドアロンへの切替を依頼することが必要になりますので、この切替依頼の際にあわせてライセンスファイルを請求すると良いのではないかと思います。

以上のように、インターネット環境でのセットアップがうまくいかない場合には、いくつかの方法により対処が可能です。詳細をお知りになりたい場合には info@anvil.co.jp または support@anvil.co.jp までお問合せください。

スタンドアロンとオンデマンドの違い

Altium Designer にはスタンドアロン、オンデマンド、プライベート・サーバーの 3種類のライセンスタイプが提供されています。そしてこのうちのスタンドアロンとオンデマンドの 1 User のライセンスについては、ライセンス購入後ユーザー自身が勝っ手に、いつでも何度でも、オンデマンドに切替たりスタンドアロンに切り替えたりすることができます。

要するに、スタンドアロンを購入してもオンデマンドに切り替えることができ、オンデマンドを購入してもスタンドアロンに切り替えることができるので、1 User の場合はスタンドアロンとオンデマンドは実質的には同じものです。このためプライベート・サーバーをご指定いただいた場合以外には、オンデマンドタイプをお出ししておりました。

しかし最近、スタンドアロンの場合には、Altium Designer のアカウント画面によるオンラインでのライセンス認証が不必要なことに気が付きました。

Altium Designer は ライセンスマネージャからライセンスファイルを取得してプログラムをアクティベーションすることができます。スタンドアロンタイプで出荷されている場合には、Altium Designer のアカウント画面での手続きを行わなくてもライセンスマネージャのバージョン選択画面にご購入いただいたライセンスが表示され、即刻ダウンロードすることができます。

account_man_sel.png


この事はスタンドアロンで出荷されている場合、、Altium Designer からのインターネットアクセスを一度も行う事なしに、Altium Designer を利用できることを意味します。一方で、オンデマンドで出荷されている場合には、Altium Designer のアカウント画面からアルティウムのサーバーにアクセスして、スタンドアロンに切り替えなくてはなりません。

要するにオンデマンドとスタンドアロンでは、Altium Designer からインターネット経由でのアクセスが必要であるか、必要で無いかの違いがあります。

プロキシ経由でインターネットに接続されている場合、この事はきわめて大きな違いです。もしトライアルライセンスをお試しの際に、Web 経由での認証に不具合等を経験された場合には、発注時に「オンデマンドでなくスタンドアロンで手配」する旨お伝えください。

Altium Designer 旧バージョンのライセンス認証

DXP プラットフォームの導入以降 Altium Designer のライセンス認証は、アルティウムが設置したサーバーに、インタネットを介してアクセスするというシステムになっています。このシステムの持つ柔軟性により、ユーザー様方のニーズにあったライセンスタイプの選択可能になりました。

そして現在、このシステムの特徴を生かしたオンデマンドライセンスは、インターネットにさえ繋がっていれば、世界中のどこででもライセンスを使用できるという可搬性の良さにより、Altium Designer の標準的なライセンスタイプになっています。 ライセンス管理システムの変遷

また、このシステムは柔軟姓と安定性のさらなる向上のたの改良が続けられており、現在サーバーの改変が行われているところです。そして現在、この作業に伴い旧バージョンの Web 経由での認証サービスが停止しており、e-mail 経由 またはアカントマネージャー経由でしか認証ができない状態です。 

もし、旧バージョンをお使いの場合には以下の一覧表をご確認のうえ e-mail 経由 または アカントマネージャー経由で認証 していただくようお願いいいたします。 * 2012年いの中旬以降、アカウントマネージャーは稼動を終了し、ライセンス認証サービスは ダッシュボード(Dashboard)に移行 しました。(2012年 9月 23日追記)

Altium Designer ライセンス認証サービスの稼動状況

製品名・バージョン Web e-mail アカウントマネージャ
Protel 2004
Altium Designer 6
Summer 08
Winter 09
Summer 09
Altium Designer 10
2012 年の中旬以降 アカウントマネージャーはダッシュボード(Dashboard)に移行しました。

以上、ライセンス認証に関してご不明な点がございましたら、support@anvil.co.jp までお問合せください。

Altium Designer のビューワー

(旧アルティウムの情報箱からの転載)

Altium Designer には専用のビュワーが用意されており、Altium Designer を購入しなくても Altium Designer で作成された、回路図や PCB ファイルを読み込んで、表示させることができます。

この Altium Designer ビュワーはライセンスの認証は必要なく、プログラムのインストールが終われば、すぐに使用が可能です。また、この ビュワーは無料で、ライセンス期間も無期限です。

このビューワプログラムは、以下のページから入手可能です。
http://altium.com/community/downloads/jp/viewer-edition.cfm

現在 Altium Designer 10 が現行バージョンですが、ビューワーは Summer 09 世代のバージョンです。デザインファイルのフォーマットが変更されていませんので、一つ前のバージョンのまま提供されています。

またこのページではプログラムの配布だけでなく、ビューワの内容についての説明も行われていますので、ダウンロードする前に一通り目を通してください。

Altium_Designer_Viewer_s09.png


特に、このページ の FAQ で説明されている以下の 2 点には注意が必要です。

項目 2. では、ビューワがサポートしている、回路図とPCB ドキュメントのバージョンが説明されています。
ここには、Protel DXP 以降のバージョンで作成されたファイルの読込みが可能であることが示されています。Protel 99 SE 以前のツールで作成されたファイルは読み込めません。

項目 7. には、Altium Designer の製品版とビューワを、併用する際の注意点が示されています。
ここには、製品版とビューワの両方を同じ PC 上にインストールしないように奨めると書かれています。理由のひとつとして、ファイルタイプの競合があげれらています。普通に考えても、後でインストールしたビュワに、Altium Designer のドキュメントの拡張子が関連付けられてしまいますので、製品版を使う際には多少の不便が生じます。もし、製品とビューワの両方を同じ PC にインストールされる場合には、このような点にご注意ください。

このビューワのインストールプログラムのサイズは、125MB(.zip)です。手軽なサイズなのでさっそくダウンロードし、インストールしてみました。

とりあえず画面に表示されたメニューを見て、気の付いた点をいくつか上げてみます。


Altium_Designer_Viewer_menu.png
                          * メニューは日本語に変更できます

  • 当然のことながら File メニューには Save コマンドがありません。
  • File メニューには Smart PDF コマンドがありませんので、PDF 出力はできません。
  • Report マニューには Bill of Material コマンドがあり、部品表の出力が可能です。
  • 回路図からネットリストを出すことはできません。
  • コンパレータを使った相違点の比較はできません。
  •  ドキュメントの印刷機能は一通り揃っています。
  • ガーバービューワもついています。

なおこのビューワについては、Altium Designer ユーザ情報サイトViewer Editoin について でも紹介されています。

Altium Designer 10 では PDF によるドキュメント出力が充実していますが、このビューワーを利用すれば、より精密なデザインデータの受け渡しと内容の確認が可能になります。

Altium Designer 10、Protel 99 SE からの進化

Altium Designer 10 がリリースされてからほぼ半年を経過し、この間の10回のアップデートで不具合の解消も進み、完成度の高い製品に仕上がってまいりました。

そしてこれに呼応するかのように、Altium Designer 10 のお引き合いが日増しに増えてまいりました。新規購入だけでなく、アップグレードに関するお問合せも多く、その中で特に目立つのが Protel 99 SE ユーザー様からのお問合せです。

Protel 99 SE ユーザー様からは必ずと言ってよいほど、Protel 99 SE で設計したデータは再利用できるか?という事と、Protel 99 SE とどこが違うのか?という事をお問合せいただきます。もちろん Altium Designer 10 は Protel 99 SE の デザインデータベース(DDB) および個別ドキュメントの双方の読込をサポートしていますので、Protel 99 SE のデザインデータを再利用できます。

しかし、Protel 99 SE とどこが違うのか?というお問合せについては、あまりにも違いがありすぎて簡単にはお答えできません。そこで的外れな回答を避けるためにまず、Protel 99 SE以降の進化の概要を弊社サイトでお調べいただき、ある程度具体的なところまで絞り込んでからお問合せいただけると助かります。

以下のページで Protel 99 SE 以降の進化の経緯が説明されていますので、まずはこれらをご覧いただければ幸いです。

上記の情報が、進化の全体像の把握に役立つはずです。Protel 99 SE に至るまでの経緯についても アルティウムの情報箱 アルティウムの知恵袋  アルティウムと歴代の Protel-PCB ツール  プロテルのはじまり などで紹介されています。これらの古い情報ページからも新しい何かが見つかるかも知れません。

Altium Designer 10 は Windows 7 に正式対応しております。旧 プロテル製品をお使いの方はぜひともアップグレードをご検討ください。

AltiumLive と Altium Designer のセットアップ

Altium Designer 10 では新たに設けられた AltiumLive アカウントによりライセンスが管理されています。

一つ前の Summer 09 のライセンス SUPPORTcenter で管理されており、その発行やセットアップの手順が異なります。この両者の違いは、AltiumLive と SUPPORTcenter - 新旧 2つのライセンス管理 で簡単に説明されていますが、ここでもう少し詳しく AltiumLive と Aktium Designer のセットアップについて説明したいと想います。

AltiumLive では、ユーザーごとに用意された専用ページでの初期設定が必要
以前のSUPPORTcenterでは、ライセンスの発行と同時にSUPPORTcenter Credenteial と呼ばれるログイン情報が提供され、最初のサインインの際に新しいパスワードを設定するだけで認証(ライセンスの取得)ができ、すぐに Altium Designer を利用することができました。しかし AltiumLive では事前に専用ページでの初期設定が必要です。

この専用ページのアドレスはメールで告知されますが、場合によって手順やタイミングが異なります。

Altium Designer 10 の正規ライセンスを購入した場合
ライセンスの発行と同時に、ご登録いただいたメールアドレス宛に「Altium Designer ご購入頂きありがとうございます」という件名の案内が送信されます。この中に専用ページのアドレスとセットアップ手順の説明が示されています。

ユーザーはまず、この専用ページにアクセスし画面に表示されるガイドに沿って設定を行います。最初の画面には、ご登録いただだいたメールアドレスが ID として表示されます。これに対してまずパスワードの設定を行います。すでに SUPPORTcenter Credenteial をお持ちの場合には同じパスワードに設定されることをお奨めします。

またこのページは IE6 では正常に機能しません。 IE8 以降のバージョンをお使いになることをお奨めします。なお、以前に Altium Designer 10 のトライアルライセンスをご利用いただいている場合にはその時に発行された AltiumLive アカウントがそのまま利用できますので、この専用ページでの手続きは不要です。

Altium Designer 10 のトライアルライセンスの場合
ライセンスの発行と同時に、ご登録いただいたメールアドレス宛に
Important Informatio?n: License file for Altium Designer」という件名の案内が送信されます。送信されるメールのタイトルと文面は異なりますが、セットアップの手順は正規ライセンスの場合と同じです。

Altium Designer 10 への無償アップグレード場合
今年の 3月 4日、無償アップグレード対象者の登録メールアドレス宛に
Altium Designer 10ダウンロード開始!」という件名の案内は送信されています。この中に専用ページのアドレスとセットアップ手順の説明が示されています。

送信されるメールのタイトルと文面は異なりますが、セットアップの手順は正規ライセンスの場合と同じです。Altium Designer 10 へのアップグレード手順 にもう少し詳しい説明があります。

AltiumLive アカウントを追加した場合
申請を行うことにより、購入時の登録ユーザーでなくてもAltiumLive アマウントを取得し、Altium Designer を利用することができます。申請は、info@anvil.co.jp または、support@anvil.co.jp でお受けしておりますので、社名、部署名、フルネーム、メールアドレスを明記の上お申し付けください。

申請によりアカウントが発行されると、弊社経由の場合には「AltiumLive アカウントの発行」というタイトルのメールで弊社から、専用手続きページのアドレスと手順をご連絡します。その後の手順は正規ライセンスの場合と同じです。

以上のように、それぞれメールのタイトルと内容に違いはありますが、同じように専用手続きページにアクセスしてアカウントに初期設定を行います。

専用ページでの手続きの手順については、Altium Designer 10 出荷開始  にも説明がありますのでご覧ください。

以上、ご不明な点がございましたら support@anvil.co.jp までお問合せください。

Altium Designer 10 へのアップグレード手順

Altium Designer 10 のリリース後、約 5 ヶ月経ちましたが、いつまで経ってもいっこうに減らないのが、Altium Designer 10 へのアップグレード手順の問合せです。なかでも特に多いのは、無償アップグレードの権利をお持ちのユーザー様からのお問合せです。

Altium Designer 10 がリリースされたことは知っていても、手元にアップグレードパッケージが届いているわけもありませんので、アップグレードの手順が思い浮かばなくても不思議はありません。そこで弊社への問合せとなるわけです。

Altium Designer 10 へのアップグレード手続きはまず、AltiumLive アカウントの初期設定から始まります。Altium Designer 10 ではユーザーごとに AltiumLive アカウントが用意され、そこでライセンスが管理されます。ユーザーはまず、このユーザー専用ページにアクセスして、初期設定を行うことが必要です。これを行うことにより AltiumLive アカウントへのサインインが可能になり、Altium Designer 10 のライセンスを取得することができるようになります。

この、初期設定のためのユーザー専用ページの案内方法は、新規にライセンスを購入された場合と、無償アップグレードの場合では異なります。

無償アップグレードのユーザー様に対しては、3月 4日に「Altium Designer 10ダウンロード開始!」というタイトルのメールによって案内されていますので、アップグレードしようとする場合にはまず、このメールを探してください。

ad10_update_mail500.png

このメールの「アマウント登録」 のボタンを押すと、AltiumLive アカウントの初期設定が始まります。まず、パスワードの設定が要求され、その後数項目の設項目が次々と現れます。

この設定が終った後、AltiumLive のSoftoware ページからプログラムをダウンロードしてインストールする、という手順になります。

アップグレードの際には必ずこのメールが必要になります。まず 3月 4日の受信トレイを探し、見つからない場合には再送が可能ですので、support@anvil.co.jp までご連絡ください。

他機種との互換性 - ガーバーを使ってリバースエンンジニアリング

Altium Designer は、CADENCE Allegro、Expedition、CADSTAER、OrCAD Layout、PADS、P-CAD など、主要な PCB CAD のデータの読込み機能を備えており、これらの CADで設計されたPCB レイアウトをそのまま読み込んで編集することができます。

しかし、設計現場で使用されている PCB CAD はこれだけではありません、特に日本では、国産の CAD が普及しており、基板設計を外部に依頼すると国産の CAD で設計が行われる場合があります。 しかし Altium Designer ではこれらの 国産 CAD のデータの読込みはサポートされていません。

そこで、これに代わる方法として、ガーバー データを Altium Designer に読み込んで編集することが可能です。 この場合、Altium Designer ではただ単にガーバーを読み込んでそのまま編集するのではなく、CAM エディタ(CAMtastic)にガーバーデータを読み込み、それを Altium Designer のPCB データに変換して、 PCB ツールのコマンドを使用して編集することができます。アルティウムではこれをリバースエンジニアリングと呼んでいます。

また、ガーバーを読込んで編集編集するという説明からは、ガーバー編集用の生産性の低いコマンドを使用した手間のかかる作業を想像しがちですが、この場合には使いなれた Altium Designer の PCB 編集コマンドが使えますので、小規模な変更であればさほど不便は感じないはずです。

手順は以下のとおりです。

  1. CAMtasticガーバーエディタに に Gerber と NC データを読み込む
    CAM エディターの [ Files ] - Import コマンドを使用する。Quick Loard という一括読み込みの機能があり、これを利用すると基板を構成するファイルをまとめて読み込むことができる。
  2. ネットリストを抽出
    レーヤ属性の設定 → レーヤオーダーの設定 → ネットリストの抽出、という一連の作業を行う。
  3. CAMtastic のデータを Altium Designer の PCB データに変換
    [ Files ] - Export - Export to PCB コマンドで Altium PCB  に データを送る
  4. Altium Designer に読み込まれた PCB データからビアを抽出して変換
    変換された PCB データはランド部分は全てパッドになっており、ビアとの区別がない。このため、Find Similar Objects の機能を使ってビア部分を検出し、この部分をビアに一括変換する。
    union.gif
  5. Altium Designer の PCB 編集機能を使って修正
    変換元データがガーバですので、そのままでは部品単位での移動はできない。このため部品の移動を行う場合には、[ Tools ] - Convert - Create Union from Selected Components コマンドを使ってパッドをグループ化する。さらにこのメニュー下部にある、Add Selected Primitives to Component でシルクをグループ化する。これら機能を使用すると、オリジナルの CAD データと同じように部品単位での移動が可能になります。

 さらに Altium Designer ではその豊富な機能を駆使して一旦読み込んだガーバーデータを、オリジナルのPCB データに近付けることができます。もしAltium Designer または、旧プロテルで描かれた回路図があれば、回路図と整合する Altium Designer の 完全なPCB データに復元することができます。この手順については DesignWave 誌の記事で詳細に解説 してあります。 ただし冒頭2ページしか公開されていませんので、詳細をお知りになりたい場合には、アンビルコンサルティングまでお問合せ下さい。

しかし一方で、完全なPCB データへの復元にはかなり手間がかかります。簡単な修正ならあまり欲張らず、単に (CAM エディターを介して)ガーバデータを Altium Designer に読み込んだだけの状態で編集したほうが能率的だと思います。

Altium Designer では簡単にガーバーデータを読み込み、使い慣れた PCB 編集機能を使って修正することができます。「ガーバー はなにかと面倒」という先入観を捨てて一度この方法をお試しください。

他機種との互換性 - ネットリスト編

Altium Designer は統合ツールですので、他のツールの力を借りずに設計を完結することができますが、現実にはプリント基板の設計を外部に委託することが良くあります。この場合には Altium Designer  以外の PCB ツールが使用されることが稀ではなく、ネットリストによるデータの受け渡しが要求されます。

Altium Designer には以下のフォーマットでのネットリスト出力機能をしなえており、PCB 設計の委託先で使用されている CAD に合ったフォーマットのネットリストを選ぶことができます。

ad_net450.png 

 Cadnetix, Calay, EDIF for PCB, EESof, Intergraph, Menter BoadStation, MultiWire,OrCAD/PCB2, PADS, PCAD for PCB, PCAD CADnlt, Protel2, Protel, RINF, SciCards, Tango, Telesis, Vsrilog File, VHDL File, WireList, XSpice

たいていの場合にはこの中のどれかで、やり取りが可能になるはずです。しかしながら、日本では国産の PCB CAD が普及しており、これらの CAD のフォーマットによるネットリストの受け渡しが必要になる場合があります。

このYな場合には、外部ツールによるネットリストの変換が必要になり、アンビル コンサルティングでは独自に Altium Designer 専用のネットリスト変換ツールとして、NET-TOOL ad を用意しております。

この NET-TOOL ad はライズコーポレーションがら販売されている、 NET-TOOL ++の機能を制限したものであり、Protel またはProtel2 フォーマットのナットリストを以下のフォーマットに変換することができます。

BoardWorks(Windows), CADLUS, CADMAX, CADNETIX, CADVANCE V, CR-2000, CR-3000(ccf), CR-5000, Computer Vision, CSiEDA Ver4, CSiEDA Ver5, DCS, DK-Magic, DK-Σ, Dream CAD, EVOLUTION, Expedition PCB,  ICAD, Intergraph, K4, MENTOR, MM-2, MM-Colmo, MM-PC, MY-PCB?, PADS, P-CAD(ALT), P-CAD(WRL), POWER-VIEW, Protel, PROVIDENCE, SCICARDS, SCICARDS28, START(UNIX), START(Windows), TANGO, TELESIS, THEDA, VISULA, WorkView(Net), OrCAD(Capture), OrCAD PCB?

このように、ネットリストの互換性についても万全です。

他社製品および旧製品との互換性

Altium Designer 10 は、他社製品および Altium の旧製品との互換性を保つために、さまざまな CAD で作成されたファイルの読込みと、さまざまな CAD フォーマットでの書き出し(保存)をサポートしています。

これらの他機種で作成されたファイルを読み込む場合には、ただ単に [ファイル] >> 開く、または [ファイル] >> インポート、コマンドを起動するだけで、特別な操作は必要ありません。

     [ファイル] >> 開く、コマンドによりささまざままな種類の CAD ファイルの読み込みが可能

menu_in500.png
            他機種ファウルの読込み機能は、プラグインモジュールで提供されている 

 さらに、一部の CAD フォーマットに対してはインポートウィザードガ用意されており、変換条件を精密かつ簡単に設定できます。またこのウィザードでは、OrCAD 回路図とPADS PCB のい組み合わせで作成されたデザインファイルを、その関係を保ったままAltium Designer のプロジェクトに変換する機能を備えています。

wizard_in.png


これらの方法により、以下のフォーマットで作成されたファイルの読みが可能です。

回路図データの読込み

  • Protel Schematic の全バージョン
  • P-CAD Schematic ASCII(V15 & V16)
  • CircuitMaker 2000
  • Orcad Capture (V7, V9 & V10)
  • PADS Logic
  • DxDesigner
  • R2000 までの AutoCAD DXF/DWG

PCB データの読込み

  • Protel PCB の全バージョン
  • P-CAD PCB ASCII(V15 & V16)
  • P-CAD PDIF
  • PADS PCB ASCII
  • Orcad Layout(V7)
  • CADENCE Allegro
  • Expedition
  • CADSTAR
  • Specctra RTE
  • SDRC-IDF Brd
  • R14 までの AutoCAD DXF/DWG(電気層への読み込み)
  • Gerber - batch および Single
     

他機種のフォーマットによる書き出しも、単に [ファイル] >> 名前を付けて保存、コマンドを起動するだけです。

  回路図の保存
sch_save400.png

  PCBの保存
pcb_save400.png

  プロジェクトの保存
prj_save400.png

 
このような簡単な操作で、以下のフォーマットでの保存が可能です。

回路図の書出し

  • Orcad DOS Schematic
  • Protel Schematic V4
  • Protel Schematic テンプレートファイル
  • AutoCAD (DXF/DWG)

回路図ライブラリの書出し

  • Orcad Capture (olb)
  • Protel Schematic V4 (Protel 99 / 99SE)
  • P-CAD V16

PCB の書書出し

  • V3 binary (Protel V3 / Protel 98)
  • V4 binary (Protel 99 / 99SE)
  •  V5 binary (Altium Designer 6 の初期のフォーマット)
  • AutoCAD (DXF/DWG)
  • HyperLynx (hyp)
  • P-CAD ASCII
  • Protel PCB 2.8 ASCII (Advanced PCB 2.8)
  • CADENCE Specctra (DSN)
  • SDRC-IDF  (Brd)
  • STEP(step / stp)
  • Ansoft HFSS (.anf)
  • SiSoft Quantum-SI (.csv)

PCB ライブラリの書出し

  • V3 binary (Protel V3 / Protel 98)
  • V4 binary (Protel 99 / 99SE)
  • V5 binary (Altium Designer 6 の初期のフォーマット)
  • P-CAD V16(lia)

プロジェクトファイルへの書き出し

  • OrCAD Capture (dsn)
  • P-CAD Schematic

他社製シミュレーションツールとの互換性 についてはこちら に説明があります。また、PADSOrCAD との互換性についても、こちら  と こちら で説明されています。

このように A;tium Designer では多くの種類の CAD フォーマットがサポートされており、Protel P-CAD 等の旧製品、および他社製品に対する互換性は万全であると言えます。


update.png2014/01/23

Altium Designer 14 で、EAGLE の回路図」と PCB データの読込がサポート されました。

AltiumLive と SUPPORTcenter - 新旧 2つのライセンス管理

AltiumDesigner 10 では各ユーザのライセンスが、従来の SUPPORTcenter ではなく、AltiumLive アカウントで管理されるようになりました。ここにきてようやく落ち付きましたが、AltiumDesigner 10 のリリース直後には多くのお問合せをいただきました。

そこで、この新旧2つのライセンス管理についておさらいをしてみたいと思います。

Summer 09 は SUPPORTcenter でライセンスを管理
Summer 09 ではライセンスの発行にあわせて、SUPPORTcenter のアカウントがユーザーごとに用意され、ここにユーザーのライセンス情報が格納されています。ユーザーは Summer 09 の画面からこのアカウントに SUPPORTcenter Credential というログイン情報でログイン(サインイン)してライセンスを取得します。
SUPPORTcenter Credentialはライセンス購入時の登録ユーザーには、ライセンス購入の際に自動的に提供されますが、それ以外に対しては、ユーザー様からの請求によりそのつど発行されます。

Altium Designer 10 では AltiumLive でライセンスを管理
Altium Designer 10 では SUPPORTcenterではなく新しく用意されたAltiumLive によりライセンスが管理されます。Altium Designer 10 の画面からサインインする際には、SUPPORTcenter CredentialではなくこのAltiumLive のログイン情報を入力する必要があります。
また、手続きの方法も変わりました。Summer 09 ではライセンス購入時にSUPPORTcenterへの仮パスワードがメールで告知されましたが、Altium Designer 10 では 各ユーザ様専用に用意された AltiumLive アカウントの手続き画面の URL がメールで告知されるという仕組に変更されています。この AltiumLive アカウントもSUPPORTcente r同様、ライセンス購入時の登録ユーザーには自動的に提供されますが、それ以外に対してはユーザー様からの請求によりそのつど発行されます。

Summer 09 と Altium Designer 10 を併用される場合には
Summer 09 からアップグレードされたユーザーはすでに SUPPORTcenter Credential を取得済みなので、特別な手続き無しにSummer 09 と Altium Designer 10 を使い分けることができます。Altium Designer 10 を新規にご購入いただいた場合には、SUPPORTcenter Credential を別途に申請し取得していただくことにより、この新旧バージョンの使い分けが可能になります。SUPPORTcenter および AltiumLive 共にパスワードはユーザー自身が設定します。この際、双方に同じパスワードを設定することにより、双方の違いを意識する必要が無くなり、使い分けをより容易に行うことが可能になります。

プライベートサーバーの場合
プライベートサーバーの場合は、サ^バープログラムからサインインを行うことが必要ですが、Altium Designer 10 の場合にもサーバープログラムは Summer 09 用のものが使用されていますので、デフォルトの設定のままでは、SUPPORTcenter に繋がってしますます。このため接続先のサーバーアドレスを変更することが必要です。詳しくは プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて をご覧下さい。

アカウントマネージャーについて
アカウントマネージャーは、現在のところ Summer 09 と Altium Designer 10 で共用されていますので、同じサイトに Summer 09 および Altium Designer 10 のいずれのパスワードでもサインインできます。アカウントマネージャーではライセンスファイルの取得やライセンスの管理ができ運用に大変欲立ちますので、有効にご利用ください。詳しくは Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得  をご覧下さい。

update.png2014/01/25

2013年11月、SUPPORTcenter は閉鎖され AltiumLive に一本化されました。

Altium Designer 10 のアップデート

Altium Designer 10 では、プラグインによるアップデートシステムが新たに導入され、イニシャルリリースの後すでに 8回ものアップデートが実施されています。

このシステムでは刻みにアップデートが提供され、ユーザは頻繁にこのアップデートをインストールしなくてはならないというデメリットはあります。しかしメジャーアップグレードの直後Nには迅速な不具合の解消が必要になりますので、現段階においては重要なアップデートを待つことなく入手できるこのシステムのメリットが十分に発揮されているように思います。

そこで Altium Designer 10 のリリース後に実施された 8回のアップデートの足跡を追ってみました。なおこのアップデートのリリースノートは、弊社 Altium Designer ユーザー情報サイト でご覧いただけます。またアップデートのインストールにはサブスクリプション(保守契約)への加入が必要です。

1 回目:2011年 3月24日
From release 10.391.22084 to 10.467.22184

  • システム コンポーネント: PCB システム - 5件
  • システム コンポーネント: Schematic システム - 1件

回路図上に入力した日本語の後半が欠落する問題が解決した。ただし旧バージョンで保存した日本語が文字化けする問題は未解決。またこのリリースでは、Altium Designerベースモジュールは、アップデートされていない為、プラットフォーム ビルド ナンバーは、10.391.22084のまま変わらず。

2 回目:2011年 4月12日
From release 10.467.22184 to 10.494.22274

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 8件
  • システム コンポーネント: Altium Designer インストールシステム - 3件
  • システム コンポーネント: 回路図システム - 4件
  • ハードウェア サポート パッケージ: デバイスサポート Xilinx Spartan-3AN - 1件

3 回目:2011年 4月29日
From release 10.494.22274 to 10.516.22330

  • システム コンポーネント: Altium Designer システム - 2件
  • システム コンポーネント: PCB サポート - 1件
  • システム コンポーネント: 回路図 システム - 3件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン システム - 2件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン サポート - 1件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン ファームウェア - 3件

4 回目:2011年 5月13日
From release 10.516.22330 to 10.537.22385

  • システム コンポーネント: PCB システム - 8件
  • システム コンポーネント: Schematic システム - 2件
  • システム コンポーネント: データ マネージメント - 8件
  • システム コンポーネント: Altium Designer ローカライズ - 3件

このモジュールのリビジョンは、10.537.22385となります。このリリースでは、Altium Designerベースモジュールは、アップデートされていない為、プラットフォーム ビルド ナンバーは、0.516.22330 のまま変わりません。

5 回目:2011年 5月19日
From release 10.537.22385 to 10.545.22410

  • システムコンポーネント: Altium Designerベース - 件
  • システムコンポーネント: PCBシステム - 5件
  • システムコンポーネント: PCBサポート - 7件
  • システムコンポーネント: 回路図システム - 3件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン システム - 6件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン サポート - 1件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン 合成ライブラリ - 1件
  • ハードウェア サポート パッケージ: デバイス サポート - Actel IGLOO nano - 1件
  • 出力 ジェネレータ: Output - ODB - 1件

6 回目:2011年5月26日
From release 10.545.22410 to 10.554.22457

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 5件
  • システム コンポーネント: PCB サポート - 1件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン システム - 5件
  • システム コンポーネント: ソフト デザイン サポート - 1件
  • システム コンポーネント: データマネージメント - 2件
  • システム コンポーネント: デバイス レジストリ - 1件
  • システム コンポーネント: Altium Designer ローカライズ - 5件
  • FPGA コンポーネント: FPGA Configurable - Generic Logic - 1件
  • ハードウェアサポートパッケージ: デバイス サポート - Altera Cyclone 4E - 1件
  • ハードウェアサポートパッケージ: デバイス サポート - Xilinx XC9500 - 1件
  • ハードウェアサポートパッケージ: デバイス サポート - Xilinx XC9500XV - 1件
  • インポート&エクスポーター: Ansoftエクスポーター - 2
  • インポート&エクスポーター: PADSインポーター - 7件

このアップデートでは、PADSV2007.0 と V9 回路図とPCBデザイン、回路図ライブラリ、PCBライブラリへの対応が追加されました。

7 回目:2011年6月1日
From release 10.554.22457 to 10.564.22479

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 5件
  • システム コンポーネント: PCB システム - 4件
  • システム コンポーネント: 回路図システム - 2件
  • システム コンポーネント: ソフトデザイン システム - 5件
  • システム コンポーネント: データ管理 - 1件
  • FPGAコンポーネント: FPGA Configurable Custom Wishbone Device - 1件

8 回目:2011年6月14日
From release 10.554.22457 to 10.564.22479

  • システム コンポーネント: Altium Designer ベースシステム - 2件
  • システム コンポーネント: PCBシステム - 5件
  • システム コンポーネント: PCBサポート - 2件
  • インポーター&エクスポーター: Allegroインポーター - 2件
  • インポーター&エクスポーター: PADSインポーター - 5件
  • Outputジェネレーター: Output STEP - 2件

現在のところ内容はまだ不具合の修正がほとんどですが、PADS の新しいバージョンに対応したインポーターなどの新機能も提供されており、徐々に新機能の提供にウェイトが移り始めている様子がうかがえます。

Update PCB とコンポーネント ID

最近 Update PCB を実行したら「PCB 上に配置済みの部品の位置が移動してしまうがなぜ?」という問合せを良くいただきます。このような場合はたいてい、[ツール]>> コンバート >> コンポーネント ID のリセットを実行することにより、解決します。

reset_id.png


Altium Designer では、回路図とPCB のリンクに それぞれの部品に与えられた固有の ID を利用しています。なにかの拍子にこの ID が壊れると、回路図と PCB との間のデータの照合ができなくなります。そこでこの ID を再構築するための手段としてこの、「コンポーネント ID のリセット」コマンドが用意されています。

回路シミュレータや伝送線路シミュレータとのリンクにも、このコンポーネント ID を利用していますので、この ID が壊れるとシミュレーションも実行できません。また Protel 98 以前のツールで作成された回路図には、コンポーネント ID が含まれていませんので、古い回路図を再利用する場合には注意が必要です。

以下は旧「プロテル探検隊」の記事「古い回路図とUnique ID」の加筆/転載です。なお画像は 古い Protel 2004 の画面です。

設計に CAD が使われだいたころは、ボードレベルの設計を回路図エディタと PCBエディタの 2種類のツールだけで行っていました。しかしその後、アナログ/デジタル混在回路シミュレータや、伝送線路シミュレータなどのツールが使われるようになり、ひとつの CADツールにこれらの多くの機能が統合されるようになりました。

アルティムはこのような統合ツールの代表的なメーカーであり、Altium Designer では、現在ボードレベルの設計に必要とされるあらゆるツールが統合されています。そこでこれらのツール間の緊密かつ強固な連携が必要になり、 Protel 99 以降コンポーネントに Unique ID の属性が追加されました。

このID は、回路図作成時に自動的に付加されますので、新規に回路図を作成する場合には設計者がこの存在を意識する必要はありません。しかし、Protel 98 またはそれ以前の回路図エディタで作成された回路図読み込んで使用する場合には、この属性が含まれていませんのでリンクがうまくいきません。

例えば、伝送線路シミュレーションを行う場合には、[ Project ] - Component Links... コマンドを起動して、回路図とPCBとの間の部品データをリンクさせることが必要です。この際に Unique ID が利用されますが、このIDが無い古い Protel 回路図ではリンクを確立させることができません。

そこでこの場合、回路図エディタから[ Tools ] - Convert - Reset Conponent Unique IDs コマンドを起動して、 Unique ID を付加することが必要になります。

uid.jpg


この Conponent Unique IDは伝送線路シミュレーション以外にも利用されますので、古い回路図を読み込んだ場合には、必ずこのコマンドを起動するようにしましょう。

プライベートサーバー・ライセンスのセットアップについて

オンデマンドと比較すると、プライベートサーライセンスのセットアッップは若干複雑です。このため、セットアップに少々手間取っておられる方も多いようです。そこで最近いただいたご質問と、sの質問に対する回答をいくつかご紹介したいと思います。

Q1. .認証画面からAltiumLive にサインしましたが、使用可能なライセンス(Available Licenses)のところに何も表示されません。

サーバープログラムからサインインされましたでしょうか? プライベートサーバーの場合には、サーバープログラムからサインインして認証を行います。この手順は プライベートサーバー ライセンスの使用 で説明されています。なお、サーバー用のプログラムは Summer 09 用のものが利用できますので、すでにこれがインストールされている場合には、再インストールする必要はありません。

Q2. .サーバーはインターネットに接続されていませんが認証は可能ですか?

インターネットに接続されている別の PCで認証を行ってライセンスファイルを保存し、それをサーバーとして使用する PC にコピーすることにより、サーバーを稼動させることができます。また アカウントマネージャーを利用してライセンスファイルを取得 することもできます。

Q3. サーバー用のプログラムはインストール DVD のどこに入っていますか?

サーバー用のプログラムは DVD には入っていませんので、AltiumLive または ftp 経由でダウンロードすることが必要です。

Q4. サーバープログラムをインストールしたのですが、管理画面を開くためのアイコンがありません。

Windows 7、Windows Vista、 Windows Server(2003 or 2008)では タスクバー上にアイコンが表示されません。これらの OS を利用する場合の注意点が、こちらのドキュメント で説明されていますのでご覧ください。

Q5. サーバープログラムの認証画面から AltiumLive にログインしましたが、使用可能なライセンスが表示されません。

Altum Designer 10 のライセンスサーバー用プログラムは Summer 09 世代のものが使われていますので、デフォルトでは AltiumLive ではなく SUPPORTcenter に接続されます。従い AltiumLive を利用する場合には、接続先のサーバーを変更することが必要です。これについては こちらのドキュメント に説明があります。AltiumLive での場合は portal2、SUPPRTcenter の場合には portal1 に設定するように示されています。

altium_portal.png

Q6. ライセンスタイプの変更はできますか?

ライセンスタイプをオンデマンド/スタンドアロンに変更することもできますので、必要な場合にはお申し付けください。Altium Designer ではプライベートサーバー(フローティング)以外にもライセンスの共用が可能なオンデマンドライセンスが用意されており、共用する場合にも 2つの選択肢があります。少人数で共用する場合には、サーバー不要のオンデマンドタイプが便利です。

ライセンスサーバーのセットアップは、それほど頻繁に行うものではありませんので、手順を思い出せない事も多いと思います。そのような場合にはお気軽に support@anvil.co.jp までお気軽にお問合せください。

Altium Designer 10 のアップデート

Altium Designer 10 がアップデートされました。今回アップデートでは、今まで発生していた日本語の文字化けが解消されています。

アップデートのインストールは、DXP メニューから Plug-ins and updats コマンドを起動することによって行うことができます。

ad10up1104s.png


このアップデートにより、Summer 09 で保存された日本語データを正しく再現できるようになります。 また Altium Designer 10 で保存した日本語データを、Summer 09 で開いても文字化けすることはありません。

ただし、以前の Altium Designer 10 で保存したファイルを開くと文字化けします。 これは今回のアップデートによって、文字化けに対する対応が完了したことの証でです。

ad10jtxts.png

* 上記文字列のサンプルは、(有)オルグシステムズ様のサイトから引用させていただきました。

以前のリビジョンの Altium Designer 10 で保存したファイルは、同じ環境で開いた場には文字化けしませんが Summer 09 や 最新の Altium Designer 10 で開くと文字化けしますので 、Altium Designer 10 をお使いの場合には、必ず今回のアップデートをインストールしてください。

Altium Account Manager によるライセンスファイルの取得

Altium Account Manager ではユーザーアカウントとライセンスの管理のための多くの機能が備えられています。その中でも特に便利なのは、スタンドアロン用のライセンスファイルの取得機能です。

この機能は次のような場合に役立ちます。

  • Altium Designer の画面からアルティウムのサーバーへの接続がうまくいかない場合
    プロキシやファイアーウォールなどによって通信がブロックされ、My Account の画面でライセンス情報を取得できない場合には、この方法をご利用ください。
  • Web 経由での認証サービスが休止または停止された場合
    現在、Winter 09 緯線バージョンに対する Web 経由での認証尾サービスが停止されています。メール経由ライセンスファイルを取得することができますが、このアカウントマネージャを利用して入手することもできます。
  • Altium Designer 10 だけでなく、以前のバージョンも利用したい場合
    旧バージョンで作成された社内の設計データの再利用や、取引先との連携をスムーズに行うため、旧バージョンの Altium Designer を併用したい場合があります。このような場合、Altium Account Manager では旧バージョンのライセンスファイルが入手できるので大変便利です。

Altium Account Manager のアドレスは https://myaccount.altium.com/ です。また、この Altium Account Manager でのライセンスファイル取得の手順は以下のとおりです。

account_mani.png 

以上のように、大変便利なうえ操作も簡単ですので是非ともご利用ください。 

Altium wiki の新しい日本語ドキュメント

本日の時点で Altium Wiki に用意されている、Altioum Designer 10 日本語ドキュメントをご紹介します。リリース直後としてはかなり充実しているように思います。

インストールとセットアップ

新機能とコマンドの説明


これらは全て、Altium Designer 10 で実現された新機能の説明です。Altium Designer 10 の有効活用に、ぜひともこれらの日本語ドキュメントをお役立てください。

ライブラリがインストールされない

Altium Designer 10 をインストールした後のお問合せで最も多いのは、ライブラリはどこにあるの?というご質問です。

Altium Designer 10 では今までのように、ライブラリは自動的にインストールされませんので、別途にアルティウムのサイトからファイルをダウンロードしてインストールしなくてはなりません。このライブラリは Download Libraries からダウンロードできます。またリファレンスデザインはDownload Examples and Reference Designs からダウンロードできます。

Altium Designer 10 では、ユーザーが必要なものだけを選んでインストールするというしくみになっており、ライブラリやツールなどの全てが自動的にインストールされるわけでなありません。これについては インストールと管理システム に詳しく説明されています。

また、ライブラリなどのデザインデータはAltiumLive の Design Content からもダウンロードできます。

al_content.png


このページには、新しいデザインデータが定期的にアップされると書かれています。新しいライブラリをタイムリーに入手するためには、あまり間を置かず、こまめにチェックすることが必要です。

Altium Designer 10 と Summer 09 ライセンス

Altium Designer 10 の出荷が始まってから 10日あまり経ちました。今回は多くのユーザー様方に対して一斉に案内が配信されたこともあり、一度に多くのお問合せを頂きました。

そのお問合せのほとんどは、AltiumLiveでの手続き方法に関するものでしたが、いま使っている Summer 09 はどうなるの?というお問合せも、少なくありませんでした。いきなり Summer 09 が使えなくなるのではないか?と心配されている方が多いようです。

しかしご心配には及びません。Altium Designer 10 のライセンスは Summer 09 に対しても有効です。Summer 09 のプログラムをそのまま残しておき、新しくインストールした Altium Designer 10 と使い分けることができます。

出来立ての新バージョンでは、どうしても予期しない場面に遭遇しがちです。またファイルでデザインファイルをやり取りする相手とは同じバージョンを使いたいものです。このような場合のために、旧バージョンを併用できる環境は必要不可欠であると言えます。

また、最新の Summer 09 プログラムが SUPPORTcenter に用意されており、アップデート用の差分パッチだけでなく、フルインストールプログラムも入手できます。

s09_fullinst.png

これをダウンロードしてインストールすることにより Summer 09 をお持ちでない Altium Designer 10 の新規ユーザーであっても、この新旧 2つのバージョンの使い分けが可能になります。

いざという時には、この手が使えることを覚えておいて下さい。

PCBツールをお探しの皆様方へ

つい 2日前に、回路図エディターをお探し皆様方へ、という投稿をしたばかりですが、今回は PCBツールをお探しの皆様方へ、というタイトルで Altium Designer 拡張セット を PCB 設計者の皆様にお奨めしたいと思います。

とにかく Altium Designer はツールの統合化が進んでおり、拡張セットに至ってはアルティウムが保有している全てのツールが組み込まれている、と言っても過言ではありません。そしてその範囲は、ボードレベルの設計に留まらず FPGA のハードウェアと組み込みソフトの範囲にまで及んでいます。

Altium Designer 拡張セットはパワフルな PCB ツールに加え、デザインエントリーと PCB 設計の為の豊富な支援機能、及び FPGA 開発機能を備えている。

AD10_board_function.ai.png

要するに Altium Designer は、これひとつだけで何でもできるという便利なツールです。しかしこの「何でもできるツール」 であるが故に、Altium Designer に対して距離感を感じておられる PCB 設計者さんがおられるのも事実です。

よく Altium Designer に対して 「PCB設計しかしないのでそれ以外のツールは不要」とか、「1人で全部設するわけでなはないので、いくら機能が多くても使い切れない」という声を聞きます。おそらくこのような印象をお持ちの方々は、無駄な機能が数多く含まれている Altium Designer よりも、単体の PCB ツールを買ったほうが得とお考えになるのかもしれません。

しかし、このような方々にとっても、Altium Designer 拡張セット は最適なツールです 。

Altium Designer のPCB 設計機能は非常にパワフルであり、単体で販売されている他の PCB ツールの能力を越えるものです。 よって、もし PCB だけを使用しそれ以外の機能を全く使用しない、としてもその価値が失われることはありません。

また、統合ツールのメリットは、1台あれば1人でなんでもできるという事よりも、むしろ分業体制の中で、仕事の連携が容易に行えるとという事のほう大きいといえます。 特に PCB から設計上流(デザインエントリー)へのバックアノテーションや、FPGA ピンスワッピングの反映などが容易になることのメリットは大きいはずです。

さらに、(通常は別売りされてる)ツールが統合されていることによるメリットは、数多くあります。たとえば、伝送線路シミュレータが統合されたことによって、煩雑なデータのやり取り無しに配線の信号劣化を波形表示することができます。またガーバーエディターの統合により、ガーバーデータから PCB データへの変換(リバースエンジニアリング機能)を容易に行うことができます。

Altium Designer 拡張セット の価格は、税別 620,000円と非常に安価です。 PCB ツールとしても非常に高性能なうえに、統合ツールとしても数多くのメリットがあります。RCB ツールをお探しの場合には、単体の PCB ツールではなくこの Altium Designer 拡張セットを第一候補としてご検討ください。

回路図エディターをお探しの皆様方へ

回路設計の手法は日々多様化しています。しかしいつの時代においても回路設計者にとって回路図の作成を避けて通れない仕事であり、そのための道具として回路図エディターは必需品であり続けます。

このため回路設計者が仕事を始める場合にはまず、回路図エディターを用意しなくてはならないのですが、その際 Altium Designer の存在に気付かず、この優れた回路図作成ツールに辿り付かない場合も多いようです。 

Altium Designer 基本セット は豊富な回路図作成機能を備えていますが、シミュレーション機能や FPGA 開発機能を備えた統合ツールです。このため Altium Designer が回路図を描くという用途にピッタリのツールには見えないかも知れませんが、この Altium Designer 基本セット は、まぎれもなく最強の回路図作成ツールです。そして Altium Designer基本セット は非常に安価です。 回路図江ディターをお探しの場合には、ジャンルにとらわれず、ぜひとも Altium Designer をご検討ください。

Altium Designer 基本セットは最強の回路図エディターに加え、デザインエントリーに対する豊富な支援機能、及び FPGA 開発機能を備えている。

AD10_front_function.ai.png

また Altium Designer 基本セットは、単体の回路図エディターとして販売されている他の製品を、はるかにしのぐ多彩な能力を備えており、この Altium Designer を利用することにより以下のようなメリットが生まれます。

  • 回路図エディターとして販売されている単体の商品の回路図編集機能を、はるかに豊富な機能を備えており、正確で見やすい回路図を能率よく作成することができます。
  • アナログ/デジタル混在シミュレータを備えており、他のツールの力を借りずに回路検証ができます。
  • 回路図レベルの伝送電路シミュレータにより、信号劣化の予測が可能です。
  • FPGA のハードウェアとソフトウェア開発機能を備えており、ボードでベルと FPGA レベルの開発をこのツールひとつで行うことができます。
  • 基板外形やフットプリントの作成、PCB の部品配置、PCB ビューワ、ガーバービューワなどにより、PCB 設計プロセスとの連携が容易です。
  • 価格は131,000円(税別)に設定されており単体の回路図エディタよりも安価です。 このため容易に1人1台のツール環境を実現することができます。

最強の回路図編集機能を備えた統合ツール が131,000円で手に入る以上、 高価な単体の回路図エディターを選ぶ理由は見あたりません。回路図エディタをお探しの場合には、まず Altium Designer 基本セット をご検討ください。

Altium Designer 10 の動作環境

アルティウムのホームページで Altium Designer 10 の動作環境が公開されましたので転載いたします。

推奨システム要件(アルティウムがお奨めする動作環境)

  • Windows 7 32-bit又は 64-bit。(Windows Vista及びWindows XPでの動作もテスト済み)
  • Intel® Core™ 2 Duo/Quad 2.66 GHz、または、同等以上のプロセッサ
  • メモリ4 GByte
  • ハードディスクに10GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
  • 1680x1050(ワイドスクリーン)、または1600x1200(比4:3)画面解像度 のデュアルモニタ環境
  • NVIDIA® GeForce® 80002 シリーズ、256 MB以上のグラフィックカード3または、同等以上のカード
  • USB2.0ポート(Nanoboard-NB2又はNanoBoard3000に接続する場合)
  • Adobe® Reader® 8またはそれ以上
  • DVDドライブ
  • インターネットに接続で出来る環境
  • Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

グラフィック環境についての注意点
8500 GT、256mbでテストされています。また3Dビジュアライゼーションなどの優れたグラフィックエンジンをフル活用するには、グラフィックカードがDirectX 9.0c、Shader model 3をサポートしている必要があります。

最小システム要件(最低限必要な動作環境)

  • Windows XP SP2 Professional(Windows Vista及びWindows 7 32bit又は64-bit での動作もテスト済み)
  • Intel® Pentium™, 1.8 GHz、または同等以上のプロセッサ
  • メモリ2 GByte
  • ハードディスクに3.5GB以上の空きスペース(インストール + ユーザ領域)
  • メインモニタには画像解像度1280x1024画面解像度(デュアルモニタは強く推奨します。2台目のモニタは最低でも画面解像度1024x768)
  • NVIDIA® GeForce® 6000/7000シリーズ、128 MB以上のグラフィックカード2または、同等以上のカード
  • USB2.0ポート(Nanoboard-NB2又はNanoBoard3000に接続する場合)
  • Adobe® Reader® 8 またはそれ以上
  • DVDドライブ
  • インターネットに接続できる環境
  • Microsoft Excel(BOMテンプレート利用に必要)

グラフィック環境についての注意点
3Dビジュアライゼーションなどの優れたグラフィックエンジンを最大活用するには、グラフィックカードがDirectX 9.0c、Shader model 3をサポートしている必要があります。

グラフィックカードのパフォーマンス比較
フラフィックカードは欠かせないハードウェアであり、システムパフォーマンス及び安定性に大きく影響します。3D PCB設計の際のお客様のニーズと予算に見合うグラフィックカードを選ぶのに役立つように、パフォーマンス比較を行っています。正しく選ぶと全体のパフォーマンスが向上し、GUIの反応が遅くなるなど設計時の障害になる原因も少なく出来ます。Altium Designerの3D PCB及び回路エディタはDirectX 9.0cに最適化されています。そのため、同世代のいわゆる「ワークステーション用」のグラフィックカードは、いわゆる「ゲーム用」グラフィックカードに比べると比較的に動きが遅く感じられます。弊社ではワークステーション用グラフィックカードよりゲーム用のものを推奨します。

FPGA 設計に必要なインストール
FPGA設計を行う際、3rdパーティツールのインストールが条件となります。それぞれのFPGAベンダーからダウンロードできます。Altium Designerがサポートしているベンダーツール及びデバイスの一覧はコミュニティの項目から見れます。

以上はアルティウムのホームページからの転載ですが、最小構成はぎりぎり動くという環境が示されている訳ではなく、この環境でも大きな不満なしに尾使えいただけるのではないか?という印象をもっています。しかしメモリについては動作速度だけでなくシステムの安定性に影響しますので、多めに搭載されたほうが良いと思います。

もし、インストールを予定している PC が非力な場合には、一度トライアルプログラム(試用版・評価版)をインストールしてお試しになることをお奨めします。

動作環境その他に関するお問合せ、及びトライアルライセンスのご請求は フォーム または info@anvil.co.jp まで。

Altium Designer Release 10 とバージョン管理システム

Altium Designer Release 10 の発売まであと 6日を切りました。アルティウムジャパンに、リリース準備の進捗状況を確認したところ、順調に進んでいるとのことです。
このリリースにより長く続いた Summer 09 は今月で終わり、いよいよ来月からは Release 10 を皆様に紹介しなくてはなりません。

そこでその準備のため、Release 10 専用サイト に用意されている デモビデオのページ をのぞいてみることにしました。

r10video.png

まず、 ズラリと並んだタイトル画像に圧倒されます。この画面を見るだけでも Release 10 の新機能の充実ぶりと、アルティウムの意気込みが伝わってきます。皆様にも、これらのタイトル画像にひと通り目を通し、興味を感じたものからから順にビデオをご覧になることをお奨めします。

また Release 10 の数ある新機能の中で特に注目しなければならないものとして、Enterprise Vault Seiver という新しいストレージシステムによるデザインデータベースマネージメント機能があります。この機能に対しては複数のビデオが用意されています。また 複数の設計者が1枚のPCB を設計できる、共同設計機能も見逃すことはできません。

これらの新機能は、バージョンコントロールシステムをベースに実現されています。そしてRelease 10 にはバージョンコントロールシステムとして、現在主流になっている Subversion の機能が組み込まれています。

これらの新機能を使いこなすために、バージョンコントロールシステムの概念と構造について、いくらかの知識が必要になってくるかもしれません。 そこで、そのSubversion をインストールして。それがどのようなものなのか試してみました。

Subversion についてはプログラムを無料で簡単に入手することができ、情報も豊富に提供されています。また日本語環境も充実しているということもあり、わりと間r単に動かすことができました。 以下にこの要点を、かいつまんでお伝えしますので興味のある方はお試しください。

バージョンコントロールシステムのトレンド
バージョンコントロールシステムはCVS から Subversuin (SVN)への移行が進み現在ではこの Subversuin が主流になっている。

Subversuin の入手
http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=91  Setup-Subversion-1.6.5.msi をダウンロード。

クライアントプログラム TortioseSVN の入手
http://tortoisesvn.net/downloads.html から 32ビット版 または 64ビット版 をダウンロード。加えて日本後ランゲージパック 32ビット版 または 64ビット版 をダウンロード。Windows 7 64 ビット環境で使用しますので、64ビット版をインストールしました。なお 32ビット版はインストールできませんでした。 このランゲージパックには充実した内容の日本語ヘルプドキュメントが付いています。このドキュメントには機能説明だけでなくチュートリアルも含まれています。インストールされたあと、まずこれをご覧になることをお奨めします。 

リポリトジとワークディレクトリの間で相互に情報をやり取り
Subversion ではリポリトジというディレクトリを作成しここで全てのデータを管理します。しかしここにはデザインファイルを直接書き込ます、ワークデイレクトリを用意してここで作業を行います。作業を始める前に、checkout コマンドで リポリトジからワークデイレクトリにデータを移して作業を行い、作業が終れば commit コマンドによりデータをリポリトジに戻します。

Altium Designer Release 10 の場合
はじめから Subversion の機能が組み込まれていますので、別途にSubversion をインストールする必要はありません。また Altium Dsugner はSubversion クライアントとして動作し、コマンドの発行は自動化されていますので、Subversion の存在を意識することなく、Altium Designer の機能の一部としてこのバージョン管理機能を利用することができるはずです。

SUPPORTcenter Credential の用途

Altium Designer のライセンスを取得するための手段として SUPPORTcenter Credential の要点をお伝えしたばかりですが、更にこの SUPPORTcenter Credential により、以下のサービスにアクセスすることができます。

ライセンス管理 (Altium アカウント マネージャ) https://myaccount.altium.com/
SUPPORTcenter Credential を使ってこのサイトサインインすると、ご購入いただいたライセンスとそのユーザーと管理者に関する情報が表示され、その内容確認と修正が可能です。ユーザーや管理者の新規登録はできません。また一般の利用者に対しては権限に制限が加えられて管理者(オーナー)よりも編集範囲が狭められています。詳細はこちらに説明がありますのでご覧ください。
http://wiki.altium.com/pages/viewpage.action?pageId=12125652

アップグレード手続き https://summer09upgrade.altium.com/
新バージョンへの移行の際にはアップグレード確認画面にアクセスして手続きを行う必要があります。SUPPORTcenter Credential でこのサイトサインインしここで新バージョンに切り替えない限り、新バージョンが有効になりません。この詳細は以下で説明されていますのでご覧ください。
http://jono.jp/altium/2010/04/altium-designer-30.html

サポート情報の提供とファイルのダウンロード http://www.altium.com/SUPPORTcenter/
SUPPORTcenter にサインインし、サポート情報の入手と新旧バージョンのプログラムのダウンロードが可能です。その内容と利用方法については以下に説明がありますのでご覧ください。
http://designer-info.net/viewtopic.php?f=18&t=119

おそらく今後さらに、SUPPORTcenter Credential を利用して提供されるサービスが増えるのではないかと思いますが、まずはこれらのサービスを有効にご利用下さい。

update.png2014/01/23

SUPPORTcenter は廃止され AltiumLive に一本化されました。

Altium Designer の SUPPORTcenter Credential

すでに Altium Designer をすでにお使いの方はご存知だと思いますが、Altium Designer を使用するためには、SUPPORTcenter Credential(サポートセンター・クレデンシャル)の取得が必要です。

SUPPORTcenter という名前なのでつい、単なるサポートサイトへのログイン情報だと勘違いしてしまいがちですが、実はこれはライセンスの認証時に無くてならない大変重要なものです。ちょうど金庫に収められているライセンスを取り出すための鍵のような役目を果すものであり、これが無いと Altium Designer を全く使用できません。

このように SUPPORTcenter Credential はきわめて重要なものですが、残念ながらまだ周知が行き届いていないようですのでここであらためて要点をお伝えします。

Altium Designer 購入時、ライセンスに関連付けられた SUPPORTcenter Credential が届きます 
Altium Designer 購入時には、発注時に登録されたライセンスの所有者に対して、新たに SUPPORTcenter Credential が発行され e^mail で送られてきます。 ID(ユーザー名)はメールアドレスです。トライアルライセンスの取得時や以前のライセセンス購入時に発行済みの場合には再発行は行われず、ライセセンスとの関連付けだけが行われます。

Altium Designer 利用者全員の SUPPORTcenter Credenteial が必要です
基本的には利用者のそれぞれが自分自身の SUPPORTcenter Credential でサインインしてライセンスを取得する仕組みになっています。このためライセンスの購入時に発行される管理者のSUPPORTcenter Credential だけでなく、一般の利用者の分も必要なので、できるだけ早い段階でお申込みください。一般の使用者の場合には、以前にトライアルライセンス取得時に発行済みの場合でも、正規ライセンスとの関連付けが必要がありますので、新しく購入したライセンスを使用する場合には必ずSUPPORTcenter Credential を再申請してください。またユーザーごとに SUPPORTcenter Credential を取得せず、管理者のものを共用することもできますが、権限の管理などの面で問題が生じると思います。また別の方法として、使用者グループを代表するするメールアドレスを用意して SUPPORTcenter Credential を取得し、これを全員で共用するという方法もあります。

SUPPORTcenter Credenteial の パスワードを忘れた場合
 すでに入手済みの SUPPORTcenter Credential のパスワードを忘れてしまった場合には、Altium Designer のアカウント画面から、パスワードの再発行コマンドを起動することのより、再発行することができます。

reset_pass1.png


また、SUPPORTcenter のログイン画面 の"Forgot your password?" により再発行することもできます。
reset_pass2.png

なお、以前に取得したかどうかが分からないという場合にも、これらのコマンドを起動してみるとよいでしょう。以前に取得したころがあるのであればコマンドが処理され、新しいパスワードが送られてきます。 

SUPPORTcenter Credenteial を入力してもアカウントマネージャにサインインできない時には
アカウントマネージャーを提供しているサーバーやネットワークのコンディションによっては、サインインがうまくいかないないこともあります。アルティウムではこのような障害を回避するために、複数のサーバーを用いてこのサービスを提供しています。もしアカウントマネージャーにつながりにくいという場合には、以下の管理画面に設定されているサーバーの順序を入れ替えることにより、症状が改善される場合があります。

account_server.png 

A;tium Designer の柔軟なライセンスタイプはこの SUPPORTcenter Credential によlって支えられています。 非常に過ぎれたシステムですが少々分かりにくい万もありますので、最初は少し手間取るかも知れません。なおこの SUPPORTcenter Credential み関するご質問や取得申請は support@anvil.co.jp にてお受けしておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

update.png2014/01/23

2013年11月、SUPPORTcenter は廃止され AltiumLive に一本化されました。

Altium Designer インストールプログラムの入手

Altium Designerを利用する場合にはまず、PC へのプログラムのインストールが必要です。このインストールプログラムは、ライセンスを購入した際には DVD によって提供されますが、これ以外の方法で、インストールプログラムを入手ることもできます。

そこで今回はその入手方法を一通りご紹介したいと思います。

ライセンスに付属している正規のイントール DVD

Altium Designer を購入すると、ライセンスと一緒にインストール DVD が届きます。この DVD には、サーバー用プログラムを含め Altium Designer を利用するために必要な全てのプログラムとデータが格納されています。通常はこの DVD を使ってプログラムをインストールします。

デモ用 DVD (Altium TV)

導入検討中の方々のためにデモ用の DVD が用意されており、この中には機能を紹介するデモビデオだけでなく、トライアルライセンスをお試しいただくためのインストールプログラムが格納されています。すでに何度も説明させていただいているとおり、Altium Designer の場合はトライアル(試用)版と製品版のプログラムは同じものですので、この DVD を使って製品版ライセンスを利用するためのプログラムをインストールすることができます。

難点としては、DVD のアップデートが少ないので、最新のリビジョンがタイムリーに反映されないという点と、プライベートサーバー(フローティングライセンス)用のプログラムが入っていないという点があげられます。

トライアルライセンス請求ページからのダウンロード

トライアルライセンス請求ページからインストールプログラムをダウンロードすることができます。一回の操作でインストール DVD と同じ内容のものをダウンロードでき、入手に手間取ることはありません。最新のリビジョンもタイムリーに反映されます。製品を買って頂いた後に「トライアル用のサイトからプログラムを入手してください」というのも少しヘンな話で申し訳ないのですが、この方法は一番手っ取り早くてお奨めです。

FTPサイトからのダウンロード

FTP サイトからもインストールプログラムをダウンロードすることができます。内容は正規のインストール DVD トライアルサイトに置かれているものと同じです。ただしこのサイトへのログイン情報は非公開ですので、ライセンスの納品の際に個々にご案内させていただいております。

SUPPORTcenter からダウンロード

SUPPORTcenterからもインストールプログラムをダウンロードすることができます。ここには最新のバージョンだけでなく以前のバージョンインストールプログラムも置かれています。SUPPORTcenter からはざまざまなさポート情報が提供されていますので、他の方法でインストールプログラムを入手された場合でも、一度このサイトの内容を確認しておかれることを奨めします。

Altium Designer の正規 DVD とデモ DVD は、ご請求いただければ無償でお送りすることができます。ただし在庫切れの場合にはお待ちいただく場合があります。また、ダウンロードの場合には、いつでも最新のリビジョンのプログラムを入手できますので、可能な限りダウンロードをご利用になるようお奨めしております。

PADS で設計された PCB と回路図の読み込み

CAD ツールはその編集機能によって設計者の作業を支援するだけでなく、データの再利用と受け渡しを、容易かつ正確に行うことができるという大きなメリットがあります。しかしそのためには CAD ファイルのフォーマットの互換性が確保されなくてはなりませんが、Altium Deisgner ではこの点に対しても十分な配慮が行われています。

回路図ファイルに対しては前の記事でも紹介したように、OrCAD に対する互換性が確保されており、OrCAD との間で容易にデータの受け渡しを行ったり、既存のOrCAD データを再利用したりすることができます。

そして PCB ファイルに対しては、PCB 設計の分野で幅広く普及している、PADS  PCB データの読み込みがサポートされています。

Altium Designer では、PADS PowerPCB V1, V1.1, V1.5, V2, V3.0, V3.5, V4.0, V5.0 のファイルフォーマットがサポートされており、 Basic Unit で Ascii 出力された PCB ファイルの読み込みが可能です。

2011年 6月 30日追記; V2007.0 と V9 回路図とPCBデザイン、回路図ライブラリ、PCBライブラリのサポートが追加されました。

Altium Designer で PADS ファイルの読み込みが始まると、以下のようなレーヤの割付画面(Layers Mapping)が現れ PADS の各層のデータを、Altium Designer のどの層に読み込むかということを自由に設定することができます。

レーヤの割付け設定画面

pads_import.png


また、PCB だけでく PADS Logic で描かれた回路図を読み込むことができます。サポートされているバージョンは、、Version 2005.0、2005.2、および Power Logic Version 5.2 です。

PADS ファイルの読み込みはWizard により簡単に行うことができます。もし回路と PCB の両方とも PADS で設計されていれば、プロジェクトを構成する複数の回路図と PCB を一度に読み込むことができます。

また、回路図はOrCADで PCB はPADS という組み合わせの場合でも同様に、プロジェクト単位での読み込みが可能です。 この場合、OrCAD の回路図シンボルリとPADS の PCB フットプリントから自動的に Altium Designer の統合ライブラリを作成することができます。

これらの機能は以下で詳しく説明されていますので是非ともご覧下さい。
PADS Layout や OrCAD captureからAltium Designerに移行

以上、ご質問や見積依頼などについては お問合せフォーム  またはinfo@anvil.co.jp まで。

OrCAD は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。PADS は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。  

OrCAD で作成された回路図や PCBデータの読み込み

回路図江エディタの業界標準は何ですか?と聞かれれば、20 年前なら OrCAD、10 年前なら Protel、と迷わずお答えしていたと思います。そして今同じことを聞かれたら、すかさず  Altium です!と胸を張ってお答えしたいところではありますが、なかなかそうとは言い難い歯がゆい現実があります。

巷には OrCAD で書かれた回路図やシンボルライブラリが氾濫しています。また回路図を描くだけなら OrCAD で充分という判断で、OrCAD を使い続けておられる方や、新たに OrCAD を導入される方々がまだ数多くおられることも事実です。そしてその数はおそらく Altium Designer のユーザー数よりも多と思われます。

従って OrCAD との共存は避けて通れない課題であり、 少なくとも OrCAD で作成された回路図やライブラリを Altium で利用できなくてはなりません。また、OrCAD ユーザーの中にはAltium Designer の統合環境への移行を計画されている方も多く、OrCAD との共存を図るにせよ移行するにせよ、OrCAD 互換の必要性は日増しに高まっています。

このため、Altium Designer にはOrCAD 回路図ファイルの読込み機能が備えられており、OrCAD Capture の *.DSN で保存された回路図ファイルをそのまま読み込むことができます。

今販売中の Altium Designer Summer 09 ではOrCAD Capture のファイルバージョン 10.x (およびそれ以前)で保存されたファイルの読み込みをサポートしています。 アルティウムの Wiki サイト では「OrCAD Capture 10.x やそれ以降のバージョンで保存された *.DSN ファイルをサポートしている」と説明されており、ファイルフォーマットが変更されていない限りそれ以後のバージョンで作成された回路図も読み込めます。また、あまり積極的には紹介されていませんが、Altium Designer で作成した回路図をOrCAD Capture のファーマットで(*.DSN)で保存することができます。

さらに Altium Designer では OrCAD Layout で作成した PCB レイアウトファイルを読み込むことができます。OrCAD Layout のユーザーの数はそれほど多くはないと思われますが、 OrCAD Layout の販売終了によってその重要性は高まっています。 

A;toim Dsigner ではこれらの OrCAD ファイルの読み込みのために Wizard が用意されており簡単な操作で、プロジェクトを構成している複数のファイルを、関連性を保ったままま一度に読み込むことができます。

左の OrCAD プロジェクトが右のように Altium Designer に読み込まれる。

orcad_wizard.png

このように、Altium Designerで は OrCAD ファイルとの互換性は万全です。

Altium Designer は きわめて豊富な機能が一体化された新世代の統合ツールであり、開発/設計の効率を飛躍的に高めることができます。OrCAD ユーザーの方々も是非とも導入をご検討ください。

なお、ご質問や見積依頼などについては お問合せフォーム  または info@anvil.co.jp にて承っていますので、お気軽にお申し付けください。

OrCAD、OrCAD Capture、OrCAD Layout はCadence Design Systems, Inc. の登録商標です。

Altium Designer 内蔵シミュレータの活用

Altium Designer はボードレベル設計用のシミュレータとして、アナログデジタル混在シミュレータと、伝送線路シミュレータを内蔵しています。

この 2つのツールの能力はいずれも、ハイエンドツールと比較すると見劣りするものであはありますが、回路図エディタや PCB レイアウトツールと一体化されているため簡単に使えます。普通に書かれた回路図や PCB から、ボタン一つで波形が表示されるとという操作性には、ハイエンドツールでは得難い便利さがあります。

また、統合化により回路図とシミュレータとの館でのデータのやり取りが不要ですので、何度も回路や定数を調整しながらシミュレーションを反復するような場合にも手間取ることはありません。

そこで皆様にこれらのツールをもっと利用していただけるよう、機能や使用法方を解説したドキュメントとを紹介したいと思います。

アナログデジタル混在シミュレータの日本語チュートリアル

アナログデジタル混在シミュレータの英文チュートリアルとリファレンス

伝送線路シミュレータの日本語チュートリアル

伝送線路シミュレータの英文チュートリアルとリファレンス

このように、探してみると多くのドキュメントが見つかるのですが、残念なことにそのほとんどが英文です。しかし一通りの使い方は、日本語化されているチュートリアルでカバーされているので、不明点が出てきたときにだけ英文資料を利用するというような方法で、なんとかなるのではないかと思います。 

Altium Designer と他社製シミュレータとの連携

Altium Designer は回路設計全域をカバーする きわめて広範囲なツールを一体化した統合ツールです。多くの場合、デザインエントリーから CAM 出力までの作業を、他のツールの力を借りることなく、すべてこれ 1台でこなすことができます。しかし実際に使い始めると他のツールとの連携が必要な場合も出てきます。

たとえば、社内や取引先で他社製の回路図エディターや PCB レイアウトツールが使用されている場合には、これらのツールとの連携が必要になります。また、すでに導入済みの自動配線ツールやシミュレーターを利用したい場合もあります。

このような場合のために Altium Designer は多くの種類のトランスレータを備えており、他社製品で作成したデータを自動的に変換して読み込んだり、また逆に Altium Designer で作成したデータを他社製品で読込み可能なフォーマットに変換して保存することができます。

Altium Designer では 他機種で作成されたデータの読込  他機種フォーマットでの書き出し で紹介されているとおり、非常に多くの他社フォーマットに対応しています。この中で特にお問合せの多い OrCAD と PADS の読込機能については、OrCAD と PADS ファイルの読込み でご紹介しておりますが、今回は他社製シミュレータ用のデータの書き出し機能をご紹介したいと思います。

まず、アルティウムがシミュレーションとの連携機能を重視する背景として、シミュレーション対する広範囲な要望に対して、Altium Designer だけでは対応しきれないという事情があります。 

例えば、EMC 解析や熱解析、電源ノイズ解析(パワーインテグリティ)などの解析ツールは Altium Designer には含まれていませんので、他社のツールを利用することが必要になります。また、高性能なポイントツールとして実績のあるハイエンドツールを使用したい場合や、持ち合わせのツールを利用したい場合があります。さらに、取引先との間でシミュレーション結果の相関を取るために、使用するツールが指定される場合があります。

このような用途のために Altium Designer には、以下のシミュレータ用のデータの書き出し機能が用意されています。

HyperLynx シミュレーションツール
Altium Designer から HyperLynx の hyp フォーマットて保存することができます。このため Altium Designer で設計した PCB の伝送線路解析やEMC 解析を特別な変換作業なしにHyperLynx て行うことができます。

Ansoft HFSS™ 高周波3次元電磁界解析ツール * Release 10 より
Ansoft HFSS™ のファイルフォーマットで Altium Designer の PCB データを保存できます。これによりマイクロ波応用回路の分野で業界標準して利用されている高周波3次元電磁界解析ツール Ansoft HFSS™ を特別な変換作業なしに利用することができます。

SiSoft Quantum-SI™ 伝送線路シミュレータ * Release 10 より
SiSoft Quantum-SI™ のファイルフォーマットで Altium Designer の PCB データを保存できます。高性能な伝送線路シミュレータ Quantum-SI を特別な変換作業なしに利用することができます。 

さらに Altium Designer ではCADENCE社の オートルータ SPECCTRA 用の dsn フォーマットでPCB データを語損できます。この dsn フォーマットは、CADENCE 社以外でも多くのシミュレータメーカが PCB ツールとのインターフェイスに使用しています。この dsn フォーマットを解して以下のシミュレータが利用できます。

パワーインテグリティ Sigrity
SPECCTRA .dsn フォーマットを介してパワーインテグリティ Sigrity を Altium Designer 用のシミュレータとして使用できます。パワーインテグリティ Sigrity については概要 機能 システム仕様 ドキュメント をご覧下さい。

EMI抑制支援ツール DEMITASNX
SPECCTRA .dsn フォーマットを介して、EMI抑制支援ツール DEMITASNX を利用することができます。

このほかにも SPECCTRA .dsn フォーマットでやり取りができるシミュレータがいくつかあるはずですので、シミュレータを多用される場合には探してみると良いと思います。

以上のように Altium Designer は、万全の外部シミュレータ利用環境を提供しています。

CADENCE、 SPECCTRA は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。

ドングルはありますか? Altium Designer のコピープロテクト

ソフトウェアの売り手側にとってコピープロテクトは必要不可欠なものですが、ソフトウェアの使い勝手に大きく影響し、時にはユーザの皆様にご迷惑をおかけすることもあります。

Windows 版の CAD が普及し始めたころは、このコピープロテクトの手段は、ドングルと呼ばれるハードウェアキーが主流でした。このため今でも時々、Altium Designer にはドングルがありますか?というy問合せをいただくことがあります。もちらん今の Altium Designer にはドングルはありませんのでそのようにお答えするわけですが、このあたりで一度 Protel / Altium Designer のコピープロテクトの手段の変遷を振り返ってみたいと思います。

Adovanced Schematic / PCB 1.x 以前
パラレルポートに装着するタイプのドングルによってコピープロテクトされていた。当時のPC-9801 シリーズに対してはプログラム自体の互換性はあったが、ドングルが接続できなかったのでそのままでは使えなかった。

Adovanced Schematic / PCB 2.x から Protel 98 まで
コピープロテクト自体が廃止されドングルも無くなった。 アクセスコードさえ正しく入力すれば、プログラムを使用することができ、大変使い勝手がよくなった。また今まで、ドングルによって互換性が損なわれていた PC-9801 シリーズでも使用できるようになった。そしてアルティウム(プロテル)は以下のようなシールを作って、コピープロテクトの廃止を大々的に宣伝した。このころからプロテルの快進撃が始まった。

go_keyless.png

Protel 99、Protel 99 SE
Protel 98 と同様、アクセスコードの入力だけで使用できたが、ネットワークがサポートされ、契約数以上のライセンスが稼動していないかどうか、チェックされるようになった。Protel 99 のプログラム自体はフローティング仕様で作られていた。もちろんドングルによるコピープロテクトは行われていない。

Protel DXP から Altium Desigmer Winter 09 まで
インターネット経由でのライセンス認証システムが導入された。Altium Designer がインストールされたPC の、ハードウェアコンフィギュレーションを検出してキーファイルを発行することにより、特定のPCでしか動かないように制限がかけられた。スタンドアロンとフロ^ティングの 2種類のライセンすタイプが用意された。

Summer 09 以降
Protel DXP 以降の認証システムに改良が加えられた。ライセンスファイルの機種依存性は無くなりライセンスの可搬性が向上した。また、インターネット経由で常時ライセンスの配信を受ける、オンデマンドライセンスが新に追加された。

以上のように振り返ってみると、ライセンス管理システムがメジャーアップグレードのたびに改良され、現在では非常に使い勝手の良いものに進化しています。ただ、ライセンス認証が必要になり、インストール後にすこしややこしい手続きが必要になりました。また新しいライセンス認証システムはインターネット環境に依存した作りになっていますので、インターネットに接続されていない環境では、裏技的な手続きが要求されます。 

複数の Altium Designer を併用する場合のライセンス形態

Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ と Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ でライセンスタイプについての説明を行ってきましたが、複数のライセンスを併用する場合には、もうひとつの選択肢があります。

たとえば、スタンドアロンライセンスは、1台の PC に対して 1ライセンスが提供される形態ですので、例外なく 1つのライセンスキー(シリアル番号)に対して 1 ライセンスが提供されるという形態のものしか存在しません。しかし、オンデマンドライセンスとプライベートサーバーライセンスの場合には、1つのライセンスキーに対して複数のライセンスの発行するという形態のものが存在します。

このため、たとえば 2 ライセンスの Altium Designer が必要という場合には、1つのライセンスキー(シリアル番号)に対して 2 ライセンスが提供される形態のものを 1つ購入するか、1つのライセンスキーに対して 1 ライセンスが提供されるものを 2 つ購入するかの、いずれかを選択することができます。この場合、それぞれにメリットとデメリットがあります。

1 シリアル 2 ライセンスの場合

ライセンス選択画面に使用可能なライセンスとして、 1 つしかリストされませんので、このリストさえ選択しておけば、購入したライセンス数(2ライセンス)の範囲でのライセンスの利用が可能になります。しかし、2ライセンスが 1 本にまとめられている形ですので、保守契約やアップグレードの際には、2ライセンス同時に購入することが必要になります。またオンデマンドライセンスの場合、スタンドアロンライセンスへの切替を自分で行う事ができず、アルティウムへの依頼が必要になります。

1 シリアル 1 ライセンスが 2 つの場合

ライセンス選択画面に使用可能なライセンスとして、 2 つリストされます。この場合にはユーザー自身がリスト表示を確認して、空いている(他のユーザが使っていない)ライセンスを選ばなくてはなりません。しかし、1 ライセンスずつバラバラに提供されているので、1ライセンスごとに保守や、アップグイレードを購入することができます。またオンデマンドライセンスの場合、スタンドアロンライセンスへの切替を自分で行うことができます。

このように2つの形態は一長一短です。ユーザー様からの指定が無い場合、プライベートサーバーの場合には、複数のライセンスを1 つのシリアルにまとめてお届けしています。またオンデマンドの場合には、1 シリアル 1 ライセンスの形態でお届けしています。ただし、オンデマンドの場合でも、複数ライセンスを 1シリアルにまとめたプライベートサーバーからアップグレードされる場合には、複数のライセンスを 1つのシリアルにまとめてお届けしています。

いずれにせよ、ご指定どおりの形態でお届けできますので、事前にご相談ください。 


updated2.png2014/01/21

2013年7月以降、スタンドアロンとオンデマンドとの切替を、ユーザー自身で行いことができなくなりました。

Altium Designer のライセンスタイプを選ぶ

前回の記事で Altium Desiogner の3種類ライセンスタイプ の概要をお伝えしましたが、ここでは、それぞれの特徴と選び方についてアドバイスさせていただきたいと思います。

スタンドアロン(ノードロック)
認証をを終えた後は、インターネットにも LAN にも接続できない環境で使用できますので、社外への持ち出しが容易です。ただし、1台の PC だけでしか使用が許可されていませんので、複数の PC やユーザーの間でライセンスを使いまわすという用途には向きません。ただし、自宅での一時使用として、同時に使用しないことを条件に複数の PC にインストールして使用することが認められています。なおこのライセンスは、インストール後にオンデマンドタイプに自分で切り替えることができます。  * 追記 2013年6月29日 2013年7月 1日に実施される商品構成の変更 により、スタンドアロンからオンデマンドへの切り替えを自分自身で行うことができなくなり、有料での切り替え手続きが必要になります。

オンデマンド
基本的には認証後にもインターネットへの接続が必要ですが、ローミングモードに切り替えることによりインターネットに接続できない環境でも使用できます。もちろん LAN はの接続は不要ですので、社外への持ち出しが容易です。また これはインターネット上に設置されたライセンスサーバからライセンスを受け取るシステムですので、複数の PC やユーザの間でのライセンスの共有が容易です。なお 1 User のオンデマンドライセンスの場合には、インストール後、自分でスタンドアロンに切り替えることができますので、1 User の場合には、オンデマンドとスタンドアロンに実質的な違いはありません。 * 追記 2013年6月29日  2013年7月 1日に実施される商品構成の変更 により、オンデマンドからスタンドアロンへの切り替えを自分自身で行うことができなくなり、有料での切り替え手続きが必要になります。

プライベートサーバー(フローティング)
認証時以外は、インターネットへの接続は不要ですが、 LAN とLAN 上へのライセンスサーバの設置が必要です。このため、Altium Designer を社外に持ち出して使用すのは困難です。またイレギュラーな用法として、1台の PC にライセンスサーバープログラムを共存させ、LAN もライセンスサーバもない環境で使用することもできます。このプライベートサーバーライセンスは複数のライセンスを多数のユーザーで共有したい場合に最適です。なおこのプライベートサーバーライセンスからスタンドアロン/オンデマンドへの切替えは、アルティウムに依頼しないとできません。なおプライベートサーバーライセンスについては、Private Server ライセンスの特徴 でもう少し詳し説明されていますので、あわせてご覧下さい。

さてどれを選ぶか?
3種類のライセンスがどのようなものかわかったところで、どれを選べばよいのか?ということになります。そこで、それぞれの特徴を一覧表にしてみました。

ライセンスタイプ ライセンス共有 社外での使用 サーバーPC
スタンドアロン 困難 容易 不要
オンデマンド 容易 容易 不要
プライベートサーバー 容易 困難 必要

 この表を見るとすぐに、一般的な用途においてはオンデマンドが最適であることがわかります。多人数での運用やインターネットへの接続ができない環境で使用する場合以外はまず、オンデマンドライセンスを第一候補として検討されてはいかがでしょうか? 

ライセンスタイプの選択にあたっては Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ Private Server ライセンスの特徴 スタンドアロンとネットワーク が参考になると思います。また購入後に変更することも可能(現在のところ無料)ですので、もし運用中に不便が生じた場合にはご相談ください。

Altium Designer の 3種類のライセンスタイプ

通常 CAD ソフトウェアでは、スタンドアロン(ノードロック)とネットワーク(フローティング)の 2種類のライセンスタイプが用意されていますが、Altium Designer ではこの2種類に加え「オンデマンド」という新しい種類のライセンスタイプが用意されており購入時に選択することができできます。     

このオンデマンドライセンスは、Altium Designer を社外に持ち出して使用する場合に大変便利です。

オンデマンドライセンスはフローティングライセンスのように、ライセンスサーバーからライセンスを取得します。しかし社内のLAN上に用意されたライセンスサーバからではなく、インターネット上に設置されているライセンスサーバーからライセンスを取得します。このため Altium Designer を社外に持ち出す必要がある場合にも、インターネットにさえ接続できれば、どこででも使用することができます。

基本的には、オンデマンドライセンスの場合、Altium Designer を稼働状態に保つために、常時インターネットに接続されていることが必要です。しかしオンデマンドライセンスには本来のオンデマンドモードの他に、一定の期間を設定し、その期間内であればオフライン状態でも Altium Designer のライセンスを保持することができる、ローミングモードが備えられています。

このローミングモードを使用すれば、従来のスタンドアロンライセンスと全く同じようにオフラインで使用することができ、インターネット環境の無いところにでも、Altium Designer を持ち出せます。またこのオンデマンドモードとローミングモードは、いつでも切り替えられますので、状況に応じて柔軟に使い分けることができます。

さらに、オンデマンドライセンスとスタンドアロンライセンスをユーザが任意に切替えられ、オンデマンドライセンスを選んでも、状況に応じて容易にスタンドアロンライセンスに移行することができます。またその逆も可能です。ただし、複数ユーザーのオンデマンドライセンスから、スタンドアロンライセンスに移行することはできません。

このように、Altium Designer では、オンデマンドライセンスの追加により、非常に効率よくライセンスを使い回すことができます。

追記: 2013年6月29日
2013年7月 1日に実施される商品構成の変更 により、スタンドアロンからオンデマンドへの切り替えを自分自身で行うことができなくなり、有料での切り替え手続きが必要になります。

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しかしこの Altium Designer ライセンスシステムでは、最低 1回はインターネットに接続しなければなりません。このライセンスシステムでは、インターネット上に存在するアルティウム アカウントマネージャによって、ライセンスが管理されています。このためローカルな環境での運用が前提のスタンドアロンやプライベートサーバであっても認証の際には必ずインターネットに接続し、このアカウントマネージャにサインインすることが必要です。

しかし、もし Altium Designer(もしくはライセンスサーバー)がインストールされている PC がどうしてもインターネットに接続できない場合には、インターネットに接続されている他の PC を使ってアクティベーションを行い、取得したライセンスファイルを目的の PC にコピーすることによって、インターネットに接続できない PC でも Altium Designer を稼動させることができます。さらに、これもうまくいかない場合には、アルティウムが、ライセンスファイルの取得を代行します。

以上が、Altium Designer のライセンスタイプの概要です。Summer 09 で新しく追加されたオンデマンドライセンスの利用により、今まで課題となっていた Altium Designer の持ち出しを容易に行うことができます。

なお、これらのライセンスタイプ変更は購入後に変更することができます。スタンドアロンとオンデマンドは、アルティウムに依頼しなくても自分でできますので費用はかかりません。またフローティング(プライベートサーバー)とオンデマンドの切替はアルティウムに依頼しないとできませんが、いまのところこれも無料です。

それぞれのライセンスタイプの特徴を理解して、購入前に最適なライセンスタイプを選ぶことが大切ですが、もし選択を誤っても後で変更できますので、それほど心配しなくてもダイジョーブです。

一人にしておくのは勿体ない - Altium Designer で設計分担

Altium Designer は極めて多くの機能を備えており、しかもそれらの機能は一体化されています。そしてこれらのツールは、デザインエントリーから CAM 出力までの一連の開発プロセスの全域をカバーしており、さらにその範囲はボードレベルだけでなく FPGA のハードとソフト開発の分野にまで及んでいます。 Altium Designer への入り口

FPGA のハードとソフト開発を含め、デザインエントリーから CAM 出力までの開発をすべて一人で行うスーパーエンジニアにとっては、これさえあれば何でもできる最高のツールです。しかし実際の開発現場ではたいてい、開発フロセスは複数のエンジニアによって分担されています。 日本ではこれが普通です。特に企業規模が大きくなるほどその傾向は顕著です。

このため、極度に統合が進んでいる Altium Designer の導入を躊躇される方々もおられるようですが、これは誤りです。どのように設計を分担しても、データの一貫性を保つことができる Altium Designer は設計分担に最適なツールです。そこで私どもは Altium Designer を 「複数のエンジニアによる設計分担のためのツール」と位置づけて、設計分担があたりまえの日本の皆様にお奨めすべきだと考えています。

しかし、Altium Designer を無条件に 「複数のエンジニアによる設計分担のためのツール」として位置付けるには若干の無理があります。

Altium Designer ではすべての機能に対して一つのライセンスが発行されています。このため 一人が回路図を書き始めれば、PCB や FPGA 機能などの他の機能がすべてふさがってしまい、複数のエンジニアが個々の機能を使いまわすことはできません。よって Altium Designer を 「複数のエンジニアによる設計分担のためのツール」としてご利用いただくためには、ライセンスの追加が必要になります。

そこで今回は、Altium Designer 拡張セットをお使い(または導入予定)の方々に、Altium Designer のライセンスの追加によってどのような、設計分担と連携が可能になるかを、あらためてご紹介したいと思います。

Altium Designer 拡張セットに 基本セット ライセンスを追加する

通常の電子機器開発の現場では、PCB 設計と回路設計の担当者が分かれており、PCB 設計者の数よりも回路設計者の数のほうが多いのが一般的です。このような現場でのライセンス不足に対してはまず、基本セットライセンスの追加をお奨めします。

基本セットにはPCB の基板外形作成やPCB 部品の配置機能が含まれています。すなわち、PCB の配線を行う直前までの作業ができます。このため、回路設計者が主要な部品の配置までを行い、その後の作業を PCB 設計者に任せるという分担が可能です。また基本セットではAltium Designer の PCB ファイルを読み込んで表示させることができますので、設計が終った PCB ファイルが意図どおりに出来上がっているかを精密にチェックすることができます。

またもし、OrCAD などの他社製品で回路図を作成されている場合には、基本セットのライセンスを追加して Altium Designer に移行することにより、回路変更を行った場合にも簡単に回路図とPCB データの整合をとることができ、ECO ファイルのやり取りなどのわずらわしい作業は一切必要なくなります。

また FPGA 開発を他社ツールで行われている場合にも、基本セットのライセンスを追加して Altium Designer に移行されることをお奨めします。この場合、PCB 設計中に行われた IO ピンの入れ替えを簡単なコマンド操作で FPGA 設計にバックアノテートすることができ、わずらわしい手作業での書き換えやファイルのやり取りは必要なくなります。

Altium Designer 拡張セットに 拡張セット ライセンスを追加する

開発が進み実装設計の段階に入ると、PCB 設計ツールの使用頻度が高まります。フロントエンドの回路設計ツールの使用頻度が高い場合にも、PCB 付の拡張セットライセンスを追加することにより、実装設計段階でのボトルネックを解消することができます。拡張セットの追加により PCB 設計のオ?バーフロフローを外注委託せず、社内の Altium Designer で吸収することにより、回路設計と PCB 設計の間の緊密な連携を保つことが可能になります。

さらに、Altium Designer Release 10 では、1 枚の PCB を複数の設計者が共同設計するための機能が追加されます。拡張セットライセンスを追加することにより、この新機能を利用して 1 枚の基板を幾つかのパートに分け、複数の設計者で設計を分担して行うことができるようになります。

では Altium Designer は分業に最適 Altium Designer で設計を分担 もあわせてご覧いただき、複数のライセンスの組み合わせによる効率的な運用をご検討ください。

Altium Designerの日本語環境

Altium Designer は日本語に対応していますか?というお問合せを良くいただきます。答えはもちろん 「YES」 ですが日本語対応といってもいろいろな要素がありますので、ここであらためてご説明いたします。

まず画面表示については、メニューとダイアログボックスの日本語化が完了しています。ただし、デフォルトが英語設定になっていますので、インストール直後は英語表示のままであり、インストールの後、設定を変更することにより日本語の表示が可能になります。また一度日本語に説邸しても、必要な場合にはいつでも英語表示に戻すことができます。

また、回路図および PCB レイアウト上への日本語の入力も可能です。日本語の入力専用のフォントは用意されておらず TrueType フォントを使用します。なお、PCB 上に日本語を配置した場合には古い標準ガーバーでは出力することができません。今となっては極めて稀なケースだとは思いますが、もしまだ標準ガーバーでのやり取りが要求される場合には、外部のツールを用いて日本語を挿入することが必要です。

当然、部品表などのドキュメントにも日本語を使用することができます。CAD ツーの全域にわたり TrueType が使用しますので、ワープロや表計算などのアプリケーションと同様に、手軽に日本語を入力することができます。

では、日本語表示への切り替え手順を説明します。

まず Altium Designer を起動し メニューバー左はしの [DXP] メニューから Preferences コマンドを選びます。これにより Preferences DXP System Generalダイアログボックスが表示されますのでこの中のLocalizationグループの Use localized resorces にチェックを入れることによって行います。設定はこれだけですが、Altium Designer をリスタートが必要です。これが終ると画面が日本語に切りかわります。

set_jp1.png


また、設定画面にはSystem Fontの設定項目があり、これを設定することにより画面表示に使用するフォントを選ぶことができます。しかし日本語表示にはこの設定変更は必要なく、変更すると見にくくなることが多いので触らないほうが良いと思います。

画面を日本語表示に切り替えるだけであればこれで終わりですが、回路図や PCB で日本語を使用する場合には、以下のように使用するフォントを日本語フォントに切り替えなくてはなりません。

フォント属性を持ったテキストオブジェクト
デフォルトは英語フォントに設定されていますので、そのまま日本語を入力すると文字化けします。この場合、テキスト入力時にダイアログボックスを開き、日本語フォントに設定することにより日本語を巣用することができるようになります。

set_jp2.png 

また、[DXP] >> Preferences >> Schematic >> Default Primitives(回路図の場合)[DXP] >> Preferences >> PCB Editor >> Default Primitives(PCBの場合)使用するフォントのデフォルトを日本語ファントに切り替えることができます。これによりテキスト入力のたびに日本語フォントを指定するという無駄な作業が不要になります。なお、日本語画面に切替後 "Preferences"コマンドは「プリファレンス」と表示されます。

フォント属性を持たないテキストオブジェクト
回路図シンボルの端子名やネット名はフォント属性を持っていません。これらのテキストオブジェクトに日本語を使用する場合には、Document Options(ドキュメントオプション)ダイアログボックにあるフォント設定を日本語フォントに切り替える必要があります。

この切替えを行う場合、まず[Design] >> Document Options を選びます。そして表示されたた Document Optionsダイアログボックス上の Change Syustem Font ボタンを押して日本語フォントを指定します。なお画面が日本語の場合には [デザイン >> ドキュメントオプション - システムフォントを変更] となります。

set_jp3.png


また、回路図上のタイトルブロックへの情報の記入に本語を使用する場合には、テンプレートファイルの該当部分のスペシャルストリングに日本語フォントが指定されていなくてはなりません。

これらの設定により Altium Designer 上での日本語の利用が可能になります。ただし、ヘルプのドキュメントは日本語に翻訳されていませんので、上記の設定後も日本語にはなりません。

Altium Designer の機能

このカテゴリには Altium Designer の機能と使い方 に関する記事が集められています。「アルティウムの情報箱」の「Altium Designerの機能/用法 」の続編になります。

以下は、旧アルティウム情報箱の記事へのリンクです。 こちらも合わせtご利用ください。なお古い記事の説明は、最新の Altium Designer の絹と異なる場合がありますのでご注意ください。

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