2005年04月02日

完 Protel の価格を語る

「Protel はなぜこんなに安いの?」という疑問にお答えしなくてはならない一方で、「Protel も高くなったね」とか「もっと安いのはないの」という声を聞くこともあります。

確かにProtel 99 SEでは回路図エディタが148,000円でしたので、248,000円のCircuitStudio 2004ではかなり値上がりしたことになります。また、以前は単独のPCBが498,000円で入手可能でしたのでPCBだけしか使わない場合、Protel 2004 は2倍に値上がりしたことになります。実際には、価格上昇分を補ってもあり余るほどに機能が拡張されていますので決して割高ではありません。特にCircuitStudio 2004 には多くPCB機能が含まれており、従来PCBツールが無ければできなかった仕事の範囲までカバーできます。またProtel ツールのコスト/パフォーマンスの高さは、他社製品と比べていただいてもよくわかると思います。

Protel ツールの単価の上昇は、ツールの統合により個別製品が無くなったためです。しかしこの統合はデータの連携を高度化するために必要不可欠なものです。

以前は、回路設計者は回路図を描くことだけが仕事で、PCB設計に関知しなくてもネットリストさえ出せば動作する基板ができあがってきました。またPCB設計者は、さほど回路図の動作を理解していなくても基板の設計が可能でした。しかし現在では回路の高速化により、両者が双方の技術を理解して互いの専門分野に立ち入って共同作業を進めることが必要になってきています。このような仕事の進め方は、単独の回路図エディタやPCBツールではできないため、どうしても複数の機能が統合されたツールが必要になります。統合ツールは一人ですべての仕事をこなすためだけでなく、設計者どうしが緊密な連携を行うためにも必要です。Protel ツールはこのような背景によりProtel 2004CircuitStudio 2004に集約されました。

すでに現在、このような仕事の進め方が必要な案件は増えてきていると思います。また、Protel には時代を先取りした設計手法を可能にする多くの機能が含まれています。個別のツールで事足りている設計者の方々も、新しい手法を開拓するためにうまくご利用いただければ、統合化されたProtel ツールも決して割高なものではないはずです。

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