2005年04月21日

グリッド表示の単位系

グリッド配置のインチ/ミリの選択とは別に、設定や表示をどっちの単位系で行うかということも重要です。

ミリ間隔にグリッドを配置した場合には、表示単位系にインチを用いる理由はありませんが、グリッドをインチ間隔に配置した場合には、表示単位にインチを用いた方がわかりやすい場合があります。

デザインルール(線幅/クリアランス)の設定や計算がその典型的な例です。

例えば、DIP ICの端子間に配線を一本通すための設定を行うとします。この場合、端子間隔100milを4分割して25milのグリッドに設定します。そしてパッドのサイズを60milとすると配線スペースは端子間に40mil(100-60=40)のこります。この中央に12milの線幅で配線すると配線の両側には14mil((40-12)÷2=14)のクリアランスがのこります。なにしろ元の数値が100ですのでこのように簡単に計算ができます。もしこれがミリメートルの場合には、25.4mmを4で割るところから始まりますのでこんなに簡単には暗算できません。

配線中には、このような割り算/足し算/引き算でルールを確認しながら、配線経路を探す場面がしばしば発生しますので、楽に暗算できるインチ表示のほうが作業が楽になります。しかしその一方、基板外形の作成や位置指定部品の配置にはミリメートル単位を用いる必要があります。

いろいろなケースが存在しますが総合的な判断としては、PCBに設計に用いる単位系には可能なかぎりミリメートルを用いるべきであるといえます。しかし、いまだにインチ系部品が多く使われている現状ではミリメートルは万能とはいえず、インチとの使い分けがある程度必要な状況です。

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