2005年04月05日

Protel 運用のエッセンス

Altium のボードレベル設計ツールには、Protel 2004CircuitStudio 2004の2種類があります。また運用形態にあわせて、ネットワークライセンスとノードロックライセンスの2種類が提供されています。Protel を安価に導入して効率良く運用するためにはこれらをうまく併用することが重要です。

(1) Protel 2004CircuitStudio 2004の併用
Protel 2004にはボードレベル設計に必要な一連のツールがすべて含まれています。CircuitStudio 2004は、Protel 2004からデザインエントリーに必要な機能を抜き取ったProtel 2004のサブセットであり、データと操作には完全な互換性が保たれています。またCircuitStudio 2004には、PCB編集機能とCAM機能は含まれていませんが、配線工程以前の基板設計機能と、PCB/CAMデータのビューワを備えています。従来は、回路設計者が基板設計を含む一連の設計工程を管理するためにはPCBツールに高額な出費が必要でしたが、PCB機能のエッセンスが含まれているCircuitStudio 2004では、単品の回路図エディタ並の出費ですんでしまします。このため、Protel 2004CircuitStudio 2004の併用により、システムコストの削減が可能です。Protel は、一人ですべての仕事をこなすためではなく、むしろデータの連携を目的として統合が行われています。この特徴を生かすことにより、複数の設計者による共同作業を効率よく行うことができます。

(2) ネットワークライセンスとノードロックライセンスの併用
Protel ツールには、ネットワークライセンスとノードロックライセンスの2種類があります。ネットワーク版では複数の設計者がライセンスを共用することができますので、Protel の購入ライセンス数を最小限に押さえることができます。一方ネットワークバージョンの場合は、Protel を社外に持ち出す場合には不便が伴いますので、このよな場合にはノードロックライセンスの併用が有効です。このように双方をうまく組み合わせることにより効率的な運用が可能になります。

(3) Windows環境との整合性
Protel ツールでは、Windows環境との整合性が重視されていますので、汎用のWindowsツールや、社内に蓄積されたWindows環境の応用/管理技術を利用して運用の効率を上げることができます。独自性の強い環境で動作するCADツールの運用には選任の管理者やメーカの手厚いサポートが必要でしたが、Windows環境との整合性の高いProtel の場合には、社内のIT技術者の助けを借りることにより設計者自身による運用が可能になります。

CADメーカはそれぞれ特徴のあるツールを提供しています。新しいツールを導入する場合には従来の運用方法にとらわれず、新しいツールの特徴を生かした運用が必要です。Protel は単に安価に統合されているだけでなくトータルシステムとして効率運用が可能なツールです。ぜひともこの特徴を生かしてシステムを構築していただきたいと思います。

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