2005年04月27日

Protel 99 SE から2004へ

CADを乗り換える場合の障害ついてこれまでに何度か取り上げてきましたが、古いバージョンを新しいものにグレードアップする場合にも、CADデータのフォーマットや操作性の相違により同様の問題が発生する場合があります。

Protel 2004では、旧バージョンのProtel 99 SEから大幅な改良が行われています。以前のバージョンとのデータの互換性が確保されていますのでデータの移行はスムーズに行えますが、操作性が大きく異なるため移行に手間取ることが多いようです。

例えばProtel 2004では、99 SEから変更された以下の部分で戸惑う場合があります。

(1) プロジェクト・ファイル
Protel 99 SEでは、DDB(MS-ACCESSデータベース)ファイルに個別のデザインデータが埋め込まれて、プロジェクトをこのひとつの統合ファイルで保存/管理する仕組みになっていた。一方、Protel 2004では統合ファイルが廃止され、個別のデザインファイルとそのプロジェクト構造を定義するリンクファイルによってデザインデータを保存/管理する仕組みに変更された。
(2) 一括変更の方法
Protel 99 SEには、デザインの一括変更のために Global Change(Global Edit)機能が備えられていたが、Protel 2004ではこれがFind Similar ObjectsObject Inspectorとの組み合わせに変更された。
(3) PCBのネットリストの読み込み
Protel 99 SEでは、ネットリストの読み込みに Load Netlistコマンドを用いたが、Protel 2004ではShow Differences 機能を使ってネットリストを読み込むように変更された。
(4) 回路図のネットリスト比較
Protel 99 SEでは、ネットリストの比較に Netlist Compareコマンドを用いたが、Protel 2004ではShow Differences機能を使ってネットリスト比較を行うように変更された。

Protel 99 SEからProtel 2004に移行すると、上記の変更に気付かず機能が無くなってしまったと勘違いしてしまうことが多いようです。確かにDDB統合データベースファイルは無くなりましたが、それ以外の箇所は以前よりも高度化した新しい機能に置き換えられています。

Protel 2004は改良された最新バージョンですので従来のものより機能が劣ることはありません。今まで使っていたコマンドが見つからない場合には、Protel 99 SEでできたことがProtel 2004でできないはずはないという確信を持って、新機能を見つけ出し使いこなしてください。

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