2005年06月21日

手動ベタ塗り機能

SP2以降のProtel/Altium DeignerのPCBツールでは、自動塗りつぶし機能のない手動面パターン作成(ベタ塗り)機能が加わりました。Protel PCBツールには、Windows 版の最初のバージョンから自動ベタ塗り機能が備えられていましたので、手動面パターン作成機能に対しては差し迫った必要性ありませんでした。しかしこの手動の機能には、自動ベタ塗り機能にはないいくつかの特長があります。このためこの2種類の機能を対象に合わせて使い分けることにより、ベタエリアの作成をより能率的に行うことができます。そこでまず、この手動面パターン作成機能の特長をあげてみます。

(1) 完全に形状をコントロールすることができる
自動ベタ塗り機能の場合には、意図どおりの形状が得られない場合が多々発生する。また周辺部品の移動やクリアランス値の変更によって形状が変化する。
(2) Re-pour(Re-build) の煩わしさがない
自動ベタ塗りでは、手を加えるたびに塗りなおしが実行される。
(3) 形状修正がサクサクできる
自動ベタ塗りでは形状に変更を加える際の反応が遅く、重いものを引きずっているように動きが鈍い。

これらの特長を生かせる部分は多々あります。おそらく電源基板の設計では、自動ベタ塗り機能よりもこちらの、手動機能を使うほうが能率的な箇所が多いと思います。

さらに便利なのはこのベタ塗り機能が、PCBのライブラリエディタでもサポートされていることです。これを使えば、特殊形状のパッドが簡単に作れます。そこでひとつ、片面基板で使われることが多いカットランド形状の部品パッドを作成してみました。

cutrnd.jpg

従来このような形状のパッドは、多くのトラックを貼りあわせて作成していました。しかしこの手動のベタ塗り機能を使うとマウスで輪郭を描くだけで簡単に作成することができます。

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