2005年06月01日

Protelで、ながら設計

Protel のマルチタスク動作に関する質問が、忘れたころにやってきます。それは主にマニュアル設計と自動配線を同時に行うことができるか?という質問です。例えば、部品配置を終わったあとルータを走らせている状態で、その経過を確認しながら部品配置を修正したり、また別の基板を設計したりするというような使い方です。

確かにこれができると便利です。まず自動配線を分離する必要がなくなりますので、コンピュータやライセンスの数を節約できます。また、マニュアル作業中はCPUがほとんど遊んでいる状態ですので、この時間(CPU Time)を有効に自動設計に利用できます。

そこで質問を頂いた機会にこれを試してみたところ、あと一歩でなんとか実用になりそうな印象を受けましたので、その結果を紹介します。

(1) ルータを回しながら、PCBのマニュアル設計を行う

PCBファイルを2枚いて、片方で自動配線を起動します。そして他方で部品の移動を行ってみました。この時、PCBの部品をマウスでつかンだ瞬間に、自動配線画面からマニュアル設計画面にコントロールが移ってしまい、自動配線が休止します。そしてその後、つかんでいる部品を放すとコントロールが自動的に自動配線に戻って配線が再開します。このように、どちらか片方しか動かないという切り替え動作でした。しかし編集作業の空き時間に自動配線が行われますので、結果的には同時に動いているのと同じ結果を得ることができます。

ただし、コントロールが切り替わるとき、ワンクッション遅れますので単独で使用するときのようにスムーズな編集を行うことはできません。これがあと一歩の理由です。

(2) ルータを回しながら、回路図を描く

回路図ファイルとPCBファイルをそれぞれ1枚づつ開いて、PCBの方を自動配線します。そして一方の回路図の部品を移動してみました。この場合も上記PCBの部品移動の場合と同様な切り替え動作が行われ、自動配線中にも回路図がなんとか描けるということがわかりました。

このように後一歩で使い物になりそうですので、まだやったことが無い人は試してみてください。

一方、プラットフォームに目を向けてみると、今CPUとOSのトレンドが大きく変わろうとしています。それは、64BitとDual Coreへの移行です。Altiumでは今までプラットフォームの流れを読みそのリソースを先取りして製品を改良してきたという経緯があります。そこで、この64BitとDual Core プラットフォーム のリソースを利用した、新バージョンへの期待が高まります。おそらく、ここで試したようなマルチタスクの実現は朝飯前なのではないでしょうか?もっともこの程度のながら設計なら、最速のDual CPUプラットフォームを使えば、今でも十分できるのかもしれません。

Comment on "Protelで、ながら設計"

"Protelで、ながら設計"へのコメントはまだありません。

Post a Comment

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •