2005年12月23日

続 Protel ブランドの行く方

Protel ブランドの消滅がアナウンスされ、弊社としても早急な対応を迫られています。

この一大事に対して誤った対応は許されませんので、Altium 社がこれほどまで性急に一大決心をしなくてはならなかった事情を私なりに考えてみました。

その結論としては、Altium 社がProtel の持つ基板設計ツールとしての強いブランドイメージの圧迫に絶えられなくなったのではないかということです。

今やProtel は自他ともに認める有名ブランドであり、誰もがコストパフォーマンスの高い基板設計ツールを思い浮かべます。しかし現実には、Altium 社は組み込みソフトウェア開発ツールの取り込みに多大な開発投資をしており、すでにAltium Designer によりCPU のハードウェアとソフトウェアを含む統合開発環境を実現しています。

この製品の先進性と有効性を皆さんにご注目いただくためにはまず、このAltium Designerに対してこの製品の性格を反映した新しいイメージを伴うブランディングが必要になるわけです。しかし、いかにProtelがサブブランドであったとしても Protel があまりにも有名であり、このProtelをAltium Designer の主要ツールとして捕らえているユーザが多いという状況では、Altium Designer も基板設計ツールの単なるバリエーションとして捕らえられがちです。そしてこのことにより Altium Designer が基板設計の範疇を大きく超えた新しい製品であることの訴求が困難になります。

そこで、この足かせから逃れる究極の手段として、Protel を消すという結論に達したのではないでしょうか?

Protel があるとProtel(基板設計ツール)しか注目されないという現状は理解できます。そしてなによりも、Altium Designer はほんとうに素晴らしい製品です。私は2ヶ月くらい前に Nexar 体験セミナーに参加し、ハードウェアとソフトウェアの開発を同一環境でインタラクティブに行える Altium Designer の素晴らしさを実感しました。そして皆様にも、Protel のイメージにとらわれることなくこの新しい製品の良さを知っていただきたいと考えています。

アナウンスされた以上、もう後戻りはできません。そしてAltium Designer 6.0 のリリース目前の今となっては、もう心の準備をしている段階ではなく事態は切迫しています。

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