2005年12月26日

Altium Designer 6の新機能

Altium Designer 6 の出荷が始まりましたが、予想に反してスケジュール通りに出てきましたので、準備が追いつかず少々慌てています。

ライセンスオプションの名前が大きく変わった事と、デザインエントリー機能が分離されたことに対しては違和感を拭えませんが、その機能は驚くほどに強化されておりアルティウム社の底力を感じます。特にこのAltium Designer 6 で拡張された PCB 機能は、実際の設計業務にすぐに役立つ、実用的なものが多いように思います。

そこでまず、Altium Designer の PCB設計機能の拡張、すなわち Board Implementation によって新たに実現された機能をリストアップしてみました。

このリストは、アルティウム社の What's New http://www.altium.com/WhatsNew.pdf から抽出しました。項目名はおおよそ原文に合わせてありますので、詳細は本文を参照してください。またこのリストと本文との間に食い違いがあった場合には、本文の説明に従ってください。

では、以下のリストをご覧ください。

・Board Insignt syustem
- Insignt Lens(拡大鏡)
虫眼鏡により、ワークスペース上のオブジェクトを拡大表示
- Hands-up Mode
表示データの取得と貼り付け(foverにより、詳細データの貼り付けが可能)
- Popup mode
簡単なマウス操作によりカーソルの下にあるオブジェクトの詳細データを表示
- Panel mode
Popup mode と同様のデータをパネルに固定表示
- Enhanced Visual Pick List
重なったオブジェクトに対して選択を容易にすために候補リストの改良
- Dynamic Net Highlighting
Ctrl + Alt で、カーソルを置くだけでクリックしなくてもネットがハイライト
- Display Net names on track
配線パターン上にネット名を表示
- Enhanced single-layer display
単一レーヤ表示の場合にも、バックに薄暗く他のレーヤを表示
- User-configurable pad and via details
パッドとビアの詳細な表示条件設定
・Flip and edit the board
半田面視(基板裏側から見た状態)での表示編集機能
・Smart Interactive Routing
マニュアル配線過程で、同一層上の始点と終点とを自動的に結び、配線を完結させる半自動機能
・Defining and Managing the differential pair
差動ペアの定義と管理
・Design rule definition for the differential pair
差動ペアのデザインルール設定
・Routing a differential pair
差動ペアの配線
・Full differential pair support for FPGA designs
ピンペア・スワップを含むFPGA の差動ペアのサポート
・Signal Integrity support for differential pairs
差動ペアの伝送線路シミュレーション
・Pin/Part Swapping with Dynamic Net Assinment
差動ペアやBGA 配線引き出しと連携動作する新しい部品/ピンスワップ
・BGA Escape Routing
BGA パッドからの自動引き出し配線
・TrueType font support
日本語文字を含むTrueTypeフォントのサポート
・Improved Interactive Routing
マニュアル配線に多くのモードとショートカットおよび設定機能を追加
・Preserve track angles while dragging
配線パターンの折れ曲り角度を固定したままコーナを移動
・Fully integrated with your company's database
外部データベースとのリンク機能が大幅に強化され、全てのライブラリ属性データが外部データベースとリンクし、外部データから直接部品の呼び出しが可能。加えてOrCAD CISをフルサポート
・Import Wizard - simplified inporting from other design tools
インポートウィザードの改良により、他機種で設計された既存データの再利用が容易
・Design Snippets - Easy reuse of edxisting designs
再利用したい既存データ(全体または一部を)デザイン・スニペットフォルダに保存し、必要なときにパネルから呼び出して再利用
・Object Unions
Union コマンドが拡張されオブジェクトの一体化の範囲が拡大
・PCB Reports in XML or HTML
基板レイアウトのデータを XML または HTML で出力
・Compare and update PCB compornents from libraries
ライブラリ内のフットプリントの全オブジェクトとデザインデータ間を比較解析し、相違をリストアップすることにより正確にアップデート
・Protect Intentional Routing Loops
ネットごとのLoop Removal設定により、意図的なループ配線が解除されないように保護することが可能
・Move by offset
オブジェクトの相対座標値指示による移動
・Separate Drill files for plated and non-plated holes
ドリルデータ出力時に、スルーホールとバカ穴を分離
・Enhanced DXF/DWG Interface
DXF/DWG 入出力時の変換条件の設置項目を拡張
・Improved MCAD Data Exchange
IGESとIDFへの出力機能の拡張と出力ファイルサイズの最小化
・Pick and Place Output Generation
エンベッデッドボードアレィ機能を用いて設計した multi-PCB の座標値データ出力をサポート

ざっとこんなところですがいかがでしょうか?
PCB 以外の機能についても追ってリストアップの予定です。

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